2010.07.22

高校球児と薬剤師

薬剤師の皆さん、こんにちは。

各地で夏の高校野球の予選がはじまりましたが、
兵庫県でも連日熱戦が繰り広げられています。
注目校は、昨年代表の関学、選抜出場の神戸国際大附属と神港学園、春の近畿大会で優勝した報徳学園、
伝統校の育英、といったところでしょうか。
順調に進むと今月中には晴れの代表が決定しますので、とても楽しみです!

今年は甲子園球場のリニューアルも終わり、天然芝や黒土はそのままに、
耐震性の向上や、新しい観客シートの導入などにより、快適に生まれ変わっています。
外野席は無料で入場できますので、8/7〜の大会期間中にぜひ訪れてみてください!

その高校野球において、今後ドーピング検査の実施が検討されていることもあり、
スポーツファーマシストに注目が集まっていますね。

今年行われたバンクーバーオリンピックでドーピング違反者がゼロだったことからも、
世界的にもドーピングに対する意識が高まっていることがうかがえます。
最近は、一般薬やサプリメントに入っている禁止成分によって
うっかりドーピング違反してしまうことが大半のようなので、
薬剤師によるチェック・アドバイスによって回避できるケースが多くなると思われます。

スポーツは、言葉の壁を越えて世界中の人が競い合え、多くの人を魅了することができます。
それだけに、不注意や知識不足によるドーピング違反で水をさされるということのないよう、
薬のスペシャリストとして啓蒙活動の一端を担っていけるといいですね。

将来、世界での活躍が期待されている中高生もたくさんいます。
特に若い競技者には、早くからその重要性を知ってもらうことが必要ではないでしょうか。

まだ始まったばかりのスポーツファーマシスト制度ですが、
将来的に活躍の場が広がって、たとえばクラブチーム専属やスポーツ施設での勤務など、
新たなフィールドが働く選択肢として増えることを期待しています。