ビオスリーHに含まれる成分は、ラクトミン(乳酸菌)、酪酸菌ともうひとつは?

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ビオスリーHに含まれる成分は、ラクトミン(乳酸菌)、酪酸菌ともうひとつは?

    指定医薬部外品のビオスリーHは、整腸(便通を整える)、便秘、軟便、腹部膨満感に効能があります。医療用のビオスリー配合散と同成分で、酪酸菌、乳酸菌、糖化菌が配合されており、生後3ヶ月から大人まで使用可能です

    ビオスリーに配合されている「酪酸菌」「乳酸菌」「糖化菌」の3種の菌は、それぞれ酸素を必要とする度合いが違います。糖化菌は偏性好気性菌であり小腸上部で、乳酸菌は通性嫌気性菌であり小腸から大腸で、酪酸菌は偏性嫌気性菌であり、大腸で増殖するのが特徴です

    腸は小腸から大腸にかけて酸素濃度が薄くなるため、これらの菌を配合することで小腸から大腸まで全体的に腸内フローラを改善します。

    服薬指導POINT

    ビオスリーHi錠は5歳から服用可能、ビオスリーH(散剤)は生後3ヶ月から服用可能です。


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    鈴木 伸悟(すずき・しんご)さん
    有限会社ウインファーマ セルフメディケーション推進室室長。過去に勤めていた大手ドラッグストアでは特定のOTC医薬品販売で全国首位を獲得した経歴を持ち、自身でもSNSを通して薬剤師・登録販売者向けにOTC医薬品の役立つ情報発信を行う。日経DIプレミアムではコラムの連載を持つなど多方面に活躍している。
    掲載日: 2022/01/28
    ※医薬品情報は掲載日時点の情報となります

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