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  • 公開日:2016.06.09

薬剤師のボーナスはどれくらいもらえるの?

ボーナスで年収は大きく変わります。 薬剤師の場合、平均的にはどの程度もらえるのでしょう? 転職の際に見ておきたい薬剤師のボーナスについて紹介します。

平成26年度、薬剤師ボーナス平均は80万円

政府発表データによると、平均80万円くらいのボーナスが見込まれます。 これは、他の業種と比較して10万円程度高い水準です。 ボーナス面から見ても、好待遇の職種と言えます。 年代別だと、20代、30代、40代の順に金額があがっていきます。 キャリアを積むほど高い役職に就く人が多いためです。 同じ会社で何年も頑張っていれば、ボーナスがあがっていくと考えられます。
なお、あがり方には企業ごとの癖があります。 毎年比例的にあがる会社もあれば、ある年齢になったときに一気にあがる会社もあります。 また、年収同様に職場によって差がでます。
ドラッグストア勤務薬剤師のボーナスは、他の職場より高めです。 ボーナスの差が年収に響いているとも言えるでしょう。 初任給が高い分、薬剤師のお給料はあがりにくい傾向があります。 ボーナス査定の差が平均年収を左右することも読み取れます。 年収のベースアップを目指すなら、ボーナス支給予想額をもとにして転職先を探しましょう。

ボーナス予想をもとにして転職先を探す

求人票を見ると、直近のボーナス支給実績を掲載していることがあります。 これは、企業が出している実際の数字です。 ボーナス支給額の予想をする際、比較的信憑性が高い指標になります。
ただ、ボーナスは会社への貢献度で決まるものです。 初年度だとどの程度もらえるか予測しづらいことがあります。
実際のところを知りたい場合は、コンサルタントに相談しましょう。 初年度年収交渉の一貫として、ボーナス支給見込み額の算出をしてもらえるためです。 月収とボーナスを合わせた数字が年収になるため、当然必要になる交渉です。 どの程度まで融通が利くかはコンサルタントの腕次第なので、実績があって信頼できる人に相談しましょう。
企業面談の際に、自分から年収を聞くのは気が引けます。 待遇だけを判断基準にしていると見られると、悪影響にもなりかねません。 そんな時、代わりに交渉にあたってくれるコンサルタントが活躍します。 転職条件として、なるべく高い見込み額の確約を狙いましょう。

個別の評価点でボーナスが決まる民間企業

薬剤師の就職先は、民間企業も候補です。 ベースのボーナス支給額が決まっていても、貢献度が加味されることがほとんどです。 仕事をがんばるほど、ボーナスが高くなります。
ボーナス査定の方法は、先輩から聞き出します。 転職前なら、コンサルタントに聞いてみましょう。 自分が得意な方法でボーナスアップできると年収が変わります。 月収が同程度なら、ボーナスが高いほうが有利です。
お給料が全てではないとは言え、モチベーションを維持する手段です。 もらったお金を資格取得費用にあてて、スキルアップすることも可能です。 年収があがると、視野がどんどん広がります。 より高度な仕事にチャレンジするともっと高いお給料をのぞむようにもなるでしょう。 ボーナスをもらう時になって「こんなはずではなかった」と感じることがないようにリサーチを徹底しましょう。

年俸制でボーナスがない会社もある

外資系の一部の会社では、年俸制システムをとっています。 年俸制とは、年収ベースでお給料の約束をすることです。 年齢・勤続年数にとらわれずに賃金が決まり、成果が反映されやすい特徴があります。 ボーナスがない代わりに、翌年の給料があがると考えてください。
また、年俸制とはいえ残業代はしっかりつきます。 一定時間の「見込み残業」が含まれていることもありますが、超過分は支払いの対象です。 そもそも「残業」がない管理職以外の求人なら、どこまでが基本給の範囲なのか確認しましょう。
定期的に支払われるボーナスがないと寂しく感じることもありますが、年収の見込みが立てやすいメリットがあります。
やる気が翌年のお給料に反映されると考えれば、モチベーションもあがるはずです。 年俸制のほうが、年収が高くなる人もいます。 ボーナスプラス月給とどちらがいいかは、個人の考え方で変わってきます。 どんな社風の会社で働きたいか考えながら検討するといいでしょう。

まとめ〜薬剤師のボーナスはどのくらいもらえるの?

1.平成26年度、薬剤師ボーナス平均は80万円
平成26年実績・薬剤師のボーナス平均は80万円くらいです。 他の職種と比較して高い数字で、一定の賞与額が見込める職業と言えるでしょう。 年収同様に、年齢と比例してあがるところも特徴です。
2.ボーナス予想をもとにして転職先を探す
ボーナス予想をもとに転職先を探すと、年収アップにつながります。 求人票のボーナス支給実績やコンサルタントの意見を参考によさそうな会社を探しましょう。 条件交渉の材料として、ボーナスを使うこともできます。
3.個別の評価点でボーナスが決まる民間企業
民間企業に就職すると、個別評価点に左右されます。 査定方法をよく調べて、有利な条件の会社に決めましょう。 就職後なら、先輩に聞くのもひとつの手です。 年収があがると仕事のモチベーションにつながります。
4.年俸制でボーナスがない会社もある
年俸制をとっていると、ボーナスがないことがあります。 その代わり、実績が翌年のお給料に反映されます。 実力主義の外資系に多く見られるシステムです。 がんばって働けば、より高い年収を得ることもできます。

ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2016/06/09

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