薬局探訪
2020.02.25

株式会社メディックス<薬剤師インタビュー>

株式会社メディックス<薬剤師インタビュー>

しんわ薬局半原店/店長・マネジャー 小野新一朗さん

株式会社メディックス<薬剤師インタビュー>

「あたたかくてご縁を大切にする会社」です。店舗は医師とのご縁で広がり、地域の方々や一緒に働く仲間ともご縁でつながっています。

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▲取材先:しんわ薬局 半原店

メディックスは、東京都調布市に本社を構え、西東京(多摩、八王子エリア)、湘南、厚木を中心に60以上の店舗※を展開しています。医師からの依頼や紹介で出店を重ねて、9割以上の店舗がクリニックマンツーであることが特徴です。隣接するクリニックとの関わりは深く、共同の勉強会を開催したり医師の往診に同行したりしているのだとか。今回は、しんわ薬局半原店の店長でマネジャーを務める小野新一朗さんにお話を伺いました。(※2018年11月時点)

「真の地域包括ケア」を目指すメディックスグループ


最初に会社の紹介をお願いします。

メディックスは、東京都調布市に本社を構え、西東京(多摩、八王子エリア)、湘南、厚木を中心に展開する調剤薬局です。1969年に東京都八王子市千人町にサクラ薬局を開局してから一昨年に50周年を迎えており、現在は60以上の店舗を展開しています。当グループには、ジェネリック薬品卸、訪問介護、サービス付高齢者住宅事業を行う関連会社があり、「真の地域包括ケア」を目指して取り組んでいるのが特徴です。

次に、小野さんの自己紹介をお願いします。

中途入社で今年8年目、現在はしんわ薬局半原店の店長を務めています。以前は、地域でも大きな大学病院の門前にある調剤薬局チェーンに勤務していました。ご縁があり、メディックスに入社して今に至ります。メディックスが2社目になります。

転職を考えた理由と、メディックスに入社を決めた理由を教えてください。

「患者さまと深いコミュニケーションを取りたい」と考えたことがきっかけです。大学病院の門前薬局は、毎日多くの患者さまがいらっしゃり、処方関連の知識を学ぶことができました。一方で、服薬指導など、患者さまと十分なコミュニケーションが取れなかったのです。今後、薬剤師として働き続けることを考えた時、地域に密着して患者さまに寄り添うほうがやりがいは大きいのでは...と考えて転職を決めました。

そうして転職活動を始めて、いくつかの薬局を見て回った結果、「理想とする職場があること」「店舗見学にてスタッフの対応が親身だったこと」からメディックスに入社を決めました。本社面接では、当時は人事マネジャーを務めていた現代表取締役の人柄にも惹かれました。さらに、隣接するクリニックとの関係を第一にし、良好な関係が築けていることも好印象でした。

入社後の印象はいかがですか?

想像していた通りの職場です。地域に密着した薬局だからこそ、患者さまの近くで働くことができ、深いコミュニケーションが図れています。やりがいを持って働くことが出来ていて充実しています。社内の雰囲気もよく、"人間関係が良好"という表現では足りないくらい家族のような会社だと思います。

60以上ある薬局の9割以上が"クリニックマンツー"


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メディックスは、9割以上が医師との共同出店だと伺いました。本当でしょうか?

そうなんです。60以上ある薬局の9割以上が、医師からの依頼や業者からの紹介をいただき出店しています。無理に店舗数を増やさず、M&Aもわずかしか実施していません。基本的には依頼元や紹介元に隣接する形で新しい店舗をオープン。地域の皆さまから、クリニックとセットといった印象をもっていただけているのが特徴です。

なるほど、クリニックマンツーですね。そうした店舗で働くにあたり何に気を付けていますか?

隣接するクリニックで働く医師や看護師などの皆さんと、より良い関係を築くことを心掛けています。困った時にすぐに話ができれば仕事が進めやすくなります。いまは、週1回の合同勉強会を行っていただき、先生の処方意図も汲み取れるようになりました。患者さまにより良いサービスを提供できていると思います。

ちなみに、「しんわ薬局」「さくら薬局」とブランド名が複数ある理由は何ですか?

当社の薬局名は、隣接するクリニックの院長からも意見を伺っている関係もあり、趣向がでております。他社との関係から「さくら」が使えなかったり、「親和」と考えておりましたが固すぎるというご指摘があり「しんわ」としたり。よくM&Aをしているのでは?と質問を受けますが、M&Aにより屋号が多様化した訳ではありません。

地域に密着している薬局だからこそ、責任も大きい


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1日の仕事の流れを教えていただけますか。

平日は、9時から19時までが開店時間です。隣接するクリニックが、お仕事帰りの方でも来院できるように診療時間を長く設定していらっしゃいます。だからこそ、お薬を用意する私たちも、19時まで薬局を開いているのです。営業時間中は、途切れずに患者さまがいらっしゃいます。来局される患者さまの対応と在宅の患者さまにお薬をお届けに行くなどして、一日が終わります。

休日も隣接のクリニックに合わせて、木曜日・日曜日・祝日です。木曜日はお休みですが、月2回は院長の往診に同行するようにし、日頃の疑問などを伺うなど患者さまとコミュニケーションを取るようにしています。とても勉強になる機会です。

往診同行を担当した場合は、代休を取得できます。現在、シフト制で無理のない勤務を心掛けていますが、「働き方改革」の趣旨に合うようにさらなる工夫が必要かもしれません。患者さま一人ひとりに丁寧に対応するためにも、働く薬剤師には無理をさせないようにしなければいけないと考えています。

患者さまのために取り組んでいることを教えてください。

相談のしやすい雰囲気づくりですね。 "相談薬局"として創業した文化を大切にしています。実際に、処方箋を持たずに、お散歩のついでにお話に来てくださる患者さまもいるくらいです。

一方で、たくさんの患者さまが訪れてくださるからこそ、どれだけ待ち時間を少なくできるかが課題となっています。来局いただいた時、待ち時間をお知らせして、お待ちいただくか後で来ていただくかを伺っています。場合によっては、こちらからお薬を届けることもあります。一人ひとりとコミュニケーションを取るためにも引き続き努力しなければいけないと考えています。

そうした店舗の運営はどのように行われていますか?

基本的には店長に任されています。メディックスは風通しがいい社風があり、現場の意見を尊重してくれます。「○○したい」という提案が却下されることはほとんどありません。本部から、「このようにしなさい」という方針が降りてくることも少ないので、各店で自立した意識が高まります。

小野さんが力を入れている点があれば教えてください。

どれだけ患者さまのニーズにお応えできるかを大切にしています。郊外の場合、患者さまはクリニックに隣接する薬局を選びがちです。これはメディックスの経営が安定している理由なのですが、責任の重さも感じます。他に薬局がないからこそ、患者さまのニーズに合うサービスを提供しなければなりません。


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▲調剤室の受付


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▲iPadを導入し正確性を担保


「マネジメントライン」と「スペシャリストライン」を選択できる


メディックスで歩めるキャリアを教えてください。

「マネジメントライン」と「スペシャリストライン」があります。マネジメントラインは、一般薬剤師からはじまり、管理薬剤師→マネジャー(店長)→エリアマネジャーといった順にステップアップを目指すものです。スペシャリストラインは、スキルを特化したい薬剤師が進む道で、学会に出席して学んだ内容をシェアしたり、教育関連の仕事に携わったりすることができるものです。

どのような教育体制や研修制度がありますか?

中途入社者も、新卒入社者と同じ3か月間の新人研修を受けます。マナー研修や薬歴管理研修など、経験者であれば少し物足りなさを感じるかもしれません。しかし、メディックスで働く上では、中途入社者も新卒入社者も同じと考えられています。また、中途入社者がいることで新卒入社者には刺激になること、そして同時期に入社した人同士で交流してもらうという効果も狙っているようです。3ヶ月後には店舗に配属され、あとは現場で教育担当から学びます。

現場での教育担当というのは、どなたですか?

メディックスでは入社後、研修期間中に一人に一人の先輩がOJTの教育担当としてつき、マンツーマンチェック表という交換日誌形式で研修内容の進捗状況の報告や相談を行っています。これにより研修と現場をつなげて新人の早期立ち上がりをサポートしています。教育担当者は、研修終了後も仕事のことだけでなく、プライベートの悩みなども相談できる頼もしい存在となります。

他、成長をサポートする仕組みはありますか?

半年に1回、目標や評価について上司と話す機会があります。査定の場...ではなく、社員の成長を考える場で、日頃の悩みなどを相談することもできます。日頃からコミュニケーションを密に取っているからこそ、信頼関係が築かれて何でも話せますし、安心して働くことができるのだと思います。

ちなみに、コミュニケーション促進の取り組みはありますか?

年3回、全社員が集まる全社総会では、研修後に懇親会が開催されます。現在、社員500名ほどになりましたが、顔を見てコミュニケーションできていると思います。また、マラソン、フットサル、テニスなどサークル活動も盛んです。活動費用の補助もあり、好きなことに打ち込めるのではないでしょうか。

「あたたかくてご縁を大切にする会社」を見学に来てください


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これからどのような薬剤師が求められてくると思いますか。

高齢化が進み、在宅医療の需要が増すほどに、薬剤師は薬局の外で仕事をする機会が増えると思います。たとえば、在宅業務の時に関わるのは患者さまだけでなく、医療や介護の仕事をする様々な医療従事者です。彼らとのつながりを大切に、多職種と連携ができる薬剤師が求められるのではないでしょうか。

そうした中で、御社が求める人材像や御社に合う人材像を教えてください。

メディックスでは、患者さまのニーズにお応えするために、一人ひとりとしっかりとコミュニケーションを取ることを大切にしています。効率的とは言えませんが、地域に貢献できる薬局でありたいと考えています。こうした考えに共感していただける方に、合っていると思います。

ちなみに、採用活動はどのようになさっているのでしょうか。

まずは会社説明を30分~1時間ぐらい行います。その後店舗を見学していただいてから、面接を行った上で、決定します。実際に仕事をする店舗を見学するので、スタッフの雰囲気や機械化の内容などを見ることができるので安心できると思います。会社説明から面接終了まで2時間程度かかりますが、私達をよく知っていただこうという意図がありますのでご容赦ください。異動は本人が希望しない限り、基本的にありません。異動があるとしても通勤時間を考慮してくれるので、負担は少ないと思います。

貴社を一言で表す、キャッチフレーズを教えてください。

「あたたかくてご縁を大切にする会社」です。店舗は医師とのご縁で広がっていますし、地域の方々とのご縁、一緒に働く仲間ともご縁でつながっていると感じています。ですから、関わる人のご縁を大切に、成長してきた会社と言えるでしょう。代表取締役が全社員の顔と名前を覚えてくれているのも、"ご縁"ですよね。

最後に、転職・入社をご希望の方へのメッセージをお願いします。

まずは店舗に来てください。「雰囲気がいいですよ」と言われても伝わっていないかもしれませんから、見学していただくと実感できると思います。やりがいも十分で、あたたかみも感じられ、長く働くにはいい会社ではないでしょうか。定年まで勤め上げようと思うほど、メディックスに入社してよかったと思います。


取材者後記


「先日も取締役とお会いする機会があり、声をかけていただきました。会社の規模が大きくなってきても、変わらず名前を覚えていてくださり嬉しかったです」と話す小野さん。患者さまや地域の医療従事者だけでなく、一緒に働く仲間とのご縁を大切にする会社ならではのエピソードだと感じました。顔の見えるコミュニケーションが図れているから働きやすいとのこと。『定年まで働きたい』と言い切れるくらい素晴らしい職場なのだと感じました。


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記事掲載日: 2020/02/25

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