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  • 公開日:2016.07.07

年収と職場の雰囲気、どちらをとるべき?

薬剤師は年収や職場の雰囲気など、どのようなポイントを重視して仕事を選んでいけば良いのでしょうか?それぞれのメリットやデメリットを確認して考えましょう。

自分のライフプランに合わせた職場を選ぶ

薬剤師の職場選びは、自分のライフプランと照らし合わせることが重要になります。

より高い年収を目指していくことで、時に殺伐とした現場で働いたり、多忙を極める職場で様々な業務に追われたりすることもあるでしょう。 反対に言えば、職場の雰囲気を重視して、朗らかで安定した働き方を実現できるけれど、年収やキャリアプランを考えると、あまり高いものは望めないという場合もあります。

どちらを選んでも、それぞれメリットとデメリットがあるため、キャリアプランを含んだ自分自身のライフプランに照らし合わせて、より自分の理想を叶えられるところを選択するのが良いでしょう。 馴染める職場でプライベートとの両立を図るのも、なかなか馴染めない職場の雰囲気の中で経験値をアップさせていくのも、あなたの選択のひとつです。

高い年収を得られる職場選びのポイント

病院や調剤薬局、ドラッグストアなどの職場の中で、年収が高く設定されているところもあります。 給与額はもちろん、ボーナスも充実しており、単純に収入が高いことは、とても大きなメリットになるでしょう。

また、現在の収入の高さはそこまでの設定ではなくても、将来的に高い年収を獲得することができる職場もあります。 その後の転職を考えていたり、キャリアアップのためのスキル向上を狙っていたりする人であれば、他の職場ではなかなかできない経験ができる勤務先選びはとても重要です。 臨床系のスキル、営業に転用できる知識や経験など、将来的なキャリアプランに合わせて、適切な職場選びは異なってきます。

調剤薬局ひとつとっても、近くにある病院の科によっては、経験できない剤形や処方などもあるため、自分のキャリアについて考えたとき、経験不足が足を引っ張ってしまう可能性もあるでしょう。 現在の年収と同時に、将来的な年収も考えて仕事を選ぶことで、最終的な収入アップを狙うことができます。 それは給与額はもちろん、経験してきた仕事内容も関わってくるものなのです。

職場の雰囲気を重要視するポイント

薬剤師の中には、職場の雰囲気を重要視して勤務先を探す人も多くなっています。 やはり馴染みやすく、安定して働きやすい職場を探す人は多いため、病院や調剤薬局、ドラッグストアなどの一般的な薬剤師の職場の雰囲気は、転職サイトやコンサルタントなども細かく紹介しているケースが珍しくありません。

ただし、職場の雰囲気とは、個人によって感じ方やメリットとする点が異なってくるものでもあります。 スタッフの仲が良く和気あいあいとして働きやすいというところから、プライベートとの両立が図りやすいため、お互いの関係がビジネスであるというところもあります。

仕事内容によっては、ひとりで黙々とこなす作業が多いため、交流そのものが少ないというケースもあり得ますね。 育成カリキュラムが充実しているところや、復職しやすいところ、休暇が取りやすいところなども、「職場の雰囲気が良い」と称されることがあるため、自分が求めているものに見合った「良さ」なのかを確認することは重要です。

メリットとデメリットを考慮して考えること

薬剤師が勤務先を選ぶ場合は、自分のライフプランに照らし合わせて、より理想に近いものが実現できるところにしましょう。

育児や介護、家事などと両立して働くことを目指していく場合、いくら年収が高くても、休みにくさや相談のしにくさが目立つ職場はあまり向いていません。 逆に言えば、キャリアアップして高額の年収を目指していきたい人に、職場の雰囲気は良くても、給与アップの見込みが立たず、スキルアップも臨みにくい環境はあまり適してはいないでしょう。

安定感を持って働きたいタイミングと、チャレンジ精神を満たしていきたいタイミングも異なっていますよね。 上昇志向を持つ一方で、精神的な支柱が欲しく、殺伐とした雰囲気よりは、和やかな環境で働きたいと思うときもあるものです。 その時の自分の状況や将来的な目標を考えた上で、それぞれの職場のメリットとデメリットを考慮し、働きやすさとやりがいをバランス良く獲得できる勤務先を探したいですね。

まとめ〜薬剤師の年収と職場の雰囲気、どちらをとるべき?

1.自分のライフプランに合わせた職場を選ぶ
職場の雰囲気を重要視して働くのも、キャリアプランを考えてバリバリ働くのも、一長一短です。 それぞれの特徴を考えた上で、あなたのライフプランに合った職場選びをしましょう。
2. 高い年収を得られる職場選びのポイント
高額な年収や、あるいは最終的な高収入のための仕事を担当できる職場選びをすることもあるでしょう。 キャリアプランを考えて、経験値を積める勤務先を見つけることはとても大切です。
3.職場の雰囲気を重要視するポイント
職場の雰囲気の良さを決める基準は、個人によって異なっているということを念頭に置いて考えましょう。 休みの取りやすさ、スタッフの仲の良さ、育成プログラムの充実、向上精神の強さなど求めることはそれぞれ異なっています。
4.メリットとデメリットを考慮して考えること
薬剤師が勤務先を探すときには、それぞれの職場のメリットとデメリットを考えて、プライベートとのバランスを意識して選ぶようにしましょう。 年収と職場の雰囲気のバランスは個人によって重要度が違ってくるポイントです。

ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2016/07/07

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