Q

マクロライド系の長期投与が有効なのは14員環だけ?

A

難治性気道疾患の患者さまに対して、アジスロマイシン(15員環)の長期投与が有効であるとの報告があります。

一般的に、マクロライド系の少量長期投与にはエリスロマイシンやクラリスロマイシンの14員環マクロライド系薬が用いられますが、アジスロマイシンでも喀痰量の減少や急性憎悪の減少が期待できるとの報告があります。
通常、肺炎や急性気管支炎等でアジスロマイシンを成人に用いる場合は1日1回500mgを3日間投与しますが、少量長期投与の場合は 1日1回250~500mg 週2~3回 のケースが多いです(保険適応外)。
ただし、長期使用においては耐性菌発現の可能性もあり、抗生剤の使用は慎重に行わなければなりません。

更新日:2019/11/19

掲載日: 2014/06/09
※医薬品情報は掲載日時点の情報となります

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