お役立ち情報
  • 公開日:2016.10.19

働く場所によって適した身だしなみは変わる

薬剤師の仕事内容


薬剤師の職場での身だしなみで患者さまの印象が変わってきます。職場別身だしなみのマナーについて理解して、信頼される薬剤師を目指しましょう。
 

■職場の特色を理解して服装を決めます

薬剤師の身だしなみと言うと白衣を想像しますが、髪型やインナーなど守るべきルールはたくさんあります。医療機関で働くうえでマナーができていないと不信感を招き、業務に支障もでてくるものです。働く場所や働き方によって守ってほしいルールが変わってくるので、職場に合った身だしなみを徹底しましょう。

具体的には、病院・薬局・ドラッグストアと働く場所によって細かな注意点が変わってきます。他の職場に転職したときに基本的な注意点を理解していないと、うまくなじめないリスクもあります。

今の職場で気をつけたい服装やメイクのポイントを把握しておきたい薬剤師はもちろん、これから転職を検討している方は目を通しておきましょう。

 

■病院なら施設のルールを守りましょう

病院で定められている身だしなみ規則を確認して、確実に守ります。とくに規則がない場合でも医療スタッフの一員として見られている意識を忘れず、医師や看護師にあわせた身だしなみを意識しましょう。

とくに交差感染が起こりやすい場所でもあるので、万が一のときでもすぐ気付くよう、淡いカラーの服にします。白系やベージュなど薄い色の服を着ていると、薬品が付着したときに一目でわかるため、新しい衣服に着替えるなどの対処ができます。

作業の邪魔にならないように長い髪はすっきりまとめて、落ち着いた印象を作ります。女性薬剤師のメイクは控えめかつ、入院患者さまが不快に感じない雰囲気にまとめましょう。

病院によっては薬剤師の服装規定をややゆるめにしていることもありますが、患者さま視点に立つとあるべき姿が見えてきます。医療スタッフの一人として見られる心構えを大切に、清潔感ある身だしなみを意識しましょう。

 

■調剤薬局は白衣の下に気をつけます

調剤薬局白衣着用を義務づけている職場が多いので、身だしなみをおろそかにしがちとなります。薬剤師として常に来訪者に見られている意識を持ち、清楚でまじめな雰囲気のインナーを意識しましょう。

露出が多い服装やゆるめのファッションなどは患者さまの不信感を招くので控えて、シンプルなインナーと紺のパンツなどでまとめます。スカート可能の職場でも短すぎるボトムスは避け、動きやすいスタイルを心掛けます。

調剤業務の邪魔になるアクセサリーも控えるのがマナーなので、結婚指輪以外の装飾品はとりましょう。ヘアピンについているデコレーションは忘れやすいポイントなので、職場に到着する前に鏡を見る癖をつけてください。

地域密着スタイルの薬局ではプライベートのファッションも見られているので、華美な服装を控えます。どんなときも医療従事者としての気持ちを忘れず、恥ずかしくない身だしなみを意識しましょう。

 

■ドラッグストアは動きやすさを重視します

食料品や雑貨などいろいろな商品を扱うドラッグストアは、動きやすさを重視した服装をおすすめします。品出しやレジ業務など調剤作業以外の仕事も担当範囲になる可能性があり、身軽な格好をしていないと作業に支障が出るためです。

病院や調剤薬局と比較すれば服装規定がゆるい傾向も見られますが、基本的な身だしなみのルールは同じです。明る過ぎるカラーリングや華美なネイルなど患者さまの不快感を与えるようなお洒落は控えて、医療従事者のイメージを損なわない身だしなみを意識しましょう。

薬剤師は直接患者さまと接する機会が多いので、香水やボディスプレーなど香りが強いものも避けます。白衣の柔軟剤やヘアワックスも、できる限り匂いが少ない無臭タイプがおすすめです。白衣を着ていると個性が出にくく物足りなく感じることもありますが、信頼を得るための勝負服です。プライベートと仕事の時間をきっちり分けて、職場の規律を維持しましょう。

 

■まとめ~働く場所によって適した身だしなみは変わる

1.職場の特色を理解して服装を決めます

清潔感など基本的な身だしなみのルールは同じでも、職場によって細かな決まりが変わってきます。担当する仕事内容や立場が変わると適した服装が異なるのは当然で、違いを理解した身だしなみが求められます。

 

2.病院なら施設のルールを守りましょう

病院薬剤師の場合は、医師や看護師の服装を参考に医療スタッフの一員として恥ずかしくない身だしなみが求められます。交差感染が多い職場でもあるので薄いカラーの衣服を選び、汚れたらすぐに着替えましょう。

 

3.調剤薬局は白衣の下に気をつけます

調剤薬局だと白衣を着る機会が多いはずですが、華美なインナーやゆるめのファッションは控えます。アクセサリー類やヘアピンもシンプルなものにまとめ、作業の邪魔になるようなデコレーション付アイテムを避けましょう。

 

4.ドラッグストアは動きやすさを重視します

ドラッグストアだと動きやすい服装が適していて、パンツスタイルなどをおすすめします。柔軟剤など香りが強くでるものは患者さまの不快感を招きやすいので控えて、無臭タイプを選択しましょう。

ファルマラボ編集部

「業界ニュース」「薬剤師QUIZ」 「全国の薬局紹介」 「転職成功のノウハウ」「薬剤師あるあるマンガ」「管理栄養士監修レシピ」など多様な情報を発信することで、薬剤師・薬学生を応援しております。ぜひ、定期的にチェックして、情報収集にお役立てください。

記事掲載日: 2016/10/19

あわせて読まれている記事