「高血圧の診断を受けた人」に注意がない点鼻薬は、次のうちどれでしょう?

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「高血圧の診断を受けた人」に注意がない点鼻薬は、次のうちどれでしょう?

    ベクロメタゾンプロピオン酸エステルを配合したステロイド点鼻薬のナザールαAR0.1%<季節性アレルギー専用>は、高血圧の診断を受けた人は、血圧が上昇するおそれがあるため、「してはいけないこと(禁忌)」となります。

    ナファゾリン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩、ベンザルコニウム塩化物を配合した点鼻薬のナザール「スプレー」は、高血圧の診断を受けた人は、ナファゾリン塩酸塩により血圧が上昇するおそれがあるため、「相談すること」とされており注意が必要です。

    フルチカゾンプロピオン酸エステルを配合したフルナーゼ点鼻薬<季節性アレルギー専用>には、高血圧に関する注意はありません

    服薬指導POINT

    ナザールαAR0.1%<季節性アレルギー専用>は、高血圧だけでなく、糖尿病、ぜんそく、緑内障、感染症などの診断を受けた人は、「してはいけないこと(禁忌)」となりますので注意しましょう。

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    鈴木 伸悟(すずき・しんご)さん
    有限会社ウインファーマ セルフメディケーション推進室室長。過去に勤めていた大手ドラッグストアでは特定のOTC医薬品販売で全国首位を獲得した経歴を持ち、自身でもSNSを通して薬剤師・登録販売者向けにOTC医薬品の役立つ情報発信を行う。日経DIプレミアムではコラムの連載を持つなど多方面に活躍している。
    掲載日: 2023/12/15
    ※医薬品情報は掲載日時点の情報となります

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