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  • 公開日:2016.06.02
  • 更新日:2021-09-09

薬剤師の平均年収は?20代~30代が収入アップするためのポイントも解説

薬剤師の平均年収は?20代~30代が収入アップするためのポイントも解説

比較的高収入と言われる薬剤師ですが、勤務先や勤務地域などによって平均年収は異なります。現在、自身の年収が平均と比べて高いのか低いのかは気になるところではないでしょうか。

今回は、20代の若手薬剤師、30代の中堅薬剤師の平均年収や、年収をアップさせるためのポイントについて解説していきます。

20代~30代薬剤師の平均年収はどのくらい?

薬剤師の平均年収は?20代~30代が収入アップするためのポイントも解説

厚生労働省発表の「令和元年賃金構造基本統計調査」によると、20代~30代薬剤師の男女別平均年収は以下の通りです。

男性 女性
20~24歳 336.2万円 391.0万円
25~29歳 496.3万円 464.1万円
30~34歳 581.0万円 507.6万円
35~39歳 653.6万円 542.3万円

薬剤師は基本的に24歳から就業開始となるため、20代中盤頃までは自身のスキルや経験よりも、新卒で就職した先の年収に大きく左右されます。たとえば薬剤師の就職先として人気のドラッグストアは、調剤薬局や病院などと比べても初任給が高い傾向です。

その後、中堅と呼ばれる30代になると、専門分野を磨いたり管理薬剤師になったりと、それぞれのキャリアが分岐しはじめます。また、とくに女性は結婚や出産、子育てなどのライフイベントで職場を離れているケースもあるため、30代から男女の年収差も大きくなっているのがわかります。

また、平均年収のピークは男性で55歳~59歳の729.9万円、女性で50歳~55歳の670.9万円です。男女ともに比較的堅調に年収は上がっていく傾向にあり、様々なライフイベントとも両立できる職種と言えるでしょう。

時給に換算した場合

週5日、1日8時間勤務(月換算176時間)で時給を計算した場合は以下の通りです。

男性 女性
20~24歳 1,592円 1,851円
25~29歳 2,350円 2,197円
30~34歳 2,751円 2,403円
35~39歳 3,094円 2,567円

パート薬剤師や派遣薬剤師として働く場合は時給換算の職場がほとんどであるため、1つの基準として念頭に置いておきましょう。ただし、パートや派遣は時給だけで見ると正社員より高い場合があります。また、職場によって時給に大きくばらつきがあるのも特徴です。

単に時給の高さだけで判断するのではなく、各種手当や福利厚生などの情報も得たうえで働き方を決められると良いでしょう

年収に加え、福利厚生も確認を

薬剤師の平均年収は?20代~30代が収入アップするためのポイントも解説

20代中盤以降は、結婚や出産、子育てなどライフイベントが発生しやすい時期とも言えます。たとえば、産前産後休暇が取得できるか、復帰後に時短勤務は可能かなど、年収だけでなく福利厚生の内容もしっかりとチェックしておきましょう

また、制度だけ整っていても実際には使いづらい状況では意味がありません。制度の充実度はもちろんのこと、従業員の福利厚生使用率も事前に確認しておくと安心です。ただし面接で福利厚生について聞きすぎると、「条件面ばかり気にしている」と捉えられマイナスな印象になる可能性もあります。聞きづらい質問は、転職コンサルタントを活用しそれとなく聞いてもらうのも良いでしょう。

薬剤師が年収アップを狙うには?

薬剤師の平均年収は?20代~30代が収入アップするためのポイントも解説

続いて、20代~30代の薬剤師が年収アップを目指した際に行うべきポイントについて解説します。

20代の若手薬剤師では、経験年数も少ないため今すぐ責任のある仕事や役職に就くのは難しい場合がほとんどです。今は将来への種まきの時期と考え、まずは自己研鑽によって知識やスキルを磨きましょう。将来的な年収アップにつながっていきます。

30代の中堅薬剤師は、薬剤師としては一通りの業務が行えるようになっている前提です。今後のステップアップとして、後輩育成や管理職の経験が求められます

それぞれの年代で共通して求められるスキルと、とくに特定の年代以上から求められるスキルについて見ていきましょう。

資格の取得

薬剤師は医療の需要変化や新薬の登場などもあり、自己研鑽を積むことが重要視されます。認定薬剤師、指導薬剤師、専門薬剤師など、より高度な資格を取得することで業務の幅を広げられるでしょう。さらに、専門的な知識を身につけられるため責任ある業務を任せてもらいやすくなります。

また、仕事に対する前向きな姿勢も伝えられるため、査定の際に良い評価を得られるなど副次的な効果も期待できます。自身の業務に関連する資格のほか、糖尿病、がん、緩和ケアなどに関する資格もおすすめです。国内で課題にあげられている疾病に関する専門知識を有することで、将来的にも活躍できる薬剤師への道がひらけるでしょう。

副業

職場の就業規則で認められている場合は、薬剤師資格を活かして副業に挑戦してみるのも良いかもしれません。たとえば、単発の派遣やアルバイト、夜間パートなどで本業以外の時間に働く方もいます。また、医薬品や医療に関する専門知識を活かしメディカルライターや医療翻訳などの副業を行う方も増えています。

ただし、管理薬剤師や公務員(学校薬剤師)は法律によって副業が禁止されているので注意が必要です。就業規則も事前に確認しておきましょう。

在宅医療やかかりつけ薬剤師への対応

地域包括ケアシステムの推進を背景に、在宅医療やかかりつけ薬剤師への対応はますます重要性を増してきています。今後は、これらの経験があることが当たり前の時代も来るかもしれません。

在宅医療やかかりつけ薬剤師の経験は、薬剤師としてのスキルアップにおいて間違いなくやくに立ちます。20代の転職においても、面接で経験の有無を聞かれるケースが多いためぜひ積極的に取り組みましょう。

管理薬剤師や薬局長などのマネジメント経験

管理薬剤師は、とくに30代以上の薬剤師に求められるスキルや経験です。薬剤師としてひとり立ちした30代は、教えてもらう立場から教える立場へのシフトが求められます。

各種手当がつくだけでなく、将来的に転職を考えている場合は転職先でも即戦力として優遇されます。年収アップにつながる可能性があるため、ぜひ積んでほしい経験です。

転職

年収アップを狙うにあたり、場合によっては転職も1つの手です。とくに自身の年収が平均より低い場合には有効な手段と言えるでしょう。

20代は現在のスキルや経験よりも今後のポテンシャルを期待して採用される場合がほとんどです。転職後の職場では覚えなくてはならない業務も多いため、新しいことに積極的に取り組んでいく姿勢や熱意をアピールしましょう。

30代は20代と異なり即戦力として扱われます。これまで課題に対してどのように取り組んできたか、マネジメント経験はあるか、入社後どのように転職先に貢献できるのか。これらは聞かれやすい質問なので、一度整理してみると良いでしょう。

比較的年収が高い業種としては、製薬企業や大手ドラッグストアが狙い目です。ただし、単に年収が高いからと深く考えず転職してしまうのは危険です。20代では2回以上、30代では3回以上の転職で「転職回数が多い」とみなされマイナスイメージになります。また、一貫したキャリアプランがないまま転職すると、安定したスキルや経験を得にくくなる点にも注意が必要です。

まずは自身が今後どのような薬剤師になりたいのか考え、年収以外の項目で転職における優先度を書き出してみると良いでしょう。1人で考えるのが難しい場合は、転職コンサルタントの活用も検討してみてください。

ファルマスタッフの場合、コンサルタントと一緒にキャリアプランを整理することで、マッチした求人を紹介してもらいやすくなります。さらに職務経歴書の添削や面接対策も行っているので、転職活動に対する不安も小さくできるでしょう。

継続的な自己研鑽と多様な経験で年収アップを目指す

今回は20代~30代薬剤師の平均年収や年収をあげるポイントについて解説しました。

20代のうちは、いきなり責任のある仕事や役職を任されることはあまりないため、まずは資格など目に見える形でスキルを磨くことが重要です。30代はより即戦力として求められるため、マネジメントスキルなど現場で活かせる経験を積んでおけるとよいでしょう

また、もし平均よりも年収が低いなどの現状があれば、思い切って転職するのも1つの手です。その際は転職コンサルタントに相談すると、自分ではわからなかったアピールポイントに気づけるかもしれません。この記事を参考に、薬剤師としてステップアップしていきましょう。

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ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2016/06/02

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