企業から調剤業界への転職｜ファルマスタッフ大阪支店

2019.02.21

企業から調剤業界への転職

薬剤師のみなさま、こんにちは ribbon
ファルマスタッフ大阪支店です sun

今月のテーマは「キャリアアップ」ということで、
本日は、【企業から調剤業界への転職】に注目したいと思います。

さて、薬剤師が企業で働く場合は
MRやCRA、CRC、企業内管理薬剤師など、多岐に渡ります。
企業は、もちろんその業務内容にやりがいを感じる方も多いですが、
「土日祝がお休み」「定時が18時」など、
一般の会社勤めの方と同じリズムで働ける点も、人気の理由の一つです flair

ただ、「業界の先行きが見えない」「キャリアアップが期待できない」
「出張が多い」「残業が多い」など、転職を考える方も少なからずいらっしゃいます。
そのタイミングで、「今のうちに調剤スキルを身につけておきたい」と
第二のスタートを目指す方も多くいらっしゃいます shine

第二のスタートを切る転職先として、
多くの方に選ばれるのが「調剤薬局」や「調剤併設ドラッグストア」です。
ここで、求人を探す際に誰もがぶつかる「壁」というものがあります。
それは、

◆「土日祝休み」希望は通らない… bearing

近所によくあるクリニックは、そのほとんどが月～土までの診療時間 hospital
そのため、土曜日は薬局も必ず開局しなければならず、
働く薬剤師もローテーションで出勤しなければいけません。

総合病院のように、月～金まで診療されている場合は、
その門前薬局も月～金まで開局されていることもあります。
「それなら総合病院門前の薬局へ転職したい」と思われるかもしれませんが、
総合病院門前は、薬剤師が大勢おり、何よりもスピード・スキルが求められる環境です。
そのような環境に、未経験で入るのはあまりおすすめできませんし、
正社員はおよそ2～3年ごとに店舗異動がありますので、
未来永劫、平日だけの働き方を維持することは、ほぼ難しいのです sweat01

◆年収の現状維持は難しい… sad

20代での調剤薬局への転職時、年収相場は400万～450万円ほど、
管理薬剤師ともなれば年収相場は500万～600万円となりますので、
企業から未経験で転職する場合、社会人経験を加味しても、
大きく年収がプラスされることは無いでしょう sweat02

ただ、薬剤師が不足している地域や、規模が個人～中小程度の少数精鋭の会社など、
相場より少し高い年収で、相談できる会社もございます。
人物重視の採用で、「将来はこんな薬剤師になりたい」「薬剤師としてこんな医療貢献がしたい」など
面接にて高い志をお持ちと判断されましたら、希望年収に近づけるかもしれません。

◆それでもあえて企業から調剤業界へ転職するメリットとは happy02

土日休みも無理、年収ダウンも仕方ないのなら、
企業勤務のままがいいじゃないか sign01 そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんね confident
異なる業界のことを知り、知った上で今の業界で働き続けるモチベーションが上がるのなら、
あえて転職する必要は全くないと思います

ですが、男女問わずライフスタイルは変化しますし、何より
定年後の人生の歩み方については、漠然とした不安だけを感じ、
具体的な計画を立てていない方も、多いのではないでしょうか。

いざ、働き方を変えなければならない、そんな必要性に迫られた時、
「調剤スキル」というのは間違いなく武器になります。
そのための準備として、早い段階から転職に踏み切り、
会社の制度を利用して認定薬剤師などの専門資格を取り、 notes

そして将来、働き方を変えなければならない時、
これまでの調剤スキルを生かし、

　・高時給で働けて、ニーズによっては土日祝休みも可能な「派遣」
　・家族との時間を優先し、仕事をセーブできる「パート」
　・収入アップのため、管理薬剤師枠を狙う「正社員」

などなど、柔軟に働き方を選択することが出来るのです paper