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  • 公開日:2021.09.16

【薬学部の就活】就活がうまくいかない原因とその対策方法

【薬学部の就活】就活がうまくいかない原因とその対策方法

就職活動で内定をもらえないことが続くと、社会に認めてもらえない気持ちになり、気分が落ち込んでしまったり自分を否定したりすることがあるのではないでしょうか。

しかし、就活は皆さんの実力だけではなく、タイミングや受ける企業の社風、ライバルの存在など様々な要因が絡み合うので正解や不正解はありません。内省は大切ですが必要以上に自分を追い込まないよう、気持ちを切り替えて就活を進めていきましょう。

今回は、就活がうまくいかない原因とその対策について詳しく解説していきます。選考が通らず悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

就活がうまくいかない原因

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薬学部の就職は売手市場で、他の学部と比べ就活を進めやすいといわれていましたが、現在は規制改革のもと「薬剤師常駐業務廃止」が推進され、薬学生の就活状況は大きく変化してきています。 こうしたなかで、望む企業へ就職するにはどのような点に注意して就活を進めていけばよいのでしょうか。ここでは、自身の就活がうまくいかない原因について分析してみましょう。

就活の軸が定まっていない

あなたは薬剤師としてどのような職場で働きたいですか?志望する企業の社風、待遇や仕事内容などあなたが重視する点はどこですか?

働きたい企業のイメージを明確にできない場合、自身の就活の軸が定まっていない可能性があります。自分の得意とすることや、やっていて楽しいと感じることが志望先の企業で活かせるか考えてみましょう軸が定まると自己PRや志望動機などに一貫性が生まれ、採用側にうまく伝えることができるようになるでしょう。

企業・業界研究が不十分

企業・業界研究が不十分ですと、どんなに興味があっても「熱意」が伝わりません。会社の理念やその企業が何に力を入れているかなどの基本的なことに対しての受け答えはもちろんですが、なぜこの企業でなくてはいけないのか、また、そこで自分の強みをどう活かせるのかを同時に答えられるようにしておきましょう

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調剤薬局における薬剤師の仕事と働き方
ドラッグストアにおける薬剤師の仕事と働き方
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企業における薬剤師の仕事と働き方
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企業を絞り込みすぎている

薬学部は他の学部と比較すると選択肢は多くありませんが、ネームバリューがある企業に固執したり、ライバルが多い企業ばかり受けたりしていると自然に競争率が高くなってしまいます。そういった状況の中で、いかに自分を選んでもらうかを考え、行動するのは非常に難しいこと。もちろん努力は必要ですが、もっと「就活の軸」を中心に視野を広げ、志望先のストライクゾーンを広げてみるのはいかがでしょうか。案外気づかないところで、自身が納得できる企業がみつかるかもしれません。

履歴書・エントリーシートの完成度が低い

就活において、最初のステップである書類選考。なかなか面接に進めない方は提出書類の見直しをしましょう。自身の強みや個性、熱意が伝わる内容でなければ書類選考を通過することはできません。誰もが記載しそうな定型文ではなく、あなたの魅力が十分に伝わり、採用側の印象に残るような記載を心がけましょう

志望動機のポイントは「熱意」と「オリジナリティ」。履歴書がただの「自己紹介」で終わってしまわないよう、自分にしかない持ち味を最大限に伝えられるものにしましょう。不安な方は、周りの友達や先輩に確認してもらい、意見を聞いてみましょう。また、就職コンサルタントに相談し添削などを依頼するのもおすすめの方法です。

面接時のビジネスマナーやコミュニケーションスキルが取れていない

面接時のビジネスマナーやコミュニケーションも振り返ってみましょう。きちんとした敬語を使い、質問に対してしっかりとした受け答えができないと面接官に好印象を与えることができません。どうしても緊張してしまうものなので、慣れない方は家族や大学の就活センターなどで練習するのもよいでしょう。

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就活がうまくいかないときの打開策

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選考に落ちてしまうと自分を否定されたような気持ちになり、落ち込んでしまいますよね。さらに、周りの友達が先に内定したこと聞くと、焦りや不安を感じる方も多いはず。そんなとき、どのようにして自分のモチベーションを上げていけばよいのでしょうか。

ここでは、「書類審査で終わってしまう」「なかなか選考を通らない」など、就活が思うように進まないときの打開策についてご紹介いたします。

原因を分析し、基本に立ち返るのが大事

就活がうまくいかないときはもう一度「自己分析」をやり直してみましょう。自己理解が十分できていないと「就活の軸」が設定できないため、自身の適性にかなった企業を選ぶことが難しくなります。就活で大切なのは自分自身を売り込むこと。そのためにも徹底した自己理解が必要となるのです。

また、「業界・企業研究」「面接対策」なども再び行ってみるとよいでしょう。丁寧にやり直すことで「就活の軸」がしっかりとしたものになり、知識と自信をつけることになります。

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【薬学部必見】就活における自己分析の目的と方法を徹底解説

リフレッシュや息抜きも必要

内定がもらえないのは、必ずしも自分に原因があるとは限りません。企業の社風にフィットしない場合やライバルの存在など、他に要因がある場合も多くあります。

しかし、たった1度でも選考に落ちてしまうと、自分を否定された気分になり段々と自信がなくなってしまいますよね。 そんなときは無理に頑張ろうとせず、少しだけ就活から離れる時間を作りましょう。友達の就活状況がわかるSNSもこのときはお休み。心のスイッチをオフに切り替えて、好きなことを楽しんでみましょう。音楽を聴いたり、体を動かしたり、スイーツを食べるのもいいですね。

ひと休みで心がほぐれたら、新しい気持ちで再スタート。焦らず自信をもって進んで行けば、きっと納得できる企業にたどり着くことができるでしょう。

まとめ

就職活動は「軸」が大切。常に原点を意識しながら改善していくことが成功のポイントになります。選考に通らない焦りから、手当たり次第にあちらこちらを受験するのは、心を浪費してしまうだけです。 就職は、内定をもらうのが目的ではありません。自分にとってやりがいを感じられる企業で自分の力を最大限に発揮することが一番の目的ではないでしょうか。

就活が辛いときは、少しだけお休みしましょう。気持ちを切り替えた後は、今まで以上にあなたのパフォーマンスが発揮できるようになるでしょう。就職に関する疑問やお悩みがある方はファルマスタッフまでお気軽にご相談ください。

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記事掲載日: 2021/09/16