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  • 公開日:2016.10.06

転職回数が多い薬剤師が転職を成功させるコツ

薬剤師の転職事情

転職回数が多い薬剤師は採用に不利と言われますが、本当でしょうか。転職回数が多い薬剤師のための転職ノウハウを紹介します。

■転職理由を明確にしましょう

転職回数が多い薬剤師は、転職理由をできる限り明確にすることを意識してください。これは、転職回数が多い場合、「今回もすぐに辞めてしまうかも」と判断されやすいからです。

辞めた理由を明確にしつつ、計画的に行動できる人間だというイメージを与える必要があります。薬剤師は比較的転職が多い職業なので、戦略的に行動している限りでは問題視されにくい傾向があります。客観的に自分のキャリアプランを見たとき納得できる状況を作る工夫が必要で、筋道をたてて説明できる理由を考えましょう。

面接で思わぬ切り返しが来たときも慌てず応対できるようだと、信頼度が高まります。転職面接で聞かれやすい質問については、事前のリサーチ予測できます。転職理由とあわせて把握し、有利に事を進めましょう。

■長く続けたい意向を明確にしましょう

採用活動とは一定のコストがかかるもので、長く働いてくれる人材を確保したいのが本音です。せっかく採用したのにすぐやめてしまったとなると、採用担当者の信頼にも関わります。転職回数が多くても「次に入社する企業では長く働きたい」との意向を明確に示すことで、採用側の不安心理を払拭させることが大切です。

また、同じような経験値を持った応募者と比較したときに、転職回数がネックになってしまうこともあります。採用担当者から「転職回数が多くてもこの人がほしい」と思ってもらえるように、自己アピールはしっかりしましょう。

募集企業の求める人材自分の保有スキルとの共通点をよく考えて、自分が会社に入ったらどのように貢献できるか説明できると評価してもらえます。求める人物像とのマッチ度合いが高いほど転職回数が問題視されにくくなりますので、今までの経験やスキルを見直して、アピールできるポイントを考えてみましょう。

■キャリアの一貫性を意識します

薬剤師業界は比較的転職回数に寛容な傾向があり、キャリアの一貫性が維持されている限りは、他業種より転職しやすい傾向があります。

安易に転職を繰り返すのは軽率な判断ですが、職場を変える度にステップアップしていることが誰の目から見ても明白で、明確なキャリアプランのもと行動していることが分かれば大丈夫です。薬剤師業界では担当業種を重視する傾向もあるので、どんな仕事をどのようにこなしていたかわかるように、職務経歴書の書き方を工夫するだけでも違います。

また、どうすれば転職回数が多いことをカバーできるか、人材会社の転職コンサルタントに相談してみることも良いでしょう。コンサルタントは多くの薬剤師の転職例を見てきていますので、転職を繰り返してきた経緯からどのようにキャリアの一貫性を見出していけばよいか、第三者の目からのアドバイスができます。一人で思い悩んでいても転職回数を減らすことはできません。プロに相談しつつ、不安な転職活動を乗り切りましょう。

■ネガティブな転職理由は控えます

一見すると転職に客観的な理由があるようでも、ネガティブな転職理由を話してしまうと、マイナスイメージを持たれることもあります。残業が多くて安定した職場で働きたい、固定曜日の休みがほしい、など譲れない条件があって転職する場合でも、ネガティブな理由ばかりに片寄らないよう意識しながら話します。

この場合でも、人材会社のコンサルタントを交えて転職活動をすると、自分では言いにくいことを代わりに交渉してくれるので安心です。薬剤師の転職に強いコンサルタントのアドバイスを聞きながら活動すると、一人で考えているよりずっとスムーズに進みます。

ファルマスタッフでは、豊富なノウハウを持ったコンサルタントによるキャリアコンサルティングを行っています。転職回数が多いという薬剤師に対しても、今後を踏まえたご提案をさせていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。みなさんのお悩みの解決に全力で取り組ませていただきます。

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■まとめ~転職回数が多い薬剤師が転職を成功させるコツ

1.転職理由を明確にしましょう

転職回数が多い薬剤師であっても、それぞれが筋道たったものの場合には問題視されにくい傾向があります。会社を変えてきた理由を明確に説明できるように準備して、面接にのぞみましょう。

2.長く続けたい意向を明確にしましょう

次の転職先は長く続けたい意向を示すと安心材料になり、マイナスイメージを払拭できます。これまでの転職と今回は事情が違うことを強調し、面接官の印象を良くしましょう。

3.キャリアの一貫性を意識します

キャリアの一貫性が明らかだと転職回数がネックになりにくい傾向もあります。転職するごとにステップアップしている、専門スキルの習熟をはかるために転職しているなど、客観的に納得できる状況を強調します。

4.ネガティブな転職理由は控えます

直近の転職理由はとくに重視されやすい傾向があるため、ネガティブ要素を避けて話をします。本音ベースでは待遇面の理由があっても、表向きにはポジティブな部分だけを伝えれば十分です。

ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2016/10/06

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