2010.11.24

円満退職のすすめ方。

薬剤師の皆さん、こんにちは。

今回は、円満退職にあたって重要な4つのポイントについて、お伝えします。
これからご転職をお考えの方は、ぜひお読みいただけたらと思います。
 

●まずは退職意志を明確に
退職を決意したら、まずは退職理由を整理して、目標とする時期を設定しましょう。
迷っている状態で同僚や上司に相談してしまうと、結果的に残留した場合に気まずくなったり、
「次が決まったら・・」などと曖昧にしていると、次第に皆さんの態度が変わってくることもあります。
会社としても後任の採用や選出を考えなくてはなりませんので、
いつを目処にしたいのかを伝えた上で、双方にとって妥当な時期を相談して決めましょう。

●伝える順番と伝え方に気をつける
まずは直属の上司に、ゆっくりと話せる時間帯を選んで伝えましょう。
先に仲の良い同僚に話してしまった、という方もいますが、
直接伝える前にうっかり上司の耳に入ってしまうとトラブルになりかねません。

退職理由は、いくら本音であっても、会社や同僚に対する不平不満を言うのはNGです。
少なからず会社には迷惑をかけることになるので、まずは申し訳ないという気持ちを表し、
表現には配慮して伝えるように心がけましょう。

いつ申し出するかについては、法律では2週間前で良いとされていますが、
就業規則で定めがある場合は、そちらに従うことが常識的です。

●退職意志は変えない
退職意志を表明したことで、急に会社からこんなことを言われるかもしれません。
 「給与をUPするから考え直して」
 「希望する部署(店舗)に異動させてあげるから」
中には、びっくりするような魅力的な条件提示があるかもしれません。
でもそれは、あなたを正当に評価しての話ではなく、
退職されたら会社が困る、という理由からくる一時的なものです。
そんな時は、最初の決意を思い出して、前向きに踏み出すようにしましょう。

●最後はキレイに惜しまれつつ
会社にこれまで貢献してきた社員ですから、引き止めにあうことも当然あるでしょう。
ただ、どんな状況であっても、期限を決めずにずるずると退職を先延ばしにするのは良くありません。
また退職日が無事に決まったからといって、今の仕事を適当にこなしたり、
会社や社員の悪口を言ったりするのは、逆の立場になると不快なものです。

特に薬剤師さんの場合、業界内で転職される方が圧倒的に多いため、
いつまた一緒に仕事をすることになるかわかりません。
出会った人は大切にし、今までお世話になった感謝の気持ちを伝え、
最後の日まで誠意と責任を持って仕事をしましょう。

「良い人なのに残念。もう少しいてほしかったな。」
と言われながら退職を迎えるのが理想的ではないでしょうか。

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退職交渉は、ご転職の際の大きなハードルですが、
そこをスムーズに乗り越えることができれば、気持ち良く新スタートを切ることができます。

もし不安なことがありましたら、お気軽にコンサルタントにご相談ください。