イソジンうがい薬の「使用上の注意」における甲状腺機能障害の方への記載項目はどれ?

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イソジンうがい薬の「使用上の注意」における甲状腺機能障害の方への記載項目はどれ?

    イソジンうがい薬は、有効成分ポビドンヨードを含むうがい薬です。ポビドンヨードは、ヨウ素を遊離し、各種の細菌、真菌、ウイルスなど広範囲の微生物に対して迅速な殺菌・消毒効果を発揮します。

    甲状腺機能障害がある方は、ヨウ素を長期や大量に使用することで甲状腺疾患を悪化させるおそれがあります。よって、イソジンうがい薬は、甲状腺機能障害の診断を受けた人は「相談すること」とされているため、感染予防を目的とした長期の連用は避けるように指導すると良いでしょう。

    また、ヨウ素を配合した、のどぬーるスプレーBなどは甲状腺疾患のある人は「してはいけないこと(禁忌)」ですので販売しないように注意しましょう(更新日:2022年11月1日)。

    服薬指導POINT

    うがい薬の効果を得るため、自分の好みでは変えずに、用法・用量にしたがって正しい濃度(15~30倍)でうがい液を作るよう指導しましょう。

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    鈴木 伸悟(すずき・しんご)さん
    有限会社ウインファーマ セルフメディケーション推進室室長。過去に勤めていた大手ドラッグストアでは特定のOTC医薬品販売で全国首位を獲得した経歴を持ち、自身でもSNSを通して薬剤師・登録販売者向けにOTC医薬品の役立つ情報発信を行う。日経DIプレミアムではコラムの連載を持つなど多方面に活躍している。
    掲載日: 2022/10/07
    ※医薬品情報は掲載日時点の情報となります

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