ザズベイカプセル30mg(一般名:ズラノロン)
ここがポイント!
- ・新しい作用機序の抗うつ薬。抗うつ作用を示すと期待されている
- ・1日1回「夕食後」服用、14日間投与、再投与まで6週間以上休薬する
- ・妊婦は投与禁忌。妊娠する可能性のある女性は服用中・最終服用後1週間は避妊する
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Q |
何のお薬?処方目的は? |
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A |
ザズベイの適応症は「うつ病・うつ状態」です。 GABAA受容体機能賦活という新しい作用機序を有する抗うつ薬で、後シナプス部位およびシナプス外のGABAA受容体に結合し、抑制系神経伝達物質であるGABAの作用を増強することで、鎮静、抗不安、抗うつ作用を示すと考えられています。 これまでの抗うつ薬(例:SSRIやSNRI)は効果発現まで数週間を要することがありましたが、この薬剤は抑制系神経細胞に直接作用すると考えられており、効果発現が期待されています。 |
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Q |
用法・用量は?使用上の注意点は? |
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A |
通常、成人にはズラノロンとして30mgを1日1回14日間夕食後に経口投与します。 本剤による再投与を行う場合には、6週間以上の間隔をあけることとされています。 ズラノロンは長期投与により依存性を形成する可能性が指摘されているため注意が必要です。 また服用時は、食事により薬剤曝露量が増大すること(空腹時ではCmax、AUCが低下)、また中枢神経抑制の副作用として傾眠の可能性があるため「夕食後」指定となっています。 添付文書にも記載してある通り、本剤は、抑うつ症状が認められる患者さまの急性期治療に用いることとされており、症状が寛解又は回復した患者さまにおける再燃・再発の予防を目的とした維持期治療では用いません。 また他の抗うつ薬にズラノロンを上乗せした場合の効果は示されておらず、他の抗うつ薬で治療中の患者さまへの急性期治療として、ズラノロンは他の抗うつ薬と併用せず、単剤による治療を検討するよう、添付文書にて注意喚起がされています。 なお本剤を14日間投与後に抑うつ状態の改善が認められない場合や、本剤投与終了から6週間以内に抑うつ症状が悪化し薬物療法を行う場合には、他の治療法を検討します。 |
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Q |
投与禁忌は?副作用は?服薬指導のポイントは? |
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A |
本剤の投与禁忌は「本剤の成分に過敏症の既往歴のある患者」および「妊婦又は妊娠している可能性のある女性」です。 ラットにおいて催奇形性及び胚・胎児生存率の低下が認められています。 妊娠する可能性のある女性に対しては、本剤投与中及び最終投与後1週間は避妊を徹底させてください。 併用禁忌の薬剤はありませんが、本剤はCYP3Aで代謝される薬剤のため、CYP3A阻害作用や誘導作用のある薬剤との併用に注意を要します。 アルコール(飲酒)により中枢神経抑制作用が増強するおそれがあることから、本剤服用中の飲酒は避けさせることが望ましいとされています。 主な副作用として傾眠やめまいがあると報告されており、添付文書には「自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること」と記載されています。 なお、飲み忘れた場合は、服用せずに廃棄し、残りのカプセルを通常通り「1日1回」で服用するよう指導してください。 (2026年5月15日作成) |
※医薬品情報は掲載日時点の情報となります
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