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  • 公開日:2016.11.29

薬剤師の転職で「私服でお越しください」と言われたときは何が正解?

薬剤師の転職事情

 

普段白衣を着ている薬剤師さんにとって、転職面接の服装は悩みます。転職面接で私服を指定されたときの服装マナーを知り、薬剤師としてのキャリアにつなげましょう。

 

■オフィスカジュアルをベースとします

転職面接で私服を指定するからには理由があり、指定に沿ったスタイルで無難な服装を選びましょう。スーツで行くのは面接官の意図を無視する結果になり、あまりおすすめできません。ビジネスシーンで浮かないシンプルな私服が基本となり、オフィスカジュアルにあたるトーンでまとめます。

男性薬剤師さんなら薄いカラーのワイシャツやカットソー、スーツ以外のジャケットにスラックスなど、ベーシックな服装が良いでしょう。女性薬剤師さんなら落ち着いた色味のカーディガンに膝丈スカート、ジャケットやブラウスなどでまとめます。

男女ともに足下はスーツスタイルと同様のファッション、革靴もしくはパンプスに統一しましょう。

 

■ファッションから人となりを見ています

服装には人の個性が表われるもので、どんな服装で来るかによってパーソナリティを見ています。無難にスーツでまとめると会社の意図に反することになり、指示通りの行動がとれない人材とみなされて、出だしからつまずいてしまいます。ざっくばらんに話がしたい、という人事部の意図もあるため、会社の指示に従いましょう。

オフィスカジュアルでどの程度まで許されるかは社風によって異なりますが、清潔感があって信頼度を損なわないスタイルなら大夫です。業界の常識がわからない場合は控えめな服装、かつシンプルなトーンでまとめます。

薬剤師業界は比較的保守的な考えを持つ人事担当者が多く、個性的なファッションよりも落ち着いた雰囲気が好まれます。スーツに準じる服装で、インナーを変える程度を想定するといいでしょう。自分の好きなスタイルよりも面接官の心象を重視した服装選びで、転職面接を無難に乗り切りましょう。

 

■優しい色使いで好印象を与えましょう

ワイシャツやブラウスの色味を明るいトーンのカラーにすると、温かみがあって優しい印象を持ってもらえます。ピンク、イエローなど暖色を持ってきて、好印象を与えましょう。

男性ならワイシャツ、女性ならカーディガンなどで取り入れると自然で、違和感なく着こなせます。暖色とは言え濃い色味をチョイスすると奇抜な印象になりやすく、ビジネスシーンには不向きです。よく見ると色が入っていることがわかる程度のアイテムで、上手に色を取り入れましょう。

ワイシャツやカーディガン以外の上下を落ち着いたトーンのダークカラーでまとめると、派手な見た目になりません。淡いブルーなど寒色を選ぶと、誠実さや清潔感、スマートな印象を持ってもらえるので、管理職や研究職などの転職面接におすすめです。

なりたい印象に合わせた色味をチョイスしてイメージをコントロール、転職面接の追い風としてください。また、企業で働いている社員に合わせた服装をするのもおすすめです。どのような服装で働いているかわかる場合は参考にしてみましょう。

 

■過剰な装飾品や肌の露出を控えます

男女ともにアクセサリーは控えめで、結婚指輪や腕時計程度に留めるのがマナーです。体調が悪いときに薬局に行って、薬剤師さんの胸元から派手なネックレスがのぞいたらどうでしょう。本当に信頼できる相手か不安になって、相手への信頼度に影響します。

また、きつい香水の匂いや派手な髪飾りなどもマナー違反にあたるため、ビジネスシーンでは控えます。転職面接は仕事と同じ感覚で訪問するのがマナーなので、過剰な装飾品は場にそぐわない服装と言えるでしょう。

半袖や半ズボン、短いスカートなど肌を露出する服装も、ビジネスの場には似合いません。胸元のボタンは上までしっかり閉めて、誠実な印象を与えましょう。

私服でお越しください、と言われるとプライベート感覚になりがちですが、ビジネスシーンに個性や過剰なお洒落は不要です。医療従事者として恥ずかしくない服装を選び、薬剤師として信頼に足る人材であることをアピールしましょう。

 

■まとめ~薬剤師の転職で「私服でお越しください」と言われたときは何が正解?

1.オフィスカジュアルをベースとします

私服を指定された場合はオフィスカジュアルをベースに考えて、スーツ以外の服装を検討します。清潔感があって信頼される服装が好印象になりやすく、面接官の評価につながります。

 

2.ファッションから人となりを見ています

私服面接の目的は服装から性格を判断することにあり、指示内容をしっかり守れる人材か見られています。指示を無視してスーツで行くとマイナスの印象になりやすいので気をつけましょう。

 

3.優しい色使いで好印象を与えましょう

上級テクニックとして、パステルカラーなど優しい色味を取り入れて印象をコントロールする手もあります。淡いイエローやピンクなどを上手に使って、温かみのある人柄をアピールします。

 

4.過剰な装飾品や肌の露出を控えます

過剰な装飾品、肌の露出など医療関係者にふさわしくないファッションは控えます。胸元が開きすぎた服、短いスカートなども印象を悪くするので、服装選びに配慮しましょう。

ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2016/11/29

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