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  • 公開日:2016.09.15

残業が少ない職場の特徴ってどんなもの?

残業が少ない職場を希望して転職したのに多忙な毎日となってしまうことがあります。希望に合った職場で薬剤師として働くために、残業が少ない職場の特徴や探し方を見てみましょう。

余裕をもった人材配置がポイントです

病院勤務の薬剤師だと深夜の当直が入ることもあり、調剤薬局ドラッグストアへの転職を希望する方が見られます。 ただし全ての調剤薬局やドラッグストアが残業なしというものではなく、転職先選びを間違えると目的がかないません。

安定したシフトが可能な条件として、余裕をもった人材配置短時間勤務薬剤師の受け入れ体制などがあげられます。 会社をあげて残業を少なくする取組みをしている転職先だと、ワークライフバランスが整いやすいためです。

転職コンサルタントに相談すると、詳細データの中から希望にマッチする求人を紹介してもらえます。 一人で得られる情報量には限界があるため、専門家と二人三脚の転職を進めてみてはいかがでしょうか。

残業が難しい場合は、一人薬剤師の調剤薬局を避けましょう

薬剤師不足がまだまだ解消されない状況にあり、どんな職場に転職したとしてもある程度の残業が見込まれる現状です。 できるだけ残業が少ない業種として、安定シフト可能という調剤薬局求人を探してみましょう。

病院のように急患が入るリスクはなく、ドラッグストアほど労働時間が長いわけではないため、比較的安定したシフトを希望できます。 中でも余裕をもった人員配置を意識していて、何人かの薬剤師交代で仕事をしているような職場だと安心です。

あらゆる業務を全て担当する一人薬剤師の状況では、業務量が多くなって、一定の残業を余儀なくされます。 求人票だけでは詳細がわからない場合は、職場見学などを通して見極めましょう。

医療に関する仕事をしている限り、少なからず不測の事態が起こるもので、残業ゼロは難しいのが通常です。 どうしても残業はできない、と突っぱねるのではなく、ある程度妥協して歩み寄る気持ちも必要でしょう。

残業の少なさを条件にして求人を比較しましょう

転職サイトでは、残業の量に対して言及している求人も少なくないため、ここを必須条件と考えて比較しましょう。 たとえば、「残業少なめ」などのフリーワードや選択項目でフィルターを通して出てきた情報の中から、希望に近い業種や仕事を探していきます。

他に注目すべきポイントとして、短時間勤務可能・土日休みなどの記述があげられます。 短時間勤務や曜日固定の薬剤師を受け入れている職場からは、一人ひとりの事情を考慮してくれる姿勢が感じられます。 プライベート家庭の状況に理解がある会社では、残業を少なくする動きが見られるため、安心して働けるでしょう。

正社員で思うような求人が見つからなければ、派遣社員アルバイトの仕事を探してみます。 残業ができない理由を明確にして「何時までにはどうしても会社を出たい」とあらかじめ伝えておくと、希望に沿ったシフトで働けます。

残業できないからフルタイムの仕事難しいと決めつけず、プライベートに理解ある会社で無理なく仕事を続けましょう。

ベース給与のみなし残業記述に気をつけましょう

転職サイトを眺めていて同業他社より明らかに高収入の求人なら「みなし残業」という記述を探してみましょう。 みなし残業とは、あらかじめ決まった時間の残業分をベース給与にいれる給与体系のことで、残業してもしなくても規定の給与が支給されます。

ここに落とし穴があり、「これくらいの残業は当たり前に発生する」という会社の意図の裏返しとも受け取れます。 残業なしがスタンダードという会社なら、みなし残業という給与規定はとりません

残業しなくても一定のお給料を支払い続ける必要があり、会社のコストとなるためです。 法律で保護されているため、健康を害するような長時間残業は禁止とされますが、みなし残業が入った給与を受け取る限り、一定時間の残業は避けられません。

できる限り残業を少なくしたいと考えるなら、残業代をきちんと定めて、時間数に応じて支給している求人を探しましょう。

まとめ〜残業が少ない職場の特徴ってどんなもの?

1.余裕をもった人材配置がポイントです
余裕をもった人材確保や柔軟なシフトの受け入れ体制などが、残業に対する会社の配慮を示しています。 求人票だけではわからない情報も多いので、転職コンサルタントに相談しながら進めると安心です。
2.一人薬剤師の調剤薬局を避けましょう
比較的残業が少ない職場の候補となる調剤薬局ですが、一人薬剤師案件については例外です。 あらゆる業務を一人でこなす必要があり、残業もやむをえない状況になりやすい傾向があります。
3. 残業の少なさを条件にして求人を比較しましょう
転職サイトから情報を探す場合は、残業について言及している求人を探して比較してください。 出てきた求人の中から希望に近い業種をピックアップして、応募企業を決めていきます。
4.ベース給与のみなし残業記述に気をつけましょう
高収入案件の中には「みなし残業」支給が含まれているものがあり、残業を当たり前と考える社風が読み取れます。 家庭の事情などでどうしても残業できない状況なら、みなし残業を含む求人を避けてください。

ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2016/09/15

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