2011.04.07

6年制薬剤師で変わる?就業環境

○2012年6年制薬剤師卒業

2011年を迎え、今年は6年制薬剤師が4月より最高学年の6年生になる年です。
就職活動も順次本格化しており、来年には初めての6年制薬剤師が社会に飛び立って行きます。
6年制薬剤師が卒業し社会人となるまであと1年となり、今後の薬剤師業界がどのように変わっていくのか、今回は3つのポイントで将来を予測していきたいと思います。
(1)2012年は影響ほとんどなし?

  ⇒2012年より、6年制の新卒薬剤師が社会人となることに将来の不安感を覚える方が
    多くいらっしゃいますが、実際に環境に変化がありそうなのは企業やドラッグストアー
    などから調剤薬局に転職する、いわゆる「調剤未経験者」の採用のみで、
    経験者の中途採用に関しては引き続き変わらないと予測されます。
    6年制といえど社会人経験はゼロのため、新卒者の採用をもともと行っていない薬局では、
    指導・教育ができないため、即戦力の中途採用が引き続き行われるものと見られます。
    反面、例年多くの新卒を採用している大手調剤薬局チェーンでは各社採用に積極的なため、
    調剤未経験者の採用に慎重になるものと予測されます。

6年制薬剤師が卒業する前に調剤経験をつまれたい方は、こちらよりご連絡ください。
次回4月14日は「後継者不足は薬局よりもクリニック・診療所?」をお届けします。