OTC医薬品のビタミンC主薬製剤において、ビタミンCの成人(15歳以上)における1日最大服用量として正しいものは?

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OTC医薬品のビタミンC主薬製剤において、ビタミンCの成人(15歳以上)における1日最大服用量として正しいものは?

    ビタミンC主薬製剤は、肉体疲労時のビタミンCの補給やしみ、そばかすの緩和、歯茎からの出血などに用いられます。

    OTC医薬品における成人(15歳以上)のビタミンCの1日最大服用量は2000mgです。1日量として2000mgを服用できる商品としては、ビタミンC「タケダ」やシナールEXpro顆粒、ビタミンC錠2000「クニキチ」などがあります。

    また、ほかにもビタミンCを配合したO T C医薬品としては、ビタミンCの成人(15歳以上)1日服用量が500mg(ハイチオールCプラス2など)や1000mg(トランシーノホワイトCクリアなど)、1200mg(シナールLホワイトエクシアなど)などさまざまであり、ビタミンC以外にもL-システインやパントテン酸カルシウム、ビタミンB2などほかの成分が配合される製品もあります。

    服薬指導POINT

    ビタミンCの服用により、尿および大便の検査値に影響を与えることがあります。医師の治療を受ける場合は、ビタミンCを含有する製剤を服用していることを医師に知らせるよう指導しましょう

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    鈴木 伸悟(すずき・しんご)さん
    有限会社ウインファーマ セルフメディケーション推進室室長。過去に勤めていた大手ドラッグストアでは特定のOTC医薬品販売で全国首位を獲得した経歴を持ち、自身でもSNSを通して薬剤師・登録販売者向けにOTC医薬品の役立つ情報発信を行う。日経DIプレミアムではコラムの連載を持つなど多方面に活躍している。
    掲載日: 2022/08/19
    ※医薬品情報は掲載日時点の情報となります

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