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  • 公開日:2016.08.28

自分の市場価値を知ることが転職するときに有利に働く!

自分の年収は高いのか、低いのか気になったことはないでしょうか?薬剤師としての市場価値を知ることで転職活動が有利になる理由と価値を知る手だてについて紹介します。

自分がどこでどのように評価されるかを見極める

市場価値とはどのくらいの年収でどのような職場で評価してもらえるかを示すもので、正しい価値を知ることが転職を有利に進める鍵となります。 自分の市場価値を把握しておくことで、高く評価される職場を選ぶことができ、より良いポジションで転職できたり高収入を希望できたりするということです。

薬剤師としての市場価値を計るには、転職コンサルタントの意見が役立ちます。 自分自身が考える評価に加えて第三者の意見を取り入れることで、より客観的な評価ができます。

面接担当者に「この人材がほしい」と思ってもらえるスキルがあると、より高い市場価値がつきます。 自分のできること経験業務を見直して、強みになる点を整理しましょう。

市場価値を左右する要素とアピール例

薬剤師の市場価値として考慮されるものを具体的に見てみましょう。

薬剤師として培ったキャリア
まず重視される項目が、これまでのキャリアです。 どんな職場でどのような仕事を担当していたのか簡単に説明できるよう準備します。 対応していた患者さまや、例えば業務リーダーといった職場内での立場などを補足することでより高い評価を得られると判断できる場合には、詳細を説明できるよう準備しておきましょう。
薬剤師資格以外の専門スキル
漢方・栄養学・アロマ・TOEICなど、薬剤師資格以外の保有資格や専門スキルも考慮されます。 履歴書の資格欄に記入したり趣味の欄でスキルについて述べたりすると、書類選考段階の差別化ができます。
休日勤務・残業対応
土日勤務が可能だったり多少の残業に応じたりする姿勢を見せると、市場価値が高くなります。 無理して対応する必要はありませんが、相手の求めるものにできる限り従う意向を伝えましょう。

平均年収が示す市場価値は参考値にすぎない

薬剤師の一般的な市場価値が知りたい場合は、厚生労働省の賃金構造基本統計調査結果が役立ちます。 世代別・都道府県別など基本的な切り口から、年収の平均を出すものです。

このうち薬剤師の年収で目立つのが500万円〜549万円の層ですが、30代以上の過半数がこの水準をクリアしていることが読み取れます。 20代の場合は400万円〜500万円の層が厚く、次いで500万円〜600万円・400万円未満の層となっています。

一般的な薬剤師の市場価値としてこの水準はクリアしておきたいところであり、平均以下の場合には適切な評価がなされているかどうか振り返ってみましょう。 もっと高い価値が期待されると思うなら、転職に踏み切るのも一案です。

なお、平均値が示す数字は、あくまで参考値にすぎないところに気をつけましょう。 アピールできるポイントや優れた資格がある場合、より高年収も期待できます。 結局のところ、「自分の場合の」市場価値を正しく把握する必要があるということです。

コンサルタントに個別診断をお願いしよう

転職コンサルタントにカウンセリングをお願いすると、それぞれの経験やスキルをもとにした市場価値の目安を教えてくれます。

蓄積された転職事例データを元に算出されるものですので、信頼度の高い方法です。 経験や適性から高く評価されやすい業種や職種なども一緒に教えてもらえるので、その後の活動もスムーズになります。 カウンセリング結果をもとに、実際に求人を探してもらうことも可能です。

インターネット上にはアプリやアンケートを使った適職診断などもありますが、個別状況を完璧に反映するものではありません。 プログラム自体が古いものだと、結果を読み間違えるリスクも出てきます。

コンサルタントに市場価値を教えて欲しいとお願いしたからと言って、必ず転職が必要になるわけではありません。 キャリアの節目ごとに相談して、今の自分の価値を見極めましょう

まとめ〜自分の市場価値を知ることが転職するときに有利に働く!

1. 自分がどこでどのように評価されるかを見極める
市場価値とは、転職における自分の価値であり、給与額や採用のされやすさの基準の一つになるものです。 市場価値を理解しておくことで、自分がより高く評価してもらえる職場に転職しやすくなります。
2.市場価値を左右する要素とアピール例
薬剤師の市場価値として考慮されるものにはいくつか一般的な指標があります。 例えば、薬剤師として培ったキャリア・薬剤師資格以外の専門スキル・休日勤務・残業対応などが価値を高める条件となります。
3.平均年収が示す市場価値は参考値にすぎない
一般的な市場価値は、厚生労働省の賃金構造基本統計調査結果で調べることができます。 ただし、平均値が示す数字はあくまで参考値なので、きちんと自分の市場価値を知ることが大切です。
4.コンサルタントに個別診断をお願いしよう
転職コンサルタントに依頼することで、それぞれの経験やスキルをもとにした市場価値の目安を算出することができます。 転職事例に基づいて判断するため、正確な価値を知ることができるでしょう。

ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2016/08/28

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