服薬指導に活かす医薬品情報

ブリィビアクト錠25mg、50mg(一般名:ブリーバラセタム)

ここがポイント!

  • イーケプラ(レベチラセタム)と比べてSV2A親和性が高い。
  • 緩やかな漸増期間が不要。単独でも併用療法でも使用可。
  • CYP2C19代謝の関与あり。傾眠、めまい、攻撃性などの副作用がある。

Q

【何のお薬?処方目的は?】

A

一般名はブリーバラセタムで、適応は「てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)」です。神経終末のシナプス小胞タンパク質2A(SV2A)に結合し、発作抑制作用を発揮します。ユーシービージャパン株式会社が新たに開発した薬剤で、イーケプラ(レベチラセタム)と比較してSV2Aに対する親和性が高いのが特徴です。 「てんかん診療ガイドライン2018 追補版(日本神経学会)」の成人てんかんの薬物療法において、新規発症の部分てんかんの第一選択薬はカルバマゼピン、ラモトリギン、レベチラセタム、次いでゾニサミド、トピラマートが推奨されています。ブリーバラセタムは2024年8月発売であり、現時点でガイドラインに記載はありません。


Q

【用法・用量は?】

A

通常、成人には1回50mgを1日2回に分けて経口投与します。1日200mgを超えない範囲で適宜増減できます。イーケプラ錠と異なり、少しずつ増量する設定はありません。単剤でも併用療法でも使用可です。食事の有無にかかわらず服用することができます。なお食後投与時では、Tmaxが延長、Cmaxが低下、AUCが同等というデータがあります。アルコールは、精神運動機能及び認知機能(注意及び記憶)の低下が増強するおそれがあるので、併用注意とされています。


※下記、ラセタム系抗てんかん発作薬(経口薬)比較
商品名(一般名) ブリィビアクト錠 25, 50mg
(ブリーバラセタム)
イーケプラ錠 250, 500mg
(レベチラセタム)
作用機序 シナプス小胞タンパク質2A(SV2A)結合
効能・効果 ・てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む) ・てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)
・他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の強直間代発作に対する抗てんかん薬との併用療法
用法・用量 通常、成人には1日50mgを1日2回に分けて経口投与する。症状により200mgを超えない範囲で適宜増減できる。 通常、成人には1日1000mgを1日2回に分けて経口投与する。症状により1日3000mgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は2週間以上の間隔をあけて1日用量1000mg以下ずつ行う。
※腎機能に応じ投与量・投与間隔を調節
併用注意 あり なし
錠剤以外の剤形 点滴静注 ドライシロップ、点滴静注
製造販売業者 ユーシービージャパン株式会社

※添付文書・インタビューフォームを参考に作成


Q

【使用上の注意点は?】

  A

本剤の成分又はピロリドン誘導体に対し過敏症の既往歴のある患者さまは禁忌です。併用禁忌はありません。本剤は主にアミダーゼにより加水分解され、一部CYP2C19により代謝されます。リファンピシン等のCYP2C19誘導薬、カルバマゼピン、フェニトインで本剤の血中濃度が低下するおそれがあるため併用注意です。上述のとおりアルコール(飲酒)も併用注意です。また、肝障害のある患者さまでは、血中濃度が上がることがあります。腎機能障害患者に対する用量設定はありません。高温多湿を避けて保存します。



Q

【主な副作用は?】

A

主な副作用として、傾眠(14.9%)、浮動性めまい(10.9%)、疲労、易刺激性などが報告されています。自動車の運転等、危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意します。また、重大な副作用には、攻撃性(0.3%)があります。攻撃性、激越等の精神症状があらわれ、自殺企図に至ることもあるので、患者さまの状態を注意深く観察する必要があります。


(2025年11月20日作成)


掲載日: 2026/03/30
※医薬品情報は掲載日時点の情報となります

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