6年制薬剤師、ついに誕生！

薬剤師の皆さん、こんにちは。

今年の薬剤師国家試験の合格発表が先日行われましたが、
合格率88.31％という過去20年で最高の結果となり、新たに8,641名の薬剤師が誕生することになりました。

しかし、気になる数字がいくつかあります。

今年の受験者数は10,000人を割り、3年前の13,000人と比べても明らかに少ない数でした。
中でも、6年制の受験者数は8,584名。6年前の薬学部入学者数が全国で11,000名以上いたことから、
留年・卒業延期などの理由で今年受験できなかった方が約2,500名もいる計算になります。

実際、6年制の卒業を前に中途採用をストップしていた複数の企業から、
内定していた学生さんが卒業延期になったとの理由で募集再開のお知らせをいただいています。

3年前と比べて合格者数が増えていないことから、中途採用の動向も当面大きく変わることはなさそうです。
ご転職について迷われている方は、ぜひ一度ご相談ください。


無事合格された新入社員の方が研修を終え、皆さんと一緒に働く日が間もなくやってきます。
今年の国家試験の問題を見て、「今の私は何点取れるだろう…」
と不安に思った方もいらっしゃるかもしれませんが、決して恐れることはありません。
知識も必要ですが、現場でしか身につけることのできない大切な事もたくさんあります。

また、社会人として先輩として、責任を持って後輩の指導・教育をしないといけませんが、
時には後輩や新入社員の方から学ぶこともあるかと思います。
お互いに知識を分けあい、共に成長できる、そんな職場環境を一緒に作れるのが理想的ではないでしょうか。