Q

吐き気止めにジプレキサ?

A

ジプレキサは化学療法における急性および遅延性の嘔吐に対してのエビデンスがあり、5‐HT3受容体拮抗薬およびステロイドと併用して使用されることがあります。

ジプレキサは、ドパミン受容体をはじめセロトニン受容体やヒスタミン受容体に結合して制吐作用を発揮します。
嘔吐は中枢性と末梢性に分かれ、使用される薬物も中枢(CTZや嘔吐中枢)と末梢(腸管など)にわかれます。
中枢に作用する薬剤はジプレキサのほか抗ヒスタミン薬、ピレチア、コントミン、などがあり、末梢性の薬剤にはガスモチン、セレキノン、ストロカインなどがあります。
吐き気止めとして頻用されるナウゼリン、プリンペランや5‐HT3受容体拮抗薬であるカイトリルやナゼアは中枢・末梢のどちらにも作用します。
掲載日: 2012/09/06
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