服薬指導に活かす医薬品情報

 

アジルバ錠

Q

何のお薬?処方目的は?

A

適応症は「高血圧症」です。通常、1日1回20mgを経口投与します(1日最大40mg)。
血液透析中の患者さま、厳重な減塩療法中の患者さま、利尿降圧剤投与中の患者さまには、急激な血圧の低下を起こすおそれがあるため、低用量から投与を開始する等、患者さまの状態を十分に観察しながら慎重に投与する必要があります。

Q

作用機序は?

A

本剤はAT1受容体に結合してアンジオテンシンⅡと拮抗し、血管収縮作用を抑制することによって生ずる末梢血管抵抗の低下により降圧作用を示します。
また、24時間にわたり降圧効果を示し、夜間高血圧や早朝高血圧を改善する等、血圧日内変動を是正します。従来のARBよりも高い降圧効果を持つものと期待されています。

Q

副作用は?

A

重大な副作用として、血管浮腫、ショック、失神、意識消失、急性腎不全、高K血症、肝機能障害、横紋筋融解症が報告されています。その他の副作用として、めまい、頭痛、血中K上昇、血中尿酸上昇、下痢等が報告されています。

Q

投与禁忌は?

A

アリスキレンフマル酸塩(ラジレス)を投与中の糖尿病患者さまで非致死性脳卒中、腎機能障害、高K血症および低血圧のリスク増加が報告されているため禁忌です。
また、妊婦または妊娠している可能性のある婦人への投与も禁忌です(後述)。

Q

妊婦への投与について

A

妊娠中期及び末期にACE阻害剤やARBを投与された高血圧症の患者さまで羊水過少症、胎児・新生児の死亡、新生児の低血圧、腎不全、高K血症、頭蓋の形成不全及び羊水過少症によると推測される四肢の拘縮、頭蓋顔面の変形、肺の低形成等があらわれたとの報告があります。
国内において、妊娠の判明以降も服用を継続している症例、胎児への影響が疑われる症例が、継続的に複数例、報告されています。
妊娠する可能性のある婦人に投与する場合には、胎児に与える影響を説明し、妊娠が判明した場合には直ちに投与を中止し、速やかに医師に相談するよう説明しましょう。

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