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  • 公開日:2016.11.17

薬剤師が転職面接の自己紹介で好印象を与えるためには?

薬剤師の転職事情

 

転職面接で効果的に薬剤師としての専門性や経験をアピールする方法を紹介します。薬剤師の転職面接の自己紹介のポイントを見てみましょう。

 

■採用担当者の立場にたって考えましょう

転職面接のテクニックは数えきれないほどありますが、自分が採用担当者になったつもりで考えると、どのようにアピールすればいいか見えてきます。あるポジションをお願いしたいと考えているなら、該当職種に精通したプロフェッショナル人材ほど印象が良くなります。

幅広い仕事に対応できるマルチな人材を採用したいと考えたら、将来的ポテンシャルが高い薬剤師を選ぶでしょう。どんな求人にも共通して言えることとしては、明るく人当たりが良い人材が好まれます。

組織の中でうまく立ち回ることができて、今いる薬剤師とコミュニケーションをとりながらスムーズに仕事をこなせる薬剤師が理想でしょう。

 

■専門資格から知識レベルを証明します

専門度が高い薬剤師を求める企業は多く、認定資格を持っていると武器になります。たとえば、以下のような資格をアピールすると、面接での好印象につながるでしょう。

認定薬剤師:がん領域や精神科など特殊な知識が問われる領域では、研修や試験を通した認定資格を与えています。疾患や薬物ケアについて深い知見を持っていることを証明するツールになるので、積極的にアピールしましょう。

食品衛生管理者:食品メーカーヘルスケア業界などの開発職に応募する場合、有利にはたらくケースがあります。届け出で取得できる資格なので、取得を検討してみましょう。

資格について話す場合は、転職先でどのようにスキルが活かせるか交えつつ、取得を目指した具体的なエピソードなどを盛り込んで説明します。はじまったばかりの資格制度については認知度が低いこともあるので、面接官に伝わるように内容詳細や培った知識をまとめてください。

 

■退職理由はポジティブに説明しましょう

転職面接でよく聞かれる質問の一つに転職理由があげられますが、ネガティブな理由はマイナスです。人間関係でつまずいたり、残業の多さに耐えきれなくなったりと本当の理由は様々あっても、全てをお話しする必要はありません。

転職先で新しいキャリアを築きたいなどポジティブな理由にまとめると、向上心が伝わって好印象です。転職理由から志望動機、希望職種など一連の流れがスムーズであるほど望ましく、矛盾がないように頭の整理を進めます。

たとえば、小児がんに特化したケアを得意とする病院に対して自己紹介する場合はどうでしょう。「小児がん領域に強みを持つ貴院の薬剤師として、子どもたちの将来を支援したいと考えました。親子連れで来店される患者さまのケアを担当した際、大変やりがいを感じています。小児科分野に特化して経験を積みたいと考えた末、前職を退職いたしました。」このように説明すると一連の流れが伝わりやすく、好印象を持ってもらえる転職理由と言えるでしょう。

 

■社会人として基本マナーを守りましょう

受け答えがスムーズでも基礎的マナーができていないとマイナス印象になりがちで、社会人として恥ずかしくない身の振る舞いを考えましょう。入室時の印象はとくに重要なので、明るくハキハキとあいさつします。緊張すると早口になりやすく、普段よりも大きく口を開けてゆっくり話すと良いでしょう。

面接官に促されてはじめて椅子に座り、背筋を伸ばして対応します。身だしなみは上下そろいのスーツが望ましく、女性薬剤師なら髪の毛やメイクにも気を配ります。清潔感を感じさせ、社会人として信頼される服装を整えてから、面接会場に向かいましょう。

面接時の服装や適切な自己アピール方法については、求人主の社風や考え方によっても変わってきます。転職コンサルタントのアドバイスを参考にしながら、相手に合わせて調整しましょう。

ファルマスタッフでは、転職面接が苦手という薬剤師を対象に詳細なアドバイスを行っています。二人三脚で転職を成功へと導きますので、一人で悩まずにお話をお聞かせください。

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■まとめ~薬剤師が転職面接の自己紹介で好印象を与えるためには?

1.採用担当者の立場にたって考えましょう

採用担当者になったつもりで「この人と一緒に働きたい」と感じさせるにはどうしたらいいのか考えてみましょう。保有スキルや性格など見られるポイントはたくさんあって、案件ごと重視する項目が異なります。

 

2.専門資格から知識レベルを証明します

薬剤師業界は専門知識を持っている人材ほど重宝される傾向があります。専門資格がある場合は面接で上手にアピールして、高い技能や知識レベルを証明しましょう。

 

3.退職理由はポジティブに説明しましょう

退職理由がネガティブだとマイナスの印象になりがちで、前向きな説明を意識します。本音の部分は自分の中に秘めておき、面接官の印象が良くなる説明を考えてみましょう。

 

4.社会人として基本マナーを守りましょう

社会人として基本マナーができていないと、ネガティブな印象になってしまいます。第一印象がとくに重要視されるポイントなので、身だしなみや挨拶を意識すると良いでしょう。

ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2016/11/17

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