Vol.4「お悩み解決事例」結婚後の転職について


今回のテーマは、女性の働き方~結婚編~です。 結婚を見据えた転職で多く寄せられるお悩みについて、実際にご転職を経験された方の事例をもとにお話します。

結婚後のキャリアプランが見えない...


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調剤薬局で正社員勤務してきた20代後半の女性(Aさん)より、「結婚を機に働き方を変えたいと思うけれど、結婚後のキャリアプランが漠然としている」というご相談をいただきました。残業が多く帰宅時間が遅くなる今の職場では家事との両立が大変になるため、プライベート重視の働き方に変えた方がよいと思うけれど、結婚・出産後もフルタイムでしっかり仕事をしてスキルをつなげて行きたいという気持ちも強いとのことで、転職活動の方向性を迷っていらっしゃるようでした。

 

職場復帰の壁は、「ブランク期間」よりも「仕事と家庭の両立」!


まず、ご相談者のAさんの迷いの元は何かを探って行きましたが、勤務日数・時間を減らしたり、仕事を辞めてしまうと、知識やキャリアが途絶えて復帰が難しくなるのではないか、という不安が強いようでした。しかし、実際のところは、結婚・出産による退職後、子育てが落ち着いてから職場復帰をされる薬剤師さんは非常に多いですし、さらに、経験がどうであるかよりも、仕事と家庭の両立ができるかどうかが、復帰を左右する一番の要因になっています。無理をしながら仕事を続けて、結局中途半端に辞めてしまった場合、復帰にネガティブな考えを持たれる方もいますので、生活スタイルに合わせて余裕のある勤務条件で、仕事と家庭の両立のコツを掴んでいくことが、長く働いていける秘訣といえます。

 

調剤薬局における安定性の判断ポイントとは?


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以上のようなご相談の後、Aさんは、結婚後は家事に慣れることを優先して勤務日数・時間を減らして働くことに決め、将来的に子育てをしながらも働けるように、正社員・フルタイム以外の働き方で自分に合った職場を見つけていくことにしました。また、キャリアの問題以外にも、旦那様に転勤の可能性があったり、子どもも早くほしいと思っているなど、先が読めない状況であることも転職に課題があったため、数ヶ月単位など期間限定の働き方ができる派遣就業を選びました。派遣では、生活の変化に合わせて働き方が決められることの他にも、様々な職場を経験できることでスキルにもつながるというメリットがあるためAさんのキャリア設計に向く働き方でしたし、実際、無理のない範囲で仕事ができるしやりがいもあると満足して勤務されています。

 

編集後記

仕事を軸にするのか、家庭を軸にするのかは、人生のタイミングによって変化するというお声はご面談時にもよく聞かれます。結婚や出産は人生の大切な転機ですので、生活と仕事を上手に調和させていく働き方を見つけて行っていただきたいと考えています。

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