
「かかりつけ薬剤師制度」や「健康サポート薬局」、そして「在宅医療」の推進など、薬局・薬剤師への期待は近年ますます高まっています。
その一方で、「薬歴未記載」「無資格調剤」「不正保険請求」など、多くの問題が世間を賑わせ、患者さまの安全を守立場である薬局・薬剤師の信頼がゆらぎ、また医療人として働く薬剤師自身の安心も大きく損ねる事態となっています。
日本調剤では、ミスの起きないシステム構築と徹底した社員教育により、患者さまを守るのと同時に、薬剤師もしっかりと守ります。今後も、薬剤師としての職能に誇りをもって、誠実に医療に携わっていきます。
法令遵守と医療安全のための日本調剤の取り組み
1. ミスを防ぐシステム統制
日本調剤では、かかりつけ薬剤師指導料をはじめとする各種算定や薬歴の管理等は、基幹システムである「日本調剤調剤システム」を用いて行っています。
- 静脈認証で徹底管理
調剤システムの操作における個人認証は、個人を確実に識別できる「静脈認証」を用いています。
- 患者さまの服薬管理をシステムでサポート
人的ミスを防止し患者さまと薬剤師の双方を守るために、システムによる徹底的なサポート体制を用意しています。
- 機能を守るために役割を明確化
グレーゾーンとも呼ばれる医療事務による調剤行為(ピッキングも含む)は一切禁止しています。薬剤師と医療事務では白衣の色を分けています。
徹底したシステム統制により、人的ミスを可能な限り防ぐ業務体制を構築しています。
調剤過誤や薬歴未記載、業務上の不正等が発生しないよう環境を整備することで、患者さまと薬剤師の双方の「安心・安全」を守ることを大切にしています。
全国の日本調剤で導入されているレセコン一体型電子薬歴「JP調剤 System」は、処方せん受付から調剤、服薬指導、在宅まで、様々な業務をサポートします。
詳しくはコチラ2. 徹底した社員教育
5年教育プログラムによる体系的な指導
1980年の創業以来、一貫して力を注いできた教育プログラムは、日本薬学会の定める「健康サポート薬局研修実施期間」に調剤薬局企業として始めて認定されるなど、業界から高い評価を得ています。 理念・薬学知識・店舗管理知識を体系的に学ぶ「5年教育プログラム」で、薬剤師として・社会人として、法令を遵守し、高度医療や在宅医療、地域の健康サポートを担える人材の育成に努めています。

豊富なキャリアパス

将来的なキャリアパスとしては、組織の大きさから薬剤師の活躍の場が多様に広がっています。保険薬剤師としての専門性を極めていくことはもちろん、管理薬剤師として店舗マネジメントを習得し、エリアマネージャーなどにステップアップしていくことも可能です。適性により、薬剤師の教育を行う部署や、新規店舗を開局するための営業など、幅広い業務を担当することもあります。
日本調剤会社概要
- 商号
- 日本調剤株式会社
- 英字社名
- NIHON CHOUZAI Co.,Ltd.
- 設立
- 1980年3月
- 本社所在地
- 〒100-6737東京都千代田区丸の内1-9-1
グラントウキョウノースタワー37階 - 資本金
- 39億5302万円
- 売上高
- 2,192億円(連結 2016年3月期)
- 従業員
- 3,435名(連結 2016年3月期)
- 主要取引銀行
- みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱東京UFJ銀行、りそな銀行
- 事業形態
- 保険調剤薬局チェーンの経営
- グループ会社
- 日本ジェネリック株式会社、長生堂製薬株式会社、株式会社メディカルリソース、株式会社日本医薬総合研究所
日本調剤の「施設在宅専門薬剤師」
高齢者の在宅医療ニーズにともない、
薬剤師の仕事が変化してきました。
高齢者施設での医師との診療同行とカンファレンス・処方提案といった業務を中心とした 日本調剤の「施設在宅専門薬剤師」をご紹介します。
高齢者の住む場所が、居宅から高齢者集合住宅へと変化しています。
超高齢社会の到来により、医療機関での入院治療から、居宅で治療を継続していく“在宅療養”への移行が進められています。それにともない退院後、同居ご家族などの介護者が不在の場合は、高齢者住宅に入居されるケースが急激に多くなってきています。
また一方では、介護の理由で有料老人施設を選択するようなケースではなく、自立や要支援レベルの高齢者の方がより充実した生活を送るために、介護付き高齢者住宅へと住まいを変更するケースも増えてきています。
それにともない地域医療の現場でも、居宅による終末期医療から高齢者住宅での総合医療(プライマリ・ケア)まで、提供される医療の種類も多様化してきました。
そこでは「治す」から、「よりよい生活を送る」ための在宅医療へ
診療所を拠点として地域基盤型のプライマリ・ケアを担当する総合診療医は、general practitioner(GP)あるいはfamily doctor(家庭医)と呼ばれています。したがって、私たち施設在宅専門薬剤師は総合診療のなか、ゼネラリスト薬剤師として在宅医療に参加していかなくてはなりません。
ではゼネラリスト薬剤師とはなんでしょうか。 高齢者住宅の総合診療では、必ずしも疾患の治療だけを目的としているわけではありません。 そこには、お薬の知識だけではなく、食事のバランス、ストレッチなどの運動、薬の飲み合せ、排便、睡眠、疼痛のコントロールと多岐にわたる健康管理とコンサルティングが求められてきます。
また、調剤専門薬剤師と大きく違う点は、医師と医療現場に参画することです。 これからは在宅医療現場に出ることで「薬学のスペシャリスト」から「臨床薬剤のゼネラリスト」を目指し、多職種連携のチーム医療の中で成長しながら、高齢化社会の医療を支えていかなくてはなりません。

私たちのフィールドは高齢者向け住まいです。
施設専門薬剤師は、医師の診察に同行し、施設内を医師といっしょに行動し、患者さま一人ひとりと向き合っていきます。そして、診察が終わると、医師と施設看護師、ケアマネ、介護士などとカンファレンスを実施し、患者さまにとっての一番よい治療法を検討していきます。
仕事で一番重要なのが、この協働です。 薬の評価、薬物選択や薬による副作用なのかの判断、また看護師や介護士に薬の効果発現や作用機序、副作用や注意点を伝え、専門家として、医師や看護師に提案し治療に積極的に参加していきます。
今、こういった医療の多職種連携が最も求められているのが、高齢者向け住宅での在宅医療です。 所属機関や職種の枠を超えて、一人の薬剤師として医療に向き合う。医療従事者として最もやりがいのあるところです。
そこには薬剤師の職能を発揮し、本当にやりたかった医療があります。
医師、薬剤師、看護師、介護士とで、高齢者のよりよい生活を見守り続ける、本当の医療を体感して下さい。 実際に施設を担当した薬剤師の目は医療に触れることで、みんなキラキラしてきます。 それは、薬剤師の職能を発揮し、本当にやりたかった医療がそこにあるからではないでしょうか。
今後注目の施設在宅薬剤師をご紹介
高齢者施設で医師との診療同行とカンファレンス・処方提案といった業務を中心とした 日本調剤の「施設在宅専門薬剤師」をご紹介します。
日本調剤社員のインタビューと在宅業務の一日を紹介
日本調剤に転職をお考えの皆様へよくある質問にお答えします!
調剤薬局での実務経験がないのですが…
日本調剤の中途採用では、調剤薬局での実務経験のない方も歓迎しています。入社後の研修や勉強会など、スキルアップの機会を利用して、着実にスキルアップできます。あとは実際にお店に訪れる患者さまと接しながら、徐々に専門性を身につけていってください
どんな方が日本調剤に転職していますか?
未経験から薬剤師としての働き方を覚えたい方、ドラッグストアなど異業種から調剤薬局に転職したい方、薬剤師としての専門性を高めたい方、研修が充実した環境でさらに薬剤師として成長していきたい方、などが転職されています。
結婚・家庭の事情での退職後の復職制度はありますか?
ございます。復職後の勤務形態も様々で、正社員として復帰する方もいれば、パート社員や契約社員として勤務する方もいます。皆さんの状況やご希望に合わせて柔軟に対応してもらえます。
また、弊社、株式会社メディカルリソースに登録していただければ派遣社員として働くことも可能です。
なお、日本調剤の産休・育児休暇制度は、産休については産前6週間、産後8週間の休暇が与えられます。育児休業については出産1回につき最長1年が与えられます。また、育児短時間勤務制度も導入しています。