ファルマスタッフ薬学生
  • 公開日:2022.04.21

薬学部はサークル・部活に入るべき?メリットと選び方のポイントを解説

薬学部はサークル・部活に入るべき?メリットと選び方のポイントを解説

大学生活を送るうえで、楽しみの一つでもある「サークル活動」。この時期になるとキャンパスのあちこちでサークル勧誘が行われているのではないでしょうか。

しかし、学習量が多い薬学部のみなさんは、試験勉強や国試対策などに多くの時間を割かなければならないため、サークルの入会に関しては慎重になってしまいますよね。やはり勉強を中心に進めるため、サークル活動は控えたほうがよいのでしょうか。

そこで今回は、薬学生のみなさんがサークルや部活に入るメリットや気をつけたいポイントについて詳しく解説していきます。サークル活動について悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

「薬学部はサークルに入らない」は本当?

お礼状a

必修科目が多い...。学習量が多い...。研究が...。実習が...。国試対策が...。

他の学部に比べ、とにかく忙しい薬学部。キャンパスも別であることが多いため、サークルに入るメリットが少ないように感じてしまいがちですが、実際はサークルに入らないといった傾向はなく、「限られた大学生活で他に打ち込むことをみつけたい」「サークルや部活を通じて友人や仲間を増やしたい」といった理由から、サークルや部活に入る学生の方が多い傾向にあります。

薬学生がサークル・部活に入るメリット

多くの学生が参加するサークル活動。大学生活を充実させる要素の一つでもあります。6年間しっかりと勉強に励まなくてはならない薬学生にとって、サークルや部活にはどんなメリットがあるのでしょうか。ここで解説していきましょう。

友人が増える

サークルに入る最大のメリットは、様々な人と出会い友人が増えることです。各大学には運動系、文化系、語学系、サブカルチャー系などの他にもボランティア系やインターカレッジサークルなど他の大学との積極的な交流を図るサークルがあり、そのなかで仲間と時間を共有し様々な思い出を作ることができます

コミュニケーションをとるのが苦手な方でも、サークルでは同じ趣味や嗜好を持っている人が多いので仲良くなるのも難しいことではありません。

先輩とのつながりができる

同学年の友達はもちろんですが、サークルや部活に入ることにより先輩とのつながりも生まれます先輩との人脈ができると、試験対策に必要な過去問、効率のよい勉強法、また研究室や就活についてのためになる情報を共有してもらえるでしょう。また、勉強や教授との人間関係などで悩んだときでも相談できる先輩がいるのは心強いですね。

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恋人と出会うチャンス

勉強や研究で忙しいけれど、やっぱり素敵な恋がしたい!というのは誰もが思っていること。サークルや部活は、その出会いの場でもあります。中学、高校から続けてやっているスポーツ、自分が興味を持っていること、これからチャレンジしてみたい新しいことについて会話を交わしていくうちに、気の合うパートナーがみつかるかもしれませんね。

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就活に有利になる

就活のエントリーシートや面接でよく聞かれるのが「学生時代に打ち込んだこと」。学業を例に出すのはもちろんOKですが、サークルや課外活動など勉強以外での学びやオリジナル感あふれるエピソードで、あなたの人間性をアピールすることができるでしょう。サークルや部活では経験したことは、一生の宝になりそうですね。

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「サークル」と「部活動」、「公認」と「非公認」の違い

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楽しい大学生活をおくるために、ぜひ入っておきたいサークルや部活。そこで気になるのがサークルと部活の具体的な違いです。この章では、それぞれの違いや特徴について順番に解説していきます。

「サークル」と「部活動」の違い

大学によって様々なサークルや部活動がありますが、大きく分けるとそれぞれに次のような特徴があります。

【サークル】
同じ趣味を持つ学生たちが、自主的に立ち上げたグループ。公認・非公認問わず、楽しさや自由を重視するので基本的にゆるく、出欠も強制ではないことが多い。

【部活動】
大学側が正式に認めている活動で、基本的に大学から活動費の援助を受けられる。専任のコーチ・監督が配属されているケースも多く、成果を出すことが求められるため、部活動の出欠や指導も厳しいことが多い。

「公認」と「非公認」の違い

「公認」「非公認」の条件は各大学によって異なりますが、大きく分けると次のような特徴があります。

【公認】
・特定の競技や文化活動についての活動実績がある
・大学から活動費の援助が受けられる
・成果を出すことが求められる
・出欠や指導が厳しいことが多い

【非公認】
・スポーツ系文化系問わず、人間関係を作り交流を図ることなどを目的としている
・活動費の補助がないので費用は所属メンバーの負担になる
・基本的に出欠は強制ではない

「非公認」というとネガティブな印象を受けがちですが、実際はどちらにもメリットデメリットがあるので、自分の目的やライフスタイルに合わせてサークルを選ぶとよいでしょう。

サークル選びのポイントと注意点

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高校時代の部活とは違い、大学にはいろいろなサークルや部活があります。大学の公認を受けた部活、学生が自由に運営しているサークル、なかにはインカレなど他の大学との交流を目的としたものまで、その種類は様々。

ここでは、安心して大学生活を楽しむために、サークルの選び方や失敗しないためのポイントを紹介していきます。

自分が興味を持てるかどうか

サークル選びの基準は、やはり自分が興味をもてるかどうかです。「中高で所属していた部活を大学でも続けたいけど、部活動より緩く続けたい」「新しく何かにチャレンジをしたい」「ボランティア活動で人の役に立ちたい」など、まず「やってみたい」と思えるかどうかを大切にしましょう。条件が合っていても興味が持てないものは長く続かないものです。ぜひ、自分がワクワクしたり、やりがいを感じたりできるものを選びましょう

所属している先輩の雰囲気や活動実績

新入生歓迎会などで、サークルの雰囲気や活動実績は必ずチェックしましょう。遊びがメインになっている、思っていたより出欠や時間に対して厳しい、興味があっても所属しているメンバーの雰囲気が好ましくないなど、当初の説明と違う場合は後々ギャップが生じてしまい長続きしません。また、自分がサークルのメンバーと仲良くできそうかどうかも大切なポイント。なかには危険な活動をしているサークルも存在するので、怪しい雰囲気を感じるときは必ずSNSなどで確認しましょう。

掛け持ちはしていい?

多くのことに興味があるのは良いことですが、あまりたくさんのサークルを掛け持ちしてしまうと、自分の時間が取れなくなってしまいますし、勉強にも支障が出てしまいます。

また、所属しているのに出席できないと他のメンバーとの関係もギクシャクしてしまうことがあるので、自身の負担にならない程度に抑えておきましょう

事前に大学サイトでもチェックする

大学の多くは公式サイトで部活動や公認サークルの紹介をしています。また、部活動・サークル単位でSNSアカウントを運用している場合が多いので、事前に調べておきましょう。情報を確認することでサークルに対するイメージも膨らみやすくなります。

薬学部内のサークル・部活もある

大学によっては薬学部内でのサークルや部活があります。薬学部限定の体育会系サークルや漢方・生薬研究など薬学部らしい学術系のサークルがある大学も。学部を超えて友人を作りたい、学部内で友人を作りたい、サークルも学業につなげたいなど、考え方によっては様々な選択肢があります。

また、大学の垣根を超えた薬学部のインターカレッジサークルなどもあり、仲間と一緒に楽しみながら学べる活動となるでしょう。

必ずしもサークルに入らなくてもよい

もちろん、必ずしもサークルに入らなければいけないというわけでありません。アルバイトに打ち込みたい、ボランティアをしてみたい、とにかく勉強に集中したいなど、学生生活の目的は様々。他に熱中したいことがある場合は自分の意思を尊重し、そちらを優先しましょう。

新卒・第二新卒の方におすすめ!Webでのご相談も可能です。

まとめ

今回は、薬学生のみなさんがサークルや部活に入るメリットや、気をつけたいポイントについて詳しく解説しました。 思い出深い学生生活を送るためにも、サークルや部活は自分に合ったものを慎重に選びましょう。また、大学のサークルは途中からの入会も受け付けている場合が多いので、入会のタイミングを逃しても諦めなくてOK。大学生活は1度きりですから、後悔しないようにチャレンジしてみましょう。

ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2022/04/21