キャリア&スキルアップ
2021.04.12

【薬剤師転職】勝てる「自己PR」の作り方。好印象なポイントとは

【薬剤師転職】勝てる「自己PR」の作り方。好印象なポイントとは

薬剤師の転職において、採用に一歩でも近づくために重要なのは、充実した「自己PR欄」。履歴書を作成する際に資格や職務経歴ばかりに注力する方も多いですが、自己PRは採用担当者に対して自身の長所やスキルをアピールするチャンスの場といえるでしょう。

この記事では、転職を検討している薬剤師に向けて、自己PRをどのように作ればよいのかについて解説していきます。

自己PRはなぜ重要?

企業にとって、採用活動は自社の将来を決定づける重要な業務の一つです。採用担当者は限られた情報から求職者の適性や人柄を判断しなくてはなりませんが、なかでも自己PRは相手を深く知るための手段として、非常に重要な役割を果たします

とくに近年では、対物業務から対人業務へのシフトが求められるようになり、患者さまと薬剤師間のコミュニケーションが増えるようになりました。つまり、資格や職務経歴だけではわからない部分も求められるのです。採用担当者は総合的に人物を評価しなければならないため、魅力的に自己PRを書ければ合格の可能性は大きく高まります

自己PR、採用担当者が見ているポイントとは?

自己PR、採用担当者が見ているポイントとは?

自己PRを作成するうえで意識しなくてはならないのは、採用担当者の視点です。採用担当者は自己PRのどこに注目し、何を知りたいと思っているのでしょうか。ここでは3つのポイントをご紹介します

求職者の人柄や、職場の雰囲気に合うかどうか

採用担当者は、求職者が職場に溶け込み、自分の力を発揮しながらなるべく長期間在籍してほしいと思っています。その判断のために、患者さまや同僚など周囲とうまくコミュニケーションをとれる人柄や、職場の雰囲気に合う性格かどうかを中心に見られるでしょう。

求職者の強みや長所はどのようなものか

ほかの求職者との差別化を図るためには、強みや長所をアピールしなくてはなりません。これは職務経歴や資格の欄からのみでは読み取ることができないため、周囲から言われる性格やこれまでの経験など自己PRのエピソードからも判断されます。

もちろん転職希望先が求める人物像によって評価される長所や強みも異なります。その職場に適した自己PRができれば、大きな印象アップにつながるでしょう

周囲に良い影響を与える人物か

仕事への意欲が高く真面目に取り組める人材は、周囲のスタッフに対しても良い影響をおよぼします。自己PRには、自然と求職者の気持ちも表れるものです。熱意が伝わるか、一緒に働きたいと思える人物であるかなど、思いがしっかりと伝わるかも採用担当者にとっては重要なポイントになります

自己PRを作りはじめる前に準備すること

自己PRを作りはじめる前に準備すること

いきなり書きはじめるのではなく、自己PRの作成には事前準備が必要です。自己分析と転職希望先の情報収集の2つがポイントとなります

自己分析

まずは自分がどのような人物なのかを自分で知っておくため、自己分析を行います。自身のスキルやこれまでの経験を棚卸しして、強みやアピールポイントを整理しましょう。また、長所だけでなく短所もしっかりと理解したうえで、短所をどのようにカバーしていくかを考えておくことも重要です。将来どのような薬剤師になりたいかキャリアプランを考えて、自己分析すると視野が広がるでしょう。

転職希望先の情報収集

強みや長所が明確になったからと、どの職場にも同じ自己PRを使うのは避けましょう。企業によって求める人物像は異なります。同じ自己PRを使いまわしていては、強みを強みと捉えてもらえないばかりか、企業研究を怠っているとして印象が悪くなる可能性も考えられます。

自己PRは、転職希望先の募集要項や経営理念を読み込んだうえで企業ごとにアレンジが必要です。企業がどのような人物を求めているのか、自分との共通点はどこにあるのかを把握し、その根拠となるエピソードを組み立てていきましょう。

「勝てる自己PR」とはどんなもの?作り方のポイント

履歴書などの応募書類のなかで、自己PRは採用担当者が注目するポイントの一つです。しかし、ありきたりな内容では十分にアピールすることはできません。ここでは「勝てる自己PR」の作り方について解説していきます。

基本的な自己PRのつくり方

自己PRを作成するためには、次の3つのステップが基本となります。順に見ていきましょう。

【STEP1】自分の強みや長所などのアピールポイントを書く

自己分析や転職希望先の情報をもとに、伝えたいアピールポイントを記載します。最初にアピールポイントを端的に述べることで、採用担当者にも理解してもらいやすくなります。前述の通り企業ごとに求める人物像は異なるため、書きわけて作成することが重要です。

【STEP2】アピールポイントの根拠となるエピソードを示す

ただ単に「私の強みは〇〇です」と書いても説得力はありません。採用担当者に納得してもらうためには、アピールポイントの根拠が必要です。これまでの職場での成功体験はもちろんですが、失敗体験によって学んだことや成長したこともアピールポイントになります。同時に課題への向き合い方も伝えられるので、採用担当へ良い印象も与えやすいでしょう。

また、職場への貢献をアピールするため、具体的な成果の数値を交えて書けるとさらに説得力が増します。

【STEP3】アピールポイントが転職希望先でどう活かせるか述べる

アピールポイントを伝えるだけでは、自己PRとしては不十分です。今後の業務への活かし方もあわせて伝えます。自分を採用することで職場にどのような良い影響を与えるのか、どのように活躍していくのかなど、入社後のイメージを採用担当者にもってもらえるよう意識しましょう。

【例文】参考になる自己PR

【例文】参考になる自己PR

ここでは、これまで実際に自己PRの例文をご紹介します。

例文①

人間関係をスムーズにすすめることを得意としており、スタッフ間だけでなく、患者さまとも良好な関係を築けるよう日々心がけています。
前職でもお一人おひとりの患者さまとの対話を心がけ、〇名の患者さまからかかりつけ薬剤師の指名をいただくことができました。
貴薬局においても、これまで培ってきたコミュニケーションスキルを活かして、理念である「まごころあふれる薬局」を目指すため、貢献できればと考えています。

例文②

幼少期より武術を習っており、忍耐力や精神力には自信があります。日々の鍛錬をこなし続けることで継続力も身につけられました。
前職では、MRとして医師へ粘り強くPRを行いました。最初は見向きもされませんでしたが、PRの内容をこまめにブラッシュアップするなど前向きに活動した結果、自社医薬品の新規採用を獲得し、担当先の実績を〇倍に伸ばすことができました。
貴社においても、持ち前の根気強さを活かして会社の利益に貢献していきたいと考えております。

【参考】業種ごとのPRポイント

転職先の業種によって、採用担当者が重視するポイントは大きく異なります。いくつかの業種を例に挙げて、盛り込んでおくべきPRポイントについて解説していきます

調剤薬局やドラッグストア

患者さまやお客さまと接することが多い調剤薬局やドラッグストアでは、コミュニケーションスキルや応対力が重視されています。幅広い年齢層の方に対する折衝力や、相手のニーズをくみ取る力についてのPRがポイントです

病院

病院では、医療全般に対する高い専門性とそれを維持する継続的な知識習得が求められます。病院勤務の経験がない場合でも、資格の取得やスキルアップのための取り組みなど前向きな姿勢を伝えられるとよいでしょう。また、医師や看護師など他職種と関わる機会も多いため、チームで活動した経験などもあればアピールポイントになります

製薬会社(おもにMR職)

医師や薬剤師に対して医薬品のPRを行うMR職は、医薬品に関する知識や提案力が必要になります。これらを裏付けるエピソードや数値があれば整理しておきましょう。また、営業職として言葉遣いや伝達力などの基本的なビジネスマナーがあるのは大前提のため記載の際には意識が必要です

自己PR作成の注意点

自己PR作成の注意点

自己PRは書類審査での第一印象を左右する重要な要素です。注意点を意識せずに書くと思わぬミスを招いてしまうことも。ここでは、自己PRを作成する際に気を付けるべきポイントについて解説していきます。

抽象的な表現はせず、具体的に伝える

自己PRに限らず応募書類を作成する際には、「一生懸命頑張った」や「問題解決に向けて努力した」など抽象的な言葉は使わないよう注意が必要です。「○○のために△△を行った」「△△を行った結果、店舗売上が2倍になった」など、具体的でわかりやすい文章を心がけましょう。

過剰な表現を避ける

自信をもって採用担当者に強みや長所を伝えるのは重要ですが、度が過ぎると自己中心的なイメージを与えてしまったり、周囲とコミュニケーションを図れるか疑問に思われたりする場合があります。話を過剰に演出するのは避け、明確な根拠をもとに正確な情報を伝えるよう心がけましょう。

ただし、転職希望先の求める人物像に合わせて、同じエピソードでもアピールポイントを変えるなどの工夫は問題ありません。

文章は簡潔にまとめる

採用担当者は日々多くの書類に目を通さなくてはならず、長すぎる文章ではそもそもしっかりと読んでもらえないことも。文章が長いだけで、自分の言いたいことが伝わらず面接まで進めなくなる可能性や、「読み手のことを考えられない」などマイナスな印象を与えてしまう可能性も考えられます。

自己PRは伝えたい内容に優先順位をつけ結論から簡潔に書きましょう。段落ごとに改行して読みやすくするなどの工夫も大切です。

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まとめ

この記事では、転職を検討している薬剤師に向けて、自己PRをどのように作ればよいのかについて解説していきました。

自己PRによって自身の魅力を伝えることができれば、今後の選考を有利にすすめることができ、採用の可能性も高まります。自身の強みがわからない、どのようにまとめればよいかわからないなど、自己PRの作成に自信のない方は、転職コンサルタントに相談することがおすすめです。経験豊富なプロの目により、強みやアピールポイントを明確にすることから始まり、伝わりやすい自己PRを書けるようアドバイスをもらえます。

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ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2021/04/12

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