キャリア&スキルアップ
  • 公開日:2020.07.07

「薬剤師の仕事がつまらない...」20代からイキイキ働くための方法とは

「薬剤師の仕事がつまらない...」20代からイキイキ働くための方法とは

晴れて薬剤師として働きはじめたものの、「最近仕事がつまらない...」 と感じている方もいるのではないでしょうか。 「仕事が単調」「やりがいが感じられない」などの理由から、仕事を辞めたいと考える方も多くいます。希望して選んだはずの仕事なのに、なぜつまらないと感じてしまうのでしょうか?

そこで今回は、やりがいを感じられなくなった20代の若手薬剤師のために、【仕事がつまらなく感じたときの対処法】についてご紹介します。理想的な働き方を手に入れるための方法と解決策についてもお伝えするので、行き詰まりを感じている方や仕事に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

仕事がつまらなく感じてしまう理由とは?

新社会人となったばかりであれば、期待に胸をふくらませていたイメージとギャップを感じ、「仕事がつまらない...」と感じてしまうこともあるのではないでしょうか。ここでは、薬剤師として働くなかで仕事をつまらないと感じてしまう理由についてご紹介します。

調剤業務が作業の繰り返しのようで辛い

はじめのうちは覚えることに夢中で頑張れた調剤業務も、慣れてくると単調に感じられるもの。処方箋通りにピッキングするだけでは、なかなか面白さを感じるのは難しいでしょう。また、薬局という狭い環境で過ごす変化の少ない毎日に飽きてしまう方も多いようです。

年収が低い

「忙しい職場で毎日のようにサービス残業が続いている」「人手不足で希望通りに休めない」「土日も仕事で週休を消化できない」など、過酷な環境下では憂鬱な気分になるのも無理ではありません。とくに貢献度や業務量に対して年収がともなっていないと、強く不満を感じてしまうことも。また、給与が同期と比べて低い水準にあったり、入社してから昇給しなかったりすることも、仕事のやりがいを欠いてしまうひとつの要因と言えます。

薬剤師の地位が低いと感じる

薬剤師は国家資格であり、社会的な信用度も高い仕事です。しかし、残念ながら日本の薬剤師の地位は、期待するほど高いとは言えません。アメリカやカナダのような処方権も認められておらず、踏み込んだ判断がしづらい制度の下で働いているのが実情です。そのため、疑義照会でも医師に意見することを避けるようになってしまったり、言われるがままになってしまったり...なんてことも。「薬剤師の立場が高くない」という固定概念が生じてしまい、だんだんと消極的な働き方に陥りがちです。

薬剤師の存在意義を見出せない

薬剤師の仕事といえば、調剤業務と服薬指導が中心です。最近では、計数調剤を薬剤師以外の調剤補助に任せられるようになったことから、ますます薬剤師としての存在意義がわからなくなっている方もいるはず。患者さまによっては、「医師に話したから何度も聞かないで欲しい」「薬をくれるだけでいい」と服薬指導の際に拒否されてしまい、悲しい思いをすることも少なくありません。このようなことをきっかけに低下したモチベーションが原因で、薬剤師の存在意義を見出せなくなってしまう人は多いのです。

先輩薬剤師に聞く!仕事のやりがいと改善法

薬剤師のイメージ

では、薬剤師として長く活躍している先輩たちは、どのような点にやりがいを感じているのでしょうか?長く続けられているモチベーションは何なのでしょうか。そこで、先輩薬剤師にQ&A形式で仕事のやりがいについて聞いてみました。ぜひ、自分のやりがいを見つけるための参考にしてください。

Q1.薬剤師の仕事のやりがいは?

A. どの医療事業者よりも患者さまに近い場所で働けること

薬剤師は医師よりももっと患者さまに身近な存在です。そして、薬のエキスパートとしての役目があります。地域の薬局で働いていると、お薬の日ではないのに患者さまがフラッと立ち寄って薬の相談にいらっしゃることもあります。実はどの医療従事者よりも日常的に相談しやすい身近な存在なのではないか?と思うと非常にやりがいを感じます。

A.命に関わる責任ある仕事ができること

薬剤師の仕事に没頭してしまうと、ついつい「薬を通して人を見る」ようになってしまいがちです。でも、私たちが扱っているのは薬ではなく、人間の命だと思っています。薬剤師が医師のミスを見つけて医療過誤を防ぐこともあれば、患者さんの小さな不調から副作用を予見することもできます。命を預かっているという強い責務を感じて働くことで、良い緊張感とモチベーションが生まれると思います。

A.キャリアを積めば年収アップが見込めること

薬剤師の仕事は世の中と比べると給料水準が高く、雇用も安定しています。女性の場合は、結婚や出産などのライフイベント後も、その前と同程度の収入を得ることも難しくないので、「薬剤師でよかった」と思う方が多いと思います。また、キャリアとともに年収アップも見込めます。キャリアに合わせて、管理職手当などが支給され年収もアップ。将来の予定も立てやすい仕事として魅力を感じています。

Q2.どうしたらやりがいを見つけられる?

A. 上司や先輩に相談してみる!

仕事のやりがいを見失う経験は、薬剤師なら誰もが一度は通る道だと思います。だからこそ、上司や先輩に相談してみるのがいいと思います。どう切り抜けたのかモチベーションの源は何だったのかなど具体的な話を聞いてみると、新人では気づけないやりがいのヒントをもらえるはずです

A. 患者さまにとことん向き合う

薬剤師の仕事でやりがいを最も感じやすいのは、患者さん対応だと思います。患者さんの相談に対する答えや対応は薬剤師それぞれに差が出やすいんです。知識と経験を重ねていくことで、患者さんに心から寄り添うことができるようになっていきます。相談されて「わからない」「先生に相談して欲しい」と逃げるのではなく、薬剤師として最大限の対応ができるよう、とことん向き合ってみてほしいです。

A. 自分のやりたいことをもう一度考える

最初から本当にやりたいことを見つけられるとは限らないので、一度本当にやりたいことについて考えてみると良いと思います。たとえば「漢方に詳しくなりたい」とか、「抗がん剤のエキスパートになりたい」とか、職種を変えて違うことにチャレンジする選択肢もあります。自分の思い描く薬剤師像というものを徹底的に洗い出してみると良いと思います。

▼関連記事はコチラ
【業種別】薬剤師のやりがいとは?転職を決めるときのポイント

求めるやりがいを叶えるために

では、求めるやりがいを叶えるためには、どのような選択肢があるのでしょうか。具体的に方法を考えてみましょう。

今の職場に向き合う

自分の求めるやりがいは、今の職場で実現できるでしょうか?難しいのであれば、違う職場を探すべきかもしれません。ただし、やりたいことが見つからない人は、焦って転職するより踏みとどまった方が良いでしょう。今の職場や業務内容と正面から向き合いながら働けば、改めてやりがいを見つけたり本当にやりたいことが見えたりするかもしれません

店舗異動・部署異動などの選択

今の職場でやりがいを達成できないのであれば、思い切って異動を申し出ても良いでしょう。たとえば、もっと多くのお客様の相談やアドバイスに携わりたいなら、OTC併設店の方が面白みを感じられるかもしれません。また、地域の薬局から大学病院の門前薬局に異動するだけでも、大きく仕事内容は変わります。

思い切って転職をすることも検討する

あらゆる可能性を検討したうえで、自分にとってプラスになると確信をもてるのであれば、転職を選択することも方法のひとつ。薬剤師業界には薬局以外にも、病院、製薬企業、化学メーカーなど様々な職場があります。やりがいを持って自分の理想を実現できそうな職種があれば、チャレンジしてみるのもいいでしょう。

薬剤師としてイキイキ働く!転職を考える方に、転職コンサルタント活用のすすめ

薬剤師のイメージ

イキイキと働くためには、思い切って転職することも一つの選択肢です。もし、転職活動に前向きなったのなら、次の職場でまた同じような気持にならないためにも、なるべく第三者的な立場から相談にのってくれる薬剤師専門の転職コンサルタントの利用をおすすめします。コンサルタントは仕事を紹介するだけでなく、キャリアプランの整理をはじめ、履歴書・職務経歴書の作成、さらには面接対策や面接同行などでサポートしてくれるのです。ここでは転職コンサルタントを活用するメリットをご紹介します。

はじめての転職もしっかりサポート

はじめてであれば、転職活動の進め方や職場の選び方がわからない人も多いでしょう。薬剤師専門の転職コンサルタントなら、業界における豊富な転職支援の経験を生かして、事前準備から内定までしっかりとサポートしてくれます。転職を決めていない段階から相談にのることももちろんできるので、ぜひ気軽に相談してみてください。

職場の選択肢が拡がる

薬剤師転職で成功のカギを握っているのが、情報収集です。インターネットが普及したとはいえ、膨大な求人のなかから自分に合う求人を手に入れることは至難の業。その点、転職コンサルタントは独自のコネクションなどで幅広い案件を紹介できます。自ら求人を探すよりも選択肢が広がるので、希望する条件にピッタリの求人を効率良く見つけられるはずです

履歴書・職務経歴書・面接のサポート

転職活動で必ず通るのが、履歴書・職務経歴書の作成と面接です。とくにはじめての転職では職務経歴書の作成に戸惑うでしょう。履歴書・職務経歴書を魅力的に書く方法、ネガティブな転職理由をポジティブに言い換える方法など、採用確率を上げるためのアドバイスも行います。面接が不安な場合には、転職コンサルタントが同席してフォローすることも。

聞きづらいことも聞ける

応募先に聞きづらいこと、伝えづらい条件交渉なども代わりに行い、転職活動がスムーズに進むようにサポート。転職コンサルタントの利用に際して、転職者には手数料などの費用は一切発生しません。完全無料で転職サポートと情報提供のサービスをうけられます。気軽な相談や案件の案内だけすることももちろん可能なので、上手に活用しましょう。

まとめ【ファルマスタッフからのメッセージ】

本記事では、「薬剤師の仕事がつまらない」と感じている若手薬剤師に向けて、やりがを見つける方法と、見つかった場合の改善法をお伝えしました。すぐにやりがいを見つけるのは難しいかもしれませんが、前向きに取り組む姿勢が大切です。

しかし、「本当にいまのままでいいの?」「転職をしたほうがいいのでは...?」とお悩みの方は、薬剤師向けの転職コンサルタントに相談してはいかがでしょうか。

業界動向や転職市場を知り尽くしたコンサルタントとの面談により目標がクリアになれば、転職の方向性も定まってくるはず。その中でも、おすすめなのが、『薬剤師に選ばれる転職サイトNo.1(※)』の薬剤師向け転職サービス・ファルマスタッフです。

(※)日本マーケティングリサーチ機構調べ(調査月:2019年7月)

薬剤師に特化した転職サービス「ファルマスタッフ」について

最新の薬剤師転職市場について、魅力ある薬剤師求人についてなど、どれだけの情報を得られるかが成功を左右します。その点、薬剤師に特化した転職サービス・ファルマスタッフは安心です。具体的なポイントは...

●POINT1.「お会いする姿勢」を大切に!出来る限りお仕事をお探しの薬剤師さんと顔を合わせてお話を伺います(※)
●POINT2.全国12拠点で展開!地域密着でしっかり職場リサーチ。求人情報では分からない情報もお伝えできます
●POINT3.業界最大級の求人数!その中からこだわり条件などを指定して、あなたの希望に近しい求人を調べられます

(※)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を受けて現在はWebツールを活用した面談も行っています。

さらに、平日・土日に開催の個別相談会では、転職市場や求人情報を知り尽くしたコンサルタントに、転職活動において気になる点を相談できます。また、コンサルタントが面接に同行する場合もあるので、「初めての転職で不安...」という方もご安心ください。あなたが、担当者に伝えきれなかったことも、同席するコンサルタントがしっかりフォローします。

いかがでしょうか。ファルマスタッフの転職サービスを上手く活用することで、最新の情報も得られますし多数の求人と出会うことができるでしょう。ぜひ、転職をお考えの際は、ファルマスタッフの転職コンサルタントへお気軽にご相談ください。

ファルマラボ編集部

「業界ニュース」「薬剤師QUIZ」 「全国の薬局紹介」 「転職成功のノウハウ」「薬剤師あるあるマンガ」「管理栄養士監修レシピ」など多様な情報を発信することで、薬剤師・薬学生を応援しております。ぜひ、定期的にチェックして、情報収集にお役立てください。

記事掲載日: 2020/07/07

あわせて読まれている記事