親の想いと現実は・・・

26歳男性Ａさん
大学院まで卒業して選んだ職場は公務員。
長男でご両親も息子の就職には積極的にアドバイスをして、Ａさんもそれに応えて
見事難関の公務員試験を突破して晴れて社会人としてデビューしました。

一昔前であればベストな社会人としてのスタートです。
ただ現実は・・・道東の小さい町で薬剤師は一人だけ、新人が入職するのは10年ぶり
仕事を教えてくれる先輩との年齢的ギャップ、資格を生かす環境でもなくｅｔｃ
年収はちょうど300万。2年間勤務しても昇給の見込みはなく、こんなはずでは・・・

一般的には安定している職業1位の公務員。親も辞めるのはもったいない
周りに聞いても同じ答えが返ってきたそうです。

ただ一生懸命勉強して取得した薬剤師免許。生かす職場はここではない！
よく考えた上で転職を決意したＡさん。
札幌市内の調剤薬局希望でご依頼いただきました。
そこで、ご案内した薬局の年収にびっくり！

なんと26歳で500万を超えていたのです。
札幌は薬剤師の給料が低いと聞いていたのに・・・今より年収200万も高い！
学会や勉強会が多いので今までの勉強の遅れを取り戻すためだけに札幌を選んだのに
自分の今いる道東の町の給料よりこんなに高いなんて・・・

今まで公務員が一番安定していると聞いていただけに逆にショックだったと
印象を語ってくれました。

年収だけが全てではありません。
高い給料をもらうにはそれなりの責任と自己研鑽が必要になります。
しかしモチベーションにはつながります。

自分の市場価値は？
安いと考えるか、もらいすぎと考えるか人それぞれですが、
今の自分はどのくらいの給料がもらえるのか？

そんなことも転職活動を通じて客観的に知ることが出来るのではないでしょうか？