- 公開日:2026.08.13
【2026年最新】大手ドラッグストアの売上高と店舗数ランキングを解説

ドラッグストアへの転職を検討している薬剤師にとって、業界全体の動向や各企業の実績を知っておくことは重要です。しかし、日々の業務に追われるなかで、ドラッグストア業界や各社の業績まで調べるのは難しいという方も多いでしょう。
そこで今回は、2026年時点での大手ドラッグストアの売上高・店舗数ランキングをご紹介します。ドラッグストアへの転職を考えている方は、ぜひ企業選びの参考にしてください。
- ドラッグストア業界の動向
- 【2026年版】ドラッグストアの売上高ランキングTOP10
- 【2026年版】ドラッグストアの国内店舗数ランキングTOP10
- ドラッグストアで働く薬剤師に求められているものとは?
- 自分に合ったドラッグストアを見つけよう
ドラッグストア業界の動向

2024年度には業界全体の売上高が10兆円を突破したドラッグストア業界ですが、その成長は今も続いています。
経済産業省によると、2025年のドラッグストアの販売額は前年比で5.5%増加しており、なかでも販売額が増加したのは「食品」「調剤医薬品」です。2025年度の販売額がもっとも高かったのは食品ですが、対前年増加率がもっとも高かったのは「調剤医薬品」で、2024年より12.2%も増加しました。
また、ドラッグストア全体の店舗数も前年比で3.6%増加しています。なかでも大手ドラッグストアチェーンでは調剤薬局を併設する店舗が多いため、今後もドラッグストアにおける薬剤師の需要は高まっていくと考えられます。
2025年12月にはツルハホールディングスとウエルシアホールディングスが経営統合を行ったことも大きな話題となりました。ドラッグストアへの転職を検討している方は、こうした業界の動きもチェックしておくとよいでしょう。
【2026年版】ドラッグストアの売上高ランキングTOP10

ここからは、2026年時点のドラッグストアの売上高ランキングTOP10をご紹介します。
※2026年7月15日時点のデータに基づいて作成しています。
※本ランキングで扱っているのは2025年度通期のデータです。
※上場企業の場合は有価証券報告書あるいは決算短信、非上場企業の場合は各社の公式サイトなどで発表されている数字を参照しています。
1位:ツルハホールディングス
ドラッグストアの売上高トップはツルハホールディングスで、2026年2月期における売上高は1兆4,505億円でした。
ツルハホールディングスは2025年12月にウエルシアホールディングスと経営統合を行ったため、今期の売上高は、ツルハホールディングスの12カ月分の実績とウエルシアホールディングスの3カ月分の実績の合計値となっています。
前年度1位のウエルシアホールディングスと、前年度5位のツルハホールディングスという業界大手の2社が経営統合を実施したことにより、国内最大級のドラッグストアチェーンが生まれました。
前年のツルハホールディングスの売上高は8,456億円、ウエルシアホールディングスの売上高は1兆2,850億円でした。
2位:マツキヨココカラ&カンパニー
マツキヨココカラ&カンパニーの2026年3月期の売上高は1兆1,174億円で、前期比5.3%の成長を遂げています。
化粧品販売が依然好調であるとともに、2025年10月には新生堂薬局を子会社化し、調剤事業が強化されたことも売上増の要因です。今期のマツキヨココカラ&カンパニーの調剤売上高は1,774億円で、前期比9.2%増となりました。
3位:コスモス薬品
コスモス薬品の2026年5月期の売上高は1兆995億円で、前期比8.7%の成長となりました。売上高が1兆円を超えるのは2年連続で、創業以来はじめて1兆円超えを果たした前年に引き続き、堅調に実績を伸ばしています。
九州に基盤を置くコスモス薬品ですが、他の地方にも積極的に出店を進めており、2026年には東北エリアで初の店舗がオープンしました。
4位:スギホールディングス
スギホールディングスの2026年2月期の売上高は、前期比15.1%増の1兆103億円となりました。中期経営計画で目標としていた売上高1兆円を1年前倒しで達成したかたちになり、成長率17.9%だった前年度から好調が続いています。
また、スギホールディングスは調剤事業にも注力しており、全店舗中、調剤実施店舗が約80%と高い割合を占めています。
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5位:サンドラッグ
サンドラッグの2026年3月期の売上高は8,425億円で、前期比5.1%の成長となりました。積極的な新規出店に加え、既存店舗の改装、EC事業への注力などが好調の要因と言えそうです。
また、調剤事業も順調に成果を上げています。調剤事業は、プライベートブランドやECとあわせて、サンドラッグの中枢事業として掲げられています。
6位:クスリのアオキホールディングス
クスリのアオキホールディングスの2026年5月期の売上高は5,668億円で前期比13.0%増と業績を伸ばしました。前期比14.8%の成長を遂げた2025年5月期に続き、好調が続いています。生鮮食品を含むフード事業、調剤事業が成長を後押ししています。
また、前年度と同様、今期もM&Aで地方のスーパーマーケット37店舗を取得し、一部店舗はドラッグストアへ転換しました。「フード&ドラッグ+調剤の進化」という方針のもと、今後も生鮮食品の取り扱い強化や、M&Aを進めていくと考えられます。
7位:クリエイトSDホールディングス
クリエイトSDホールディングスの2026年5月期の売上高は4,971億円で、前期比8.8%の成長となりました。クリエイトSDホールディングスも食品・調剤事業の業績が堅調で、とくに調剤事業は前期比15.0%の成長を遂げています。
新規店舗の出店だけでなく、2025年8月には東京都内で調剤薬局を運営する株式会社サンエフを子会社化するなど、人口減少が緩やかな地域を中心に店舗拡大を行っています。
8位:富士薬品
富士薬品の2026年3月末時点での売上高は3,960億円です。富士薬品はドラッグストア「セイムス」などを展開しているほか、配置薬の販売事業でも知られています。
医薬品の企画・製造から販売までを一気通貫で行う製販一貫体制に強みを持っています。
9位:ナチュラルホールディングス
ナチュラルホールディングスの直近決算期(2026年7月時点確認)の売上高は3,334億円でした。九州を中心に展開するドラッグストアモリや、岡山を拠点に中国・四国地方に店舗を持つザグザグが傘下にあり、とくに西日本で拡大している企業です。
10位:カワチ薬品
カワチ薬品の2026年3月期の売上高は2,844億円で、前年比1.2%の微減という結果になりました。栃木県を中心に関東~東北地方に出店しているカワチ薬品ですが、今期は物価上昇や競合各社との競争が激化した影響で、前年より売上高が微減しました。
カワチ薬品の特徴は、売り場面積が400~1,000坪程度にもおよぶ「メガ・ドラッグストア」を展開していることです。ドラッグストアの平均的な広さは約240坪のため、通常の店舗のおよそ2~4倍程度の売り場面積がある大きな店舗であることが分かります。
調剤薬局を併設している店舗もあり、処方薬の受け取りとさまざまな生活必需品の買い物を同時に済ませられることが強みと言えます。
▼【2026年版】ドラッグストアの売上高ランキングTOP10まとめ| 1位 | ツルハホールディングス | 1兆4,505億円 |
| 2位 | マツキヨココカラ&カンパニー | 1兆1,174億円 |
| 3位 | コスモス薬品 | 1兆995億円 |
| 4位 | スギホールディングス | 1兆103億円 |
| 5位 | サンドラッグ | 8,425億円 |
| 6位 | クスリのアオキホールディングス | 5,668億円 |
| 7位 | クリエイトSDホールディングス | 4,971億円 |
| 8位 | 富士薬品 | 3,960億円 |
| 9位 | ナチュラルホールディングス | 3,334億円 |
| 10位 | カワチ薬品 | 2,844億円 |
有価証券報告書-第64期(2025/03/01-2026/02/28|株式会社ツルハホールディングス
2025年2月期(第17期) 有価証券報告書|ウエルシアホールディングス株式会社
2026年3月期 有価証券報告書|株式会社マツキヨココカラ&カンパニー
2026年5月期 決算短信〔日本基準〕(連結)|株式会社コスモス薬品
有価証券報告書-第44期(2025/03/01-2026/02/28)|スギホールディングス株式会社
有価証券報告書-第63期(2025/04/01-2026/03/31)|株式会社サンドラッグ
2026年5月期_決算短信〔日本基準〕(連結)|株式会社クスリのアオキホールディングス
2026年5月期 決算短信〔日本基準〕(連結)|株式会社クリエイトSDホールディングス
数字で見る富士薬品|株式会社富士薬品
企業情報トップ|株式会社ナチュラルホールディングス
2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)|株式会社カワチ薬品
【2026年版】ドラッグストアの国内店舗数ランキングTOP10

続いて、2026年時点のドラッグストアの国内店舗数ランキングTOP10をご紹介します。
※2026年7月15日時点のデータに基づいて作成しています。
1位:ツルハホールディングス
ウエルシアホールディングスと経営統合を実施したことにより、ツルハホールディングスがもっとも国内で店舗数の多いドラッグストアチェーンになりました。統合後のツルハホールディングス全体の店舗数は2026年5月末時点で5,663店舗で、そのうち調剤実施店舗数は3,329店舗です。
統合前のツルハホールディングスの店舗数は2,658店舗(2025年2月末時点)、ウエルシアホールディングスの店舗数は3,013店舗(2025年2月期末時点)でした。
2位:マツキヨココカラ&カンパニー
マツキヨココカラ&カンパニーの店舗数は2026年3月期時点で3,618店舗、そのうち調剤実施店舗数は1,112店舗です。2025年3月末時点では総店舗数が3,499店舗、調剤実施店舗が1,002店舗だったため、堅調に拡大していることが見て取れます。
3位:スギホールディングス
スギホールディングスの店舗数は2026年2月末時点で2,321店舗です。スギホールディングスは着々と店舗数を増やしており、2025年2月末と比較すると135店舗増加しています。
また、調剤実施店舗は2026年2月末時点で1,814店舗にのぼり、大手ドラッグストアチェーンのなかでも高い調剤実施率となっています。
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4位:コスモス薬品
コスモス薬品の店舗数は2026年6月末時点で1,710店舗で、2025年5月末と比較すると101店舗増加しました。九州発のドラッグストアチェーンですが、他の地方への出店も進んでいます。
5位:富士薬品
富士薬品が運営するドラッグストア&調剤薬局の店舗数は2026年3月末時点で1,285店舗です。昨年の同時期と比較すると、12店舗増加しました。
6位:サンドラッグ
サンドラッグが運営するドラッグストアの店舗数は2026年3月期時点で1,155店舗で、昨年の同時期より31店舗増加しました。
7位:クスリのアオキホールディングス
クスリのアオキホールディングスの2026年5月期時点でのドラッグストア店舗数は1,107店舗で、昨年より103店舗増加しました。調剤薬局併設のドラッグストアは692店舗となり、全体の6割を超える店舗で調剤を実施しています。
8位:クリエイトSDホールディングス
クリエイトSDホールディングスの国内ドラッグストア店舗数は、2026年5月期時点で811店舗です。クリエイトSDホールディングスは調剤専門薬局を48店舗展開していますが、ドラッグストアへの調剤薬局併設率も54.5%にのぼり、調剤事業にも力を入れています。
9位:ナチュラルホールディングス
ナチュラルホールディングスの2026年3月末時点の店舗数は652店舗で、2025年3月末時点から30店舗増加しました。
10位:中部薬品
中部薬品は東海地方を中心に「V・drug」などのドラッグストアチェーンを展開しており、2026年3月末時点の店舗数は571店舗です。
▼【2026年版】ドラッグストアの店舗数ランキングTOP10まとめ| 1位 | ツルハホールディングス | 5,663店舗 |
| 2位 | マツキヨココカラ&カンパニー | 3,618店舗 |
| 3位 | スギホールディングス | 2,321店舗 |
| 4位 | コスモス薬品 | 1,710店舗 |
| 5位 | 富士薬品 | 1,285店舗 |
| 6位 | サンドラッグ | 1,155店舗 |
| 7位 | クスリのアオキホールディングス | 1,107店舗 |
| 8位 | クリエイトSDホールディングス | 811店舗 |
| 9位 | ナチュラルホールディングス | 652店舗 |
| 10位 | 中部薬品 | 571店舗 |
企業トップページ|株式会社ツルハホールディングス
2026年3月期 有価証券報告書|株式会社マツキヨココカラ&カンパニー
統合報告書|スギホールディングス株式会社
店舗検索|株式会社コスモス薬品
会社概要|株式会社富士薬品
企業概要|株式会社サンドラッグ
2026年5月期_決算短信〔日本基準〕(連結)|株式会社クスリのアオキホールディングス
よく分かるクリエイトSDグループ|株式会社クリエイトSDホールディングス
企業情報トップ|株式会社ナチュラルホールディングス
企業情報|中部薬品株式会社
ドラッグストアで働く薬剤師に求められているものとは?

ドラッグストアで勤務する薬剤師には、医療用医薬品だけでなく、OTC医薬品に関する幅広い知識や、利用者一人ひとりと向き合う対人業務への対応力が求められていると言えます。
ドラッグストアで働く場合、併設の調剤薬局か店舗の売り場で業務に当たることが多い傾向にありますが、配属先によってはその両方を兼任するケースもあるでしょう。ドラッグストアでは、一般的な調剤専門薬局よりも、第一類医薬品をはじめとするOTC医薬品の相談・販売対応に当たる機会が増える傾向にあります。そのため、医薬品に関する幅広い知識が必要とされます。
さらに、2026年度の調剤報酬改定では対人業務に関する評価が拡充されており、「対物業務から対人業務へ」という流れがますます加速していくと考えられます。そのため、在宅医療に注力するドラッグストアも増加傾向にあり、患者さまへの対応や、他職種との連携など、きめ細やかなコミュニケーション能力が求められると言えるでしょう。
また、ドラッグストアは営業時間が長かったり、土日営業をしていたりする店舗が多いです。遅番のシフトや土日勤務にも対応できるなど、シフト体制に柔軟に適応できることが強みになるケースもあるかもしれません。
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ドラッグストア業界では依然として売上拡大の動きが続いており、店舗間の競争もますます激しくなっています。
競合との差別化を図るため、ドラッグストアチェーン各社はプライベートブランド商品に注力したり、調剤併設店舗を増やしたり、あるいは食品の取り扱いを強化したりするなど、独自の強みを打ち出そうとする傾向にあります。
とくに、調剤事業に注力し実績を伸ばしている大手ドラッグストアチェーンは多くあります。今後もこの傾向が続いていく場合、薬機法や薬剤師法の規定から調剤薬局の併設には薬剤師の確保が必須となるため、ドラッグストアにおける薬剤師の需要はさらに高まると考えてよいでしょう。
ドラッグストアでの勤務を検討している薬剤師にとっては、まさにチャンスと言えるでしょう。しかし、この好機を活かすには、焦らずにご自身のキャリアプランと合致するドラッグストアを見つけることが重要です。
かかりつけ薬剤師としての経験を積みたい、子育てと両立しながらキャリアアップできる職場が良いなど、自分が目指す薬剤師像やライフプランとも照らしあわせた上で、納得のいく職場選びをしましょう。
「働きながらドラッグストアの求人を探すのが大変」「自分に合った職場を見つけるのが難しい」と不安を感じている方は、転職コンサルタントに相談してみるのもおすすめです。ファルマスタッフでは、一人ひとりのキャリアの軸や希望するライフスタイルとじっくり向き合い、中長期的な視点で伴走いたします。まずはお気軽にご相談ください。
ファルマラボ編集部
「業界ニュース」「薬剤師QUIZ」 「全国の薬局紹介」 「転職成功のノウハウ」「薬剤師あるあるマンガ」「管理栄養士監修レシピ」など多様な情報を発信することで、薬剤師・薬学生を応援しております。ぜひ、定期的にチェックして、情報収集にお役立てください。
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