2025.10.21

あなたの強みはどのタイプ?~変わりゆく薬剤師業界で生き残るためには~

薬剤師の皆さま、こんにちは!
ファルマスタッフ神戸支店です🌞

「薬剤師として求められている事がこれまでと変わってきている‥」
「昔と比べて高給与の求人が全然出てこないな」「内定を貰うのってこんなに難しいの?」
ご転職活動や求人を見ている中で、そう感じられたことはありませんか?

実は今、薬剤師の「売り手市場」は、新たなステージを迎えているのです💡

今回のコラムでは、薬剤師に求められるスキルやキャリアパスについて
全国と兵庫県のデータを基に現状を分析しながら、お伝え致します🔍

1. 全国市場の"体温":需給バランスの変化
有効求人倍率の推移は、市場の需給バランスを最も明確に示します。
コロナ禍を境に倍率が大きく低下し、今も以前の水準には回復しておらず
これは、薬剤師の数が充足し、企業側が候補者を「選ぶ」時代に移行したことを意味します。

有効求人倍率.PNG

2. 「静かな市場」の裏で起きていること
求人倍率の落ち着きは、市場の安定を意味するわけではありません。
むしろ、水面下ではキャリアの二極化を促す大きな構造変化が進行中です。
コロナ後の転職ブームは一巡した
 コロナ禍で動けなかった転職希望者が、2022年後半からの求人回復期に
 一斉に活動し、転職市場は一度大きな波を迎えました。
 その波は今、落ち着きを取り戻しています。

 ただ賃上げや働き方改革で現職に満足している「安定志向」の薬剤師が増える中、
 市場の構造変化に対応できるスキルを虎視眈々と磨いている薬剤師もいます。
 何もしなければ、後者との差を広げられる一方です。
診療報酬改定が突きつける「スキルの賞味期限」
 2024年度の診療報酬改定は、国が薬剤師に求める役割が
 完全に「対人業務」へシフトしたことを明確に示しました。
 「かかりつけ」「在宅」といった領域で価値を発揮できなければ、
 あなたのスキルは時代遅れになるリスクがあります。

3. 兵庫県特有市場環境をデータで読み解く

  💊人口10万人あたり薬剤師数💊      💊1薬局あたりの薬剤師数💊
       236.6人                 約5.9人
  ※全国第2位 (全国平均 202.6人)     ※全国平均を上回る(全国 約5.2人)

この「1薬局あたりの薬剤師数が多い」という事実は、兵庫県の市場が持つ二面性を象徴しています。
💡チャンス:規模が大きく、在籍人数の多い薬局が多い可能性を示唆します。
 これは、教育体制の充実や専門性の高い業務など
 
「多様なキャリアパスを描きやすい環境」と言えます。
⚡リスク:薬剤師が充足している環境では、ただ業務をこなすだけでは埋もれてしまいます。
 逆を言えば「より高いスキルを持ち合わせなければ、市場価値を高めることは困難」
 
とも言い換えられるのです。

4. これからの時代に求められる薬剤師像
市場価値を高めるには、どのような薬剤師を目指すべきか?

3つの代表的なキャリアの方向性を知り、ご自身の未来を描きましょう💡

💊タイプ1:患者さんの暮らしに寄り添う「かかりつけ薬剤師」
┗なぜ求められる?
・地域医療に不可欠な服薬情報の一元管理を担うため
薬局の収益(かかりつけ薬剤師指導料)に貢献できるため
💊タイプ2:地域医療チームの中心となる「在宅医療の専門家」 
┗なぜ求められる?
国が推進する「地域包括ケアシステム」の要だから
チーム医療に欠かせない生活環境に合わせた提案ができるから
💊タイプ3:特定の分野を極めた「専門・認定薬剤師」 
┗なぜ求められる?
高度化・専門化する医療現場で非常に重宝されるから
資格手当など、収入アップに直結しやすい武器になるから

市場が変化した今、キャリアを守り、高めるためには
未来の武器となる経験を積める環境へ、自ら飛び込む戦略的な一歩が不可欠です!

弊社では【電話】【対面でのご相談】【オンライン面談】など
皆さまのニーズやご都合に合わせて様々な形でご相談を受けております♪

実際の求人状況や転職市況と併せてお話も出来ますので、
キャリアの健康診断・未来のためのキャリア戦略のご相談として
よろしければ一度、弊社へお問合せください🌼


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