2010.09.01

病院薬剤師の理想と現実

薬剤師の皆さん、こんにちは。

最近の新卒の就職動向は、薬局希望の方が年々増えているようですが、
病院への就職・転職を希望される方は依然多く、求人数が少ないことから
「狭き門」というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。

今回は、病院薬剤師の理想と現実について、お話させていただきます。

病院を志望する方の動機は様々ですが、以下のような理由がよく挙げられます。
・ カルテを見て、患者さんの病状と経過を見ながら服薬指導ができる
・ 医師、看護師など他職種と連携しながらチームの一員として仕事ができる
・ 病院ならではの業務を経験してスキルアップできそう

他にも、プライベートの状況などによって、このようなメリットを感じる方もいます。
・ 家庭と両立できる勤務時間
・ 院内託児所の利用
・ 異動や転勤がない

これだけを見ると、とても魅力的に見えますね。
では実際に病院薬剤師の退職理由には、どのようなものがあるのか、見てみましょう。

・ 当直の業務負担が多く体力的にきつい
・ 昇給が少ない
・ サービス残業が多い
・ 離職率が高く、勤続年数が短い社員ばかり
・ 慢性的な欠員状態だが経営上の理由で補充してもらえない 
・ 前任者との引継ぎ期間がなく、代わりの指導者もいない
・ 他部署との折り合いが悪い、立場が弱い
・ 非常勤から常勤への登用が見込めない
・ 担当制で特定の業務のみを任され、知識・経験の幅が広がらない

表面上の募集要項のみを見て応募し、内情をよく確認しないまま決めてしまうと、
入職後に思いもよらない事実が発覚して、不本意な退職に至ってしまうことがあります。
また病院の採用担当者は様々な職種の方を並行して選考しているため、
面接の際に現場の情報が十分に得られない場合もあります。

そこでお役に立てるのが当社の転職支援サービスです。
職場の人員構成や募集背景、業務内容、残業、昇給率など、
気になることはしっかりと確認した上で、納得してご就業いただけるよう、
様々な情報を収集しています。

まずはお気軽にご相談ください。
理想の転職の実現にむけて、全力でサポートさせていただきます。