薬剤師さんの転職活動に関するお悩みに、薬剤師転職のプロであるファルマスタッフのコンサルタントがお答えする『薬剤師転職のお悩み40選』!「何から転職を始めればいいか分からない」「求人情報でチェックすべきポイントは?」「自己PRなど書類が上手く書けるか不安」などのお悩みを、転職の流れに沿ってQ&A形式で解説していきます。転職を進める際のヒントになるはず。ぜひ、ご活用ください。

転職活動の流れ順にチェック!
転職Q&A

転職検討

転職活動期間はどのくらいかかりますか?

状況により異なりますが、調剤薬局、ドラッグストア、病院などへの転職であれば、内定を得るまでに2週間~1ヶ月程度の方が多いようです。その後、退職の手続きと引継ぎに1~2ヶ月程度を要す流れとなります。既に離職している方であれば、数日で決まりその後すぐに入社されるケースもあります。

転職は人生における重要な選択の一つですので、転職期間が短かければ良いというものではございませんし、期間が長ければ良いというものでもございません。転職活動は時間も労力もかかりますので、効率的に進めることが大切だと考えます。

最近では、市場の変化により書類選考を通過することが難しくなってきており、面接も通りにくくなっているのが現状です。そのため、「職務経歴書の作成に時間をかける」「1社だけではなく複数の志望先に応募する」などの対策を行っており、以前に比べ転職活動期間は長くなってきております。

紹介会社の多くで、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策などを行ってくれます。効率的な転職活動を進めるためにも、是非ご相談ください。

転職活動時期に最適な(有利な)時期はいつですか?

業種により多少異なりますが、一般的には医療機関が繁忙期である11月~2月頃が一番求人数が多く、3月以降になると4月に新卒者が入社する関係で採用人数が減少します。また、新卒者の配属先が確定する6月~8月頃も、配置人数の過不足が明確になる時期なので中途採用の求人が増える傾向にあります。採用人数の多いことが必ずしも転職の最適な時期になるわけではありませんが、求人が多い時期は転職に有利な時期と言えるのではないでしょうか。

転職活動は何から始めればいいのですか?

転職活動の流れを知るところから始めましょう。ここでは、転職の流れを簡単に説明いたします。

  1. 自身が転職で実現したいことや希望条件などを整理する。
  2. 履歴書などを作成しながら自身の経歴や能力をまとめていく。
  3. 友人や紹介会社から求人情報などを集めていく。
  4. 気になる求人があれば積極的に応募する。
  5. 書類選考が通過したら面接を受ける(※)
  6. 内定が決まった場合、概ね1週間を目処に内定先に返事をする。
  7. 現職先で退職の手続きと引継ぎを行う。
※正社員希望の場合、2~3社の面接を受ける場合が多くなっています

転職活動期間の目安として、内定を得るまではおおよそ1ヶ月程度をみていただくと良いでしょう。その後、退職の手続きや引継ぎなどを経て1~2ヶ月後に内定先に入社する流れとなります。

まずは転職の流れを知り、自身が転職で実現したいことや希望条件などを整理していくことが大切です。

どのようにスケジュールを管理すればいいですか?コツを教えてください。

転職のスケジュールを管理するコツは、転職の全体像をしっかりと把握することです。いつまでに転職したいのかを考え、ゴールから逆算して計画を立てると良いでしょう。先にも述べましたが、内定を得るまでの期間は転職活動を開始してから1ヶ月程度になります。一般の企業に比べ開始から内定を得るまでの期間は短いですが、短期集中になることが多いので、スケジュール管理や調整は紹介会社のコンサルタントと一緒に進めるのがおすすめです。

転職が決まるまでに退職してもいいですか?

ケースバイケースではありますが、原則は現職を続けながら就職活動をされるほうがより納得感のある就職活動ができます。
現在、新型コロナウイルス感染症の影響などで求人が少なくなり、以前と比べ面接時の採用ハードルも大幅に上がっております。
そのため、「本命の希望先が不採用になってしまう」、最悪の場合「どこにも受からない」といったことも十分に考えられ、現職の環境が極端に悪いなどの理由がない限りは、現職と比較しながらの転職活動をおすすめしています。

ただし、現職の就業規則などで退職まで極端に時間がかかる(3ヶ月以上)場合は、就職活動や入社の時期がだいぶ先になってしまうため、受け入れ先が限られてしまう場合がございます。こうした場合は退職を先にしたほうが良いこともありますが、いずれも紹介会社のコンサルタントへ相談し、納得のいく方法で進めていきましょう。

現職が多忙な場合、転職活動の進め方にコツはありますか?

多忙な中で転職活動を上手く進めるコツは2点あります。

1つ目は、面接を実施する期間を2~3週間にまとめ集中的に実施することです。シフト勤務や残業で忙しい中面接を実施するのはやはり難しく、平日の休みに1~2件受けるのが精一杯です。あまり長い期間をかけてだらだらと面接を受けるより、2~3週間の中で3~4社程度受けると、効率よく面接から検討まで進められます。

2つ目は、利用する紹介会社を絞ることです。複数の紹介会社を利用すると、どうしてもスケジュール管理が煩雑になり、それぞれの日程調整が難しくなってしまいます。できれば利用する紹介会社は1社にまとめ、面接などのスケジュール管理を一元化すると良いでしょう。

転職回数が多いことは不利になりますか?どのように説明すれば良いでしょうか。

確かに転職回数が多くなると不利になるのは事実です。ただし回数よりもその理由が重要です。薬剤師の転職理由は大きく分けて以下の2つです。

  1. 環境・生活変化による転職
  2. 自身の希望を叶えるための転職

①については結婚、出産、転居、介護などが主な要因となりますので、採用側もやむを得ない理由として判断します。②については整合性がないと場合によっては、自分勝手、耐性がないなどと判断されてしまう場合があります。②の理由が多い方についてはどうして退職を決意したか、また次の転職先に何を求めて転職をしたかをよく振り返って具体的に説明できるようにしましょう。そのうえで紹介会社の担当者と一緒に退職理由、転職理由を整理し、考えていくのが良いでしょう。

ブランクがあっても復職は可能ですか?

ブランクがあっても復職は可能ですが、当然経験者と比べてハードルは高くなってしまいます。復職できる可能性を高くするためには、お仕事をされていない時に少しでも復帰に向けた準備をしておくことが大切です。たとえば、「日経DIを定期購読をする」「e-ラーニングで研修を受ける」なども方法の一つです。

もちろん、採用側でも調剤経験だけでなく、お人柄や意欲、入れるシフトなど多角的に見て採用を判断しております。家庭との兼ね合いも考慮しつつ、勤務条件についてはできる限り働ける曜日や時間の枠を広げると、採用側もシフト調整など受け入れの検討がしやすくなるでしょう。

体調不良などによる休職は伝えるべきですか?不利になるのでしょうか。

傷病により休職されていたことを応募先に伝える義務はありませんが、転職先で安心して就業するためには事前に伝えることをおすすめします。

休職の事実を知ってもらったうえで採用してもらう方がご自身にとっても安心なはず。また、傷病に対して、企業からフォローを受けられることもあります。「業務に支障が無く働けること」を伝えたうえで、不安な点があれば入社前に確認しましょう。

万が一、入社後に発覚した場合、互いの信頼関係に影響する可能性もあります。ご自身と企業側にとって安心できる形を選択しましょう。

人材紹介会社やエージェントを使うメリット・デメリットを教えてください。

人材紹介会社やコンサルタントを利用するメリット・デメリットは以下の通りです。

【メリット】
■応募書類や面接のアドバイスを受けることができる

最近は需給のバランスの変化により、選考ハードルが上がっている傾向にあります。その中で内定獲得率を上げるためには少しでも質の高い応募書類を作成し、面接での正しい受け答えやPRが求められます。

紹介会社を通すことで履歴書・職務経歴書の添削はもちろん、面接対策まで実施することも可能です。また、面接同行まで行っている紹介会社であれば、実際の質問内容まで把握しているため、より安心して面接に臨んでいただくことが可能です。

■条件交渉や面接調整を代行

応募者の立場からするとなかなか企業に対して直接的に条件交渉はし難いものです。また、交渉の仕方次第では心象が悪くなるケースもあります。

紹介会社であればプロの立場から適切に交渉を実施することが可能です。また、在職中でしたら応募企業とのやり取りだけでも時間を要しますが、紹介会社に依頼することで応募企業との窓口を一任できます。特に複数企業に応募する場合は日程調整や条件提示等のスケジュール調整が難しい場合もありますので、紹介会社に一任するメリットは大きいでしょう。

【デメリット】
■自分のペースで転職活動を進められないリスク

紹介会社によっては選考を急かされるケースがあります。結果として、焦って転職先を決めてしまったという後悔をされないように、ご自身のスケジュール感やご希望をしっかりと伝えることが大切です。

■担当者との相性

担当者との相性も非常に重要です。なかには会社の利益を優先してご自身の転職に親身になって寄り添ってくれていないと感じられることがあるかもしれません。大切な転職活動を任せられるパートナーとして安心できないと思われた場合は、無理をせずに紹介会社の利用を中止されるか、担当者を変更された方が良いでしょう。

転職をするかどうか悩んでいる場合、どうすればいいですか?

転職することを悩まれているということは退職に繋がる絶対的な理由は無いけど現職に対する不満もお持ちであるかと存じます。もちろん、転職が最良の選択肢でないことも往々にしてございます。

ただ、悩まれているのであれば、まずは相談や情報収集から初めて現状を知ることも大切な一歩かもしれません。第三者から客観的なアドバイスを受けることで、ご自身の考えが整理されることもあるはずです。

ご相談される上では国家資格を持ったキャリアコンサルタントでしたらより的確な情報提供やご助言が出来るかもしれません。一人で悩まずに誰かに相談されることも転職をすべきか否かを判断される大切な一歩ではないでしょうか。

情報収集

年収の相場について教えてください。

勤務エリア、企業規模、保有資格などで年収の相場は変動します。以下、あくまでも一般論ですが、それぞれについて解説いたします。個別で見ると相場に当てはまらないケースもありますので、気になる点については紹介会社にご相談されることをおすすめします。

■勤務エリア

一般的に薬剤師数が多く、採用しやすい都市部よりも採用困難である地方が年収相場は高くなっています。地域別の平均年収を比較すると最も高い地域と最も低い地域では150万円~200万円程度の開きがあります。

■企業規模(個人薬局、中規模チェーン、大手等)

一般的に経営者の裁量で賃金を決定できる個人の方が年収は高くなります。ただ、個人薬局の場合は管理薬剤師以上の役職が望めず年収が頭打ちになることがございます。半面、チェーンであればキャリアアップすることで生涯年収は個人薬局よりも高くなるケースが多いです。

■保有資格

かかりつけ薬剤師になるための認定薬剤師はもちろん、薬局認定制度による専門医療機関連携薬局等の新設に伴って、専門資格の需要は高まっています。会社が求める資格を有することで、大きな年収増を図ることも可能です。

■役職(管理薬剤師、薬局長、一般薬剤師)

当然ながら役職採用であれば、責任に応じた手当が支給されるため総じて年収増につながります。

月給制と年俸制の違いを教えてください。

「年俸制」は提示された1年間の給与を12か月で分割して毎月支給されます。賞与については大きく分けて、「①月給に含んだ状態で12分割」「②賞与は月給とは別で支給」「③業績に応じて支給」といった仕方があります。それに対し、「月給制」は基本給が毎月決まっていて、業績に応じて賞与があります。

「事前に1年を通しての収入が決まっている年俸制」「毎月固定の給与とあわせ、直近の業績結果に応じて賞与が変動する月給制」、そうイメージすれば分かりやすいでしょう。

アルバイトや派遣から正社員になれますか?

まずは募集状況の確認が必要になります。雇用主が、「アルバイトや派遣で充分。正社員としての勤務を求めていない」といった場合も多くあります。

また、実際に働いているからこそ、普段の勤務態度から募集はなくても正社員で雇用していただくといったこともあります。その際は、職業安定法に基づき、正社員としての就業条件の確認も忘れないようにしましょう。

未経験の職種(職場)に転職は可能ですか?転職活動で気を付けるべきことを教えてください。

経験の有無に関わらず、転職活動で気をつけることはしっかりとした現状確認と情報収集です。

大きなキャリアチェンジになるからこそ、「これまでの経験で身についたスキル」「何故希望するのか」を明確にしましょう。その上で、「伝わる志望動機」を作成して、書類選考や面接に挑むことが大切です。

情報取集においては、「身近にいる未経験の職種で働いている人の意見を鵜呑みにしない」ということも大切です。人それぞれ価値観や考え方も違うため、参考程度に留めておきましょう。

採用側が注視するのはキャリアに伴う自信や安定を求めることではなく、新天地でも頑張ろうとする意欲と意気込みと素直さです。

短期間での転職は不利になりますか?

転職理由にもよるため、「不利」とは一概に言い切れません。たとえば、配偶者の転勤やご家族の転居等の場合はあまり深く問われません。

ただし、「自己都合」の場合は伝え方を変えてみましょう。その際注意するポイントは、他責ではなく前向きな自責です。「ネガティブな経験から得られた気づきを今後に活かしたい」といった伝え方をすると印象もよくなりますし、担当者にも前向きさが伝わりやすくなります。

企業選び

情報収集(企業研究)はどのようにすれば良いですか?

企業のHPやニュースサイトをチェックします。企業HPは企業の自己紹介の挨拶のようなもので、その会社で大切にしたい想いや将来への展望などが掲載されています。ご自身のお気持ちとマッチするような内容であれば、相性のよい企業と言えるでしょう。また、企業の安定性や業界規模等は、経済新聞や業界紙、ニュースサイトなどをチェックしましょう。

何から始めたらよいかわからず、手始めに情報が欲しいという方は、紹介会社に相談してみるのも一つの方法です。求人票の情報提供だけでなく、企業側の本音、会社の内情、店舗ごとのリアルな情報など、その方に合わせた情報を提供してくれるでしょう。

求人情報でチェックすべきポイントを教えてください。

求人情報では以下の点を必ずチェックしましょう。

■会社の安定性の指標
  • 企業規模
  • 事業内容
  • 今後の展望(国の方針に向けて動いているか)
  • 事業の内容(薬局だけかそれ以外もあるのか)
■長期就業が見込めるか
  • 産休育休の取得状況と復帰率
  • 有給消化率、離職率
  • 年間休日
■人を育てる社風かどうか
  • 研修制度(OJTだけでなく、集合研修や年次ごとのフォローアップ研修などがあるか)
  • 資格取得補助があるか、資格取得者への手当があるか
■労務環境は適切か
  • 残業時間
  • 人数体制と処方枚数
  • 人材募集の理由
  • 見込残業の有無(有りの場合、どの程度の時間数が含まれているか。)
自分にあった求人の選び方のコツはありますか?

まずはご自身が大切にしていることを明確にしましょう。

たとえば、ご自身で大切なことを3つ、絶対に嫌だと感じることを一つ挙げてみてください。その考えに照らし合わせ、求人票などを元に情報を比較していくと、自分に合った企業がみえてくるでしょう。

また、効率よく企業を探したい方は、紹介会社に相談するのも一つの選択肢です。転職に至るまでの経緯や本音の部分を伝え、自身の転職について意見を聞いてみるのもよい方法ではないでしょうか。経験を積んだコンサルタントと話をすることで、転職で大切にしたいことがご自身の中で明確になってくることがあります。

何社応募するべきですか?

最低でも書類選考は5社、面接は3社程度応募することをおすすめします。

ここ数年は診療報酬改定や新型コロナウイルス感染症の影響で、有効求人倍率が下がっており、転職市場についても以前のように選考を受ければ内定をもらえるという状況から大きく変化しています。5社書類応募して、3社書類選考を通過し、面接を経て内定がもらえるのは最終的に1~2社と考えて動いた方が良いと思います。

しかし、1人で何社も選考を受けるのは簡単なことではありません。とくに面接日程の調整などはかなりの労力を使います。少しでも自身のご負担を軽減したい方は、紹介会社に相談してみるのも一つの方法です。面接の日程調整はもちろん、履歴書・職務経歴書の添削や面接のサポートを受けられるのは大きなメリットでしょう。

以前に不採用になった企業への再応募は可能ですか?

「再応募不可」の記載が求人票になければ可能です。ただし、少なくても半年から1年の期間を空けること、自分に足りなかったスキル・経験を身につけることをおすすめします。まずは採用に至らなかった原因を客観的に考えて、自己分析を行いましょう。再応募までに十分スキルアップして、一回り大きくなったことを示せるように準備するのが成功への近道です。

同業他社への転職は可能ですか?また注意することを教えてください。

現職または前職の就業規則や退職規定を確認しましょう。「同業他社に転職してはならない」という規定が存在していたり、退職時の約束事として記載されていたりする場合があります。とは言え、薬局や病院からの同業転職は一般的なもの。気にせず転職を進めても問題ないでしょう。

書類作成

履歴書と職務経歴書の違いを教えてください。

「履歴書」は、所定の用紙に必要事項を正確に時系列に沿ってまとめたもの。「職務経歴書」は、詳細な職務内容をまとめ、応募先に対する自己PRを記載するものを指します。

薬剤師転職の場合、薬局や病院などの医療機関であれば履歴書(職務経歴欄を含む)のみで構いません。ただし、製薬メーカーなど企業に応募する場合、職務経歴書の提出が求められることが多いので注意しましょう。

職務経歴書を必要としない場合でも、面接を見据えてご自身の経験を整理することをおすすめします。アピールポイントをしっかり伝えられるよう準備しましょう。

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証明写真はいつごろのものを使用すべきですか?

3か月以内にカラーで撮影したものを使用しましょう。写真撮影時は、髪型を整えてスーツを着用するのが原則です。証明写真は、"現在のあなたかどうか"が重要なので、なるべく新しいものを使用しましょう。

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転職回数が多い場合、一部省略しても良いですか?

職歴が多いことが、悪印象に繋がることはありません。「幅広い経験を持っていること」でもあり転職の際は武器にもなりえます。心配になるとは思いますが、経歴詐称に繋がりかねないので、全ての職歴を書くようにしましょう。

応募書類の自己PR欄には何を書けば良いですか?

「自己PR」は悩んでしまうもの。とは言え、特別な経験やスキルが必要ということはありません。「朝一番に出勤して準備を整えていました」「周りが楽しく働けるように声を掛けていました」など些細なことで大丈夫です。応募先の担当者が見ているのは、『入社後に活躍してくれる人物かどうか』。企業のHPなどから得た情報をもとに、"求める人物像"であることをアピールしましょう。

もし書き方に悩んだ場合、ぜひ紹介会社のコンサルタントにご相談ください。添削をはじめ書類作成のサポートも無料で提供していることが多くあります。

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未経験の業種や職種に転職したい場合、志望動機・自己PRを書くコツを教えてください。

大切なのは、「未経験の業種に挑戦する理由」と「その業種で何に取り組みたいのか」をしっかりと伝えることです。そのためにも、業界研究や企業研究がポイントで、書類作成前に入念な準備が必要となります。さらに、今までの経験をどう活かせるのかまで伝えられると、好印象を与えられる内容になるでしょう。

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複数の企業に同時に応募しても良いですか?

もちろん大丈夫です。ご納得いただける就業の実現のため、複数の選考を並行して進めることをおすすめします。

ここ数年は薬剤師を取り巻く環境が大きく変わっており、すぐ内定が出ないことも。また、職場の雰囲気や携わる業務内容は、運営企業や地域ごとに異なっています。より良い職場を見つけるためにも、複数社に応募して比較検討することが必要です。

書類提出後、なかなか面接まで行けない場合の対処法を教えてください。

まずは書類を見直してみましょう。履歴書などの応募書類では、「お会いしてみたい」と担当者が感じる内容であることが大切なポイントです。

たとえば、「教育制度が充実しているため志望しました」という内容は、「受け身である」と担当者に捉えられてしまう可能性があります。教育制度について触れるのであれば、それらを活用してどのような薬剤師になりたいかを記載してみることも一つの方法です。

面接・選考

面接の準備で必要なもの(こと)を教えてください。

基本的に、顔写真付きの履歴書(応募先によっては職務経歴書も)、またメモをとるためのメモ帳やボールペンをご準備ください。

各種書類は封筒もしくはクリアファイルに入れて持参しましょう。また、面接は書類の内容を踏まえた質問が多いため、事前に内容を確認して口頭でも答えられるようにすることが大切です。職歴の説明や自身の長所・短所は良くある質問です。過去にあったエピソードを軸に、具体的に頑張ったことやりがいに感じたことなどを添えられるとお人柄までしっかりと伝わるでしょう。経験などを整理して、自分自身を振り返ってから当日を迎えてください。

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志望動機が(思いつか)ない場合、どのように伝えれば良いですか?

HPや求人票を改めて確認してみてください。「応募したい」と思うきっかけになったポイントがあるはずです。たとえば、「将来性のある企業に感じた」という場合、あなたが置かれている現状があってのことかと思います。現状はどうなのか、新しい環境でどのような薬剤師になりたいのか、しっかりとイメージすることで志望動機が整理できるのではないでしょうか。

もし書き方に悩んだ場合、ぜひ紹介会社のコンサルタントにご相談ください。添削をはじめ書類作成のサポートも無料で提供していることが多くあります。

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面接にはどんな格好で行けば良いですか?

スーツ着用が基本です。色は、黒や紺、グレーにしましょう。男性の場合、ネクタイは派手すぎないものが望ましく、靴下に関しても黒や紺を選んでください。女性の場合、スーツにふさわしいインナーを選びましょう。

また、清潔感を意識した髪型や身だしなみも好印象に映るポイントです。男性は、シャツはアイロンをかけたもので、ネクタイの結び目が歪んでいないかご確認ください。女性は、派手なメイクはせず、健康的であるかどうかを意識しましょう。アクセサリーは結婚指輪以外は付けない方が無難です。また、香水やヘアケア用品などを使う場合、香りが強くないものを使用しましょう。

担当者は、「職場に相応しいかどうか」をポイントに見ています。第一印象が選考に影響することもありますので、「他者からみられる自分」を意識して準備してください。

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自己PRでは何を伝えれば良いですか?

「頑張ってくれそう」「貢献してくれそう」と担当者にイメージしていただけることが大切です。そのためにも、あなたの長所や得意なことを、具体的エピソードと共にお伝えしていきましょう。

とは言え、「自己PRと言われても...」「PRできることなんてない...」と悩まれる方も多くいらっしゃいます。しかし、誰にでも長所はありますし、意外と自分自身では気づけないだけなのです。

たとえば、特別だと思っていないことが、他人から褒められた経験はありませんか?それこそが、あなたの長所であることが少なくありません。その長所は仕事でどのように役立っていますか?今後はどのように活かしていけそうですか?...など、こうしことをヒントに、自分自身について振り返ってみてはいかがでしょうか。ご家族やご友人などに尋ねてみるのも良いかもしれません。

それでも、困った時は、ぜひ紹介会社にご相談ください。当社のコンサルタントは、これまで数多くの薬剤師をご支援してきた"魅力探しのプロ"でもあります。じっくりお話する中で、あなただけの魅力を発見します。気づかなかった長所に出会えるかもしれませんよ。

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退職理由が、「人間関係」でも良いですか?

退職理由は、"前向きな内容"をお伝えすることがおすすめです。

薬剤師に多い退職理由は、「人間関係に悩んだから」「待遇が仕事に見合わないから」などですが、そのまま伝えることでマイナスなイメージを抱かれることも少なくありません。「人間関係に悩んだらすぐに辞めてしまうのでは」などと担当者に先入観を持たれてしまう可能性もあります。こうした時は、ポジティブな言い方に変換していきましょう。

たとえば、人間関係に問題があり叶えられなかったことはありませんか?人間関係が円滑だったらどのように仕事に取り組んでいきたいですか?『これまではできなかった○○をやってみたい』『これまでの経験を活かしてステップアップしたい』など、応募先でチャレンジしたいことに変換して伝えてみてください。

とは言え、転職に至る状況は人それぞれですので、正直にきちんと説明したいということもあるでしょう。そうした場合でも、マイナスな印象とならないよう、伝え方や表現については工夫する必要があります。面接はあくまでも、あなたのご経験やお人柄、可能性をアピールする場であるとお考えいただくと良いでしょう。

年収や福利厚生に関する質問をしても良いですか?

転職を検討するにあたり、給与や福利厚生は非常に気になるポイントでしょう。質問自体は問題ありませんが、タイミングや質問の仕方には注意が必要です。給与や福利厚生だけに関心があると思われて、マイナスな印象を与えてしまうのは避けなければなりません。

タイミングは、面接の序盤はNG。また、自分から率先して話題にすることも避けましょう。終盤の質問時間、または担当者から話題が出てきたタイミングが望ましいです。質問の仕方も、どのような印象を与えるかを考えるとよいのではないでしょうか。たとえば、年収に関して質問したい場合、「年収はどのくらいアップしますか」ではなく、「経験を積みステップアップしたい」「長く勤めて企業に貢献したい」と想いを伝えながら、年収の伸び率や各ステージでの年収例を確認するのであれば悪い印象も抱かれないのではないでしょうか。質問する際は、「どのような印象を与えそうか」を担当者の立場で考えてみることが大事と言えます。

面接に苦手意識がある方、うまく質問できるか心配な方は、ぜひ紹介会社にご相談ください。面接対策はもちろんのこと、面接で聞きづらい質問があれば、コンサルタントが代理で確認いたします。必要に応じて、「面接同席」も行いますので、不安がある方でも心強いのではないでしょうか。

他社の選考状況を聞かれたときの対応(伝え方)を教えてください。

選考状況についてお伝えして問題ありません。複数社の選考を受けているケースは珍しくないため、企業側も理解されています。担当者がこのような質問をするのは、選考スケジュールを把握・調整したい、志望度の強さを確認したいなどの意図があります。具体的な選考状況を聞かれた場合、「2社ほど受けておりまして、結果待ちです」「○○ができることを軸としておりますので、〇日にもう1社面接予定です」と選考段階やスケジュールを回答して構いません。

志望度合いを質問された場合、もし第一志望が他にあったとしても、「御社が第一志望です」とお伝えするのが基本になります。嘘をつくのは避けたい......と思われる方もいらっしゃるかもしれません。とは言え、正直すぎる回答はマイナスな印象を与えてしまい、あなたへの正当な評価を得られなくなってしまう可能性があります。第一志望と断言しづらい場合でも、「御社を強く志望しています」「第一志望群のひとつです」など、志望度が高い姿勢はお伝えしておくのがよいのではないでしょうか。

内定・退職

内定の返事はいつまでにするのが良いですか?

「A社の内定が出たけれど、昨日面接したB社の結果がまだ来ていない。A社にはいつまで待ってもらえるんだろう?」。このようなお悩みは複数社選考を受ける方に多いでしょう。

内定承諾は返答期日が定められていることが多いので、その期間内に。遅くとも1週間以内にお返事をしていただくと良いと思います。じっくり比較検討するためにも、複数社の選考を受ける場合には、面接日を近い日時にするのも一つの手段です。

退職時の流れや必要な手続き、書類などについて教えてください。

就業中の場合は、「退職手続き」を進めなくてはいけません。企業毎に退職に関する決まりがあるので確認しましょう。一般的には、退職希望日の1~2カ月前には退職意思をお伝えし、「退職願」を上司に提出する必要があります。退職願が受理され、退職日など具体的な話がまとまったら、「退職届」を会社に提出しましょう。また、会社から貸与された備品や健康保険証、定期券など返却が必要になります。必ず確認して、きちんと返却するようにしましょう。

「なかなか辞めることを言い出せない」と躊躇される方もいらっしゃいますが、言い出すのが遅くなれば遅くなるほど欠員補充や現職の業務引継ぎなどに影響してしまいます。お世話になった企業のご迷惑にならないように、手続きを進めていきましょう。

退職させてもらえない(後任がいないため引き継げない)場合、どうすれば良いですか?

まず、後任がおらず引き継げない状態は会社の都合です。『会社の同意がなければ退職が出来ない』わけではありません。民法では、労働者は期間の定めのない雇用契約に関しては、2週間前に退職の意思を告げる(解約の申入れをする)ことで退職できるとされています。

しかしながら、双方円満で退職手続きを進められることが一番ですよね。会社の規則に沿って退職意思を伝えているのにも関わらず引き留められてしまった場合、ご転職に踏み切ったご自身の気持ちを思い起こして、上司の方に説得を試みてください。それでも頑なに退職を認めないようでしたら、「退職の意向を伝えたが、認めてもらえない」旨をさらに上の上司に相談しましょう。退職に関する法的根拠を把握した上で相談することで、スムーズに進む可能性が高まります。

上司に退職を伝える時期やタイミングはいつですか?

退職意思を表示するタイミングは、就業規則により異なります。まずは現職の就業規則をしっかりと確認しましょう。一般的には、退職希望日の1~2カ月前に定められていることが多いです。

お話をする際は、事前にお時間をいただけるか確認し、落ち着いた環境でお伝えするようにしましょう。文句や不満を伝えることも避けた方が無難です。改善策や異動を提案されたり、ご自身のイメージダウンに繋がったりと、スムーズに進まない可能性があります。「県外に家族が転勤になって...」など嘘をつくことも、狭い薬剤師業界ではリスクです。

退職意思の伝え方や退職手続きに不安がある方も、ぜひ紹介会社にご相談ください。ご状況やお気持ちを踏まえた伝え方などもコンサルタントが一緒に考え、サポートいたします。

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