薬局探訪
2018.08.02

ファーマライズホールディングス株式会社 インタビュー

ファーマライズホールディングス株式会社 インタビュー

ファーマライズ薬局 浦安中央店
店長 井口梨沙さん
薬剤師 依光優美さん

社内外のコミュニケーションを大切に、挑戦と成長の機会を与えてくれる会社

全国に338店舗※を展開するファーマライズグループ。座りカウンターでの服薬指導のスタイルをいち早く取り入れ、患者様とのコミュニケーションを重視しています。
かかりつけ薬剤師や在宅医療にも積極的に取り組み、地域医療に貢献しているファーマライズ薬局の社風とお仕事の内容についてお聞きしました。
(※2018年6月現在。ドラッグストア等含む。)

座りカウンターで、より細やかで丁寧な服薬指導を


最初に、会社のご紹介をお願いします。

井口さん:当社は現在、全国で338店舗を運営しています。他にも連結子会社13社が事業を運営している企業グループです。※
ファーマライズ薬局は、処方箋に対する医薬品の調剤だけでなく、地域の健康拠点となる新しい調剤薬局の形を目指し、さまざまな取り組みを行っています。
(※2018年6月現在。ドラッグストア等含む。)

ファーマライズ薬局の特長を教えてください。

井口さん:大きく3つあります。
1:座りカウンターの設置
より細やかで丁寧な服薬指導を実現するため、患者様がゆっくりと腰かけられる「座りカウンター」を設置しています。効率的に業務を行うことも大切ですが、店舗では患者様とのコミュニケーションを第一に考えています。

2:かかりつけ薬剤師制度
会社として積極的に「かかりつけ薬剤師制度」に取り組んでいます。
浦安中央店では、約260名の患者様からかかりつけ薬剤師をお任せいただき、患者様お一人おひとりにきめ細やかなケアを行っています。

3:推奨ジェネリックの選定
自社の独自審査をクリアした「推奨ジェネリック医薬品リスト」を作成し、信頼できると判断された医薬品のみを患者様に提供しています。
このリストのおかげで患者様に納得してお薬を使ってもらうことができていると感じますね。

image左:OTC棚はポップで見やすく。夏らしい飾りつけは、患者様に喜んでいただきたいという気持ちが伝わってきます。
右:浦安中央店の店内。プライバシーに配慮した座りカウンターが設置されています。

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風通しがよく、積極的に挑戦できる社風


image浦安中央店の皆さん。皆さん和気あいあいとお話しされていました。

まずは、お仕事について教えてください。

依光さん:私は、今年新卒で入社し、研修を受け浦安中央店に配属になりました。
一日の仕事の流れとしては、朝9時の開店前にスタッフ全員で店内の掃除をします。その後は、患者様をお迎えして、お話をお聞きしてお薬をお出しします。
入社してまだ少しですが、患者様と接することや、直接ご要望をお聞きする機会が多く、毎日が勉強になっています。
井口さん:私は入社4年目で、本年より浦安中央店の店長を任されています。
薬剤師としての仕事はスタッフと同じですが、店長としては、患者様に喜んでいただけるお店作りと、スタッフ全員が仕事のしやすい環境づくりができるように心がけています。
「薬局は処方箋工場になってはいけない」という社長の考え方を、お店で実践していきたいと考えています。

ファーマライズ薬局はどのような社風ですか?

井口さん:明るく、コミュニケーションの取りやすい職場だと思います。上司やエリアマネージャーにも意見や相談などもしやすいので、非常に風通しのいい社風です。
また、これがやりたいという提案も積極的に採用してもらえるので、挑戦しやすい環境だと思いますね。
浦安中央店は、総合病院に隣接していて、様々な処方箋をお持ちいただくので、お薬の知識が身につきます。また、近隣の介護施設などと連携しているので、薬局以外の医療従事者とお話をする機会もあり、刺激を受けながら働けていますね。

依光さんはどうお感じですか?

依光さん:店長と先輩方がとてもやさしく指導してくれていると感じます。入社後の集合研修でも、薬の知識よりも、マナー、グループワーク、意見発表などのカリキュラムが多く、会社としてもコミュニケーション力の育成に力を入れていると感じました。


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やりがいを感じるところはどんな時ですか?

依光さん:患者様とお話をさせていただいて、「ありがとう」と言っていただいた時ですね。
井口さん:スタッフが楽しく仕事をしてくれていると感じる時です。あとは、かかりつけ薬剤師をお任せいただいた時に、信頼していただいていると感じます。
また、会社全体で、よりよいサービスを追求するための様々な取り組みがあります。こうした取り組みに手を挙げれば参加できることもやりがいに繋がります。
取り組みの例としては、当社のDI室ではジェネリックの推奨後発品を自社で選定しています。メンバーは、メーカーの方に来ていただいて勉強会を開催し、先発品との比較をしながら、「推奨ジェネリック医薬品リスト」を作成しています。
他にも、調剤過誤防止委員会では、調剤過誤の報告書を基に、会社として再発防止をするためにどうすべきか対策を検討し発信しています。
こうした社内の取り組みにも、声をあげれば参加させてもらえますし、店長という立場を与えてもらったことにもやりがいを感じます。

薬剤師としての仕事に加えて、兼務をすると負担が大きくないですか?

井口さん:社内での取り組みは全国のメンバーで構成されていて、Web会議などの活用で効率化を図っていますので、負担が大きいとは感じません。それよりも、仕事の幅が広がることにやりがいを感じます。

かかりつけ薬剤師の認知を上げていきたい


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かかりつけ薬剤師への取り組みについて教えてください。

井口さん:会社としても積極的に取り組んでいます。店舗でも、患者様にかかりつけ薬剤師の制度についてお話をして、お任せいただいています。定期的にご来店いただく患者様にはお声がけしているのですが、まだご存知ない方も多いですね。
また、在宅医療にも力を入れています。地域医療に貢献し、主治医という呼び方が一般化しているように、かかりつけ薬剤師の認知を上げていきたいですね。

ファーマライズ薬局にはどんな人が合っていると思いますか?

井口さん:「素直な人」だと思います。
薬剤師の仕事は、多くの知識が必要になります。制度も改定されるので、これで終わりというものがありません。ですから、わからないことや知らないことも出てきます。そんな時に、、わからないままや、うやむやで答えるのではなく素直にわからないことがあれば「教えてください。」と言える人が向いていると思います。一緒に調べたり教え合ったりすることで業務自体も潤滑に回ると思います。
また、目標があり、積極的にチャレンジしたい人には、どんどんチャンスを与えてくれます。

会社と共に社員一人ひとりが成長できる


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今後、どのような仕事をしたいとお考えですか?

依光さん:私がファーマライズ薬局に入社した決め手は、座りカウンターが設置されていることで患者様とのコミュニケーションを大切にできると感じたからです。
今後は、知識とコミュニケーション力を高めて、先輩たちのように患者様のお役に立ちたいと思います。在宅訪問なども、患者様とのコミュニケーションを深める機会になるので、積極的に取り組んでいきたいですね。

井口さん:店長を任されている以上、いいお店を作りたいと思います。
かかりつけ薬剤師をお任せいただける患者様を増やすことと、全員でポップや見せ方を工夫しているOTCの売上を2倍にすることが目標です。将来的には、人事や研修に関わる仕事にも携わりたいと思っています。

御社をひと言で表現するキャッチフレーズをお願いします。

井口さん:「コミュニケーションを大切にして、挑戦と成長の機会をどんどん与えてくれる会社」だと思います。会社と共に社員一人ひとりが成長して行くことができる会社です。

最後に、入社を希望する方にメッセージをお願いします。

井口さん:浦安中央店は、若いスタッフが多く、全員で助け合いながらよいお店を作りたいと考えています。
一緒に楽しく仕事ができて、一緒に成長できる方をお待ちしています。


取材者後記

患者様に対してもスタッフに対しても、コミュニケーションを大切にしているファーマライズ薬局さん。
取材に伺った際も、スタッフの皆さんが楽しそうにお仕事をされている姿が印象的でした。また、かかりつけ薬剤師や在宅業務にも、皆さんで教えあい、助け合いながら意欲的に取り組んでいらっしゃいました。
患者様と丁寧に接しながら薬剤師として成長したい、今後新しい分野に挑戦していきたいとお考えの方にとって、活躍できる環境が整っていると感じました。

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ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2018/08/02

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