2018.10.30

薬剤師としてあと何年働きますか?~生涯年収のお話~

薬剤師としてあと何年働きますか?~生涯年収のお話~

薬剤師の皆さん、こんにちは。
ファルマスタッフ神戸営業所です。

ご転職の際に重視される条件は様々ですが、
「同じ条件で働くなら給与は多い方が嬉しい」
というのが本音ではないでしょうか。

転職する際、入社時の給与は明確で比較しやすいですが、
その後の昇給も踏まえて生涯年収での比較までされている方は少ないのではないでしょうか。
では実際にモデルケースで比較して見てみましょう。

 
 
 

30歳で転職をした薬剤師さんに対して、この3つの給与条件の提示がありました。
どの条件が良さそうに見えますか?

 A薬局(個人薬局) : 年収600万円  昇給は原則無し 管理薬剤師
 B薬局(中規模薬局): 年収520万円  昇給率年1%  一般薬剤師
 C薬局(大手薬局) : 年収470万円  昇給率年2.5% 一般薬剤師

その後の年収推移については、
それぞれの企業規模に応じて想定される昇格モデルも加味して比べていきます。

 A薬局:昇給・昇格なし
 B薬局:35歳で管理薬剤師に昇給(手当:月3万円)→40歳でエリアマネージャーに昇格(手当:月5万円)
 C薬局:35歳で主任に昇格(手当:月2万)→40歳で係長に昇格(手当:月5万円)→45歳で課長に昇格(手当:月7万円)

  年収 ※単位:万円 累計年収 ※単位:万円
A薬局 B薬局 C薬局 A薬局 B薬局 C薬局
30歳 600 520 470 600 520 470
35歳 600 581 544 3,000 2,650 2,471
40歳 600 634 638 6,000 5,611 5,387
45歳 600 664 765 9,000 8,841 8,850
50歳 600 694 854 12,000 12,221 12,848

 

こちらの試算によると、入社後約10年までは年収も累計もA・B・Cの順位は変わりません。


そのため、5~10年程度のスパンでリタイヤや独立等をお考えでしたら、
収入面に限って見た場合はA薬局の選択が良いとの見方ができますね。

ですが、39歳でB・Cの年収がAを逆転して
その後継続勤務するにつれてさらに差が広がりますので、
50歳時点では単年も累計年収もB・CがAを上回る計算となります。


いかがでしょうか。
上記のモデルケースは単純な試算であり、
実際には基本給・残業代・賞与額・退職金や各種手当等による差異、
また経営状況や業界の変化による変動も想定されます。
給与以外に得られるものも職場により大きく異なりますので、
転職市場が今後さらに厳しくなっていくことを視野に入れたとき、
目先の条件だけでなく、5年・10年先、定年までを見据えて転職先を選ぶことも重要ではないでしょうか。

ファルマスタッフでは、求人のご紹介はもちろんのこと
薬剤師の皆さんのライフプラン・キャリアプランに応じて
様々な視点からご転職のアドバイスをさせていただきます。

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