キャリア&スキルアップ
2020.09.11

【2020年版】薬剤師の年収は?都道府県別のデータ、給料アップの方法まとめ

【2020年版】薬剤師の年収は?都道府県別のデータ、給料アップの方法まとめ

比較的高収入といわれる薬剤師。しかし、同じ薬剤師であっても勤め先の業態や勤務場所によって、年収は大きく異なります。平均に対する自分の年収を知っておくことは、今後のキャリアプランを考えるうえでも非常に重要です。

この記事では2020年6月時点の最新データをもとに、都道府県別や性別、年齢別、業態別、経験年数別の薬剤師の年収について詳しく解説していきます。年収をアップさせる方法についてもあわせてみていきましょう。

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【都道府県・年次・職種別】薬剤師の年収比較

医師のイメージ

薬剤師の平均年収について、厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査」やファルマスタッフのデータをもとに、ご紹介していきます。全体の平均年収だけでなく、性別・年齢別や業態別・都道府県別、経験年数別の年収についても、詳しくみていきます。

薬剤師の平均年収と賞与

厚生労働省の統計である「令和元年賃金構造基本統計調査」によると、薬剤師の平均年収は561.6万円(給与478.3万円、賞与83.3万円)と公表されています。国税庁の「民間給与実態統計調査(平成30年度)」による全業種の平均年収が441万円であることから、比較的高収入であることが読み取れます。

また、「平成29年賃金構造基本統計調査」における薬剤師の平均年収は543.8万円(給与465.9万円、賞与77.9万円)だったことから、年収は増加傾向にあります。

性別・年齢別にみる平均年収の変化

年齢別データ

e-Stat 令和元年賃金構造基本統計調査より引用)

次に、性別・年齢別に薬剤師の平均年収をみていきましょう。男女別の薬剤師の平均年収は、男性は554.4万円、女性は504.9万円と、約50万円の差があることが読み取れます。「民間給与実態統計調査」(平成30年度)による全業種の男女別の平均年収は、男性は545万円、女性は293万円と、約150万円の差があることから、薬剤師の平均年収における男女差は少ない傾向にあります。

また、薬剤師の平均年収の変化を年齢別にみていくと、新卒~5年目にあたる25~29歳における男女の年収差は約20万円であるのに対し、30~34歳で約50万円、35~39歳では約90万円と、年齢の上昇につれて男女の平均年収の差は大きくなっていきます

業態別・都道府県別の平均年収の変化

ここでは、ファルマスタッフが独自に調査したデータをもとに、業態別・都道府県別の平均年収の変化を解説していきます。平均年収を業態別にみたところ、薬局では587万円、ドラッグストアでは611万円、病院では523万円と、業態によって差が生じています。一般的にイメージされるとおり、病院<薬局<ドラッグストアの順で年収は上昇していきます。

また、都道府県による平均年収の差も大きく、薬局では516万円(徳島県)~682万円(山梨県)、ドラッグストアでは511万円(広島県※)~699万円(秋田県)、病院では450万円(岩手県)~600万円(秋田県)と、それぞれ150~200万円程度の差があることがわかります。薬剤師をはじめとする医療系専門職では、医療資源の不足する地方の給与水準が高くなる傾向にあるため、このような結果であったと考えられます。

ドラッグストアは比較的年収が高水準ですが、平均年収の高低差はどの業態よりも大きいことがわかります。地域や場所により給与が大きく変わる可能性があるので、職場を選ぶ際には注意が必要でしょう。対して、調剤薬局は比較的高水準の年収を安定的に得られると言えそうです。また、病院はほかの業態と比べて決して高くはないものの、エリアによっては年収アップを狙うこともできそうです。

※一部エリアを除く
※2020年5月時点のファルマスタッフ掲載求人をもとに平均値を算出しています

経験年数別の平均年収

経験年数別データ

e-Stat 令和元年賃金構造基本統計調査より引用)

最後に、経験年数別の平均年収についてみていきましょう。男性、女性のいずれにおいても、経験年数の増加とともに、平均年収が上昇していることが読み取れます。専門職である薬剤師は、経験を積んで職能を高めることにより、年収が増加していきます

また、経験年数に応じた昇給だけでなく、管理薬剤師や薬局長などの役職へのステップアップも年収に影響します。業務に役立つ資格を取得したり、企業ごとに設けられている試験や認定を得たりすることで、資格手当や管理職手当が上乗せ支給され、高収入が期待できるようになるのです。

▼参考資料はコチラ
賃金構造基本統計調査 平成30年賃金構造基本統計調査

▼参考記事はコチラ
【2019年版】薬剤師の年収は?都道府県や職場別のデータ、給料アップの方法まとめ

年収をアップさせるための方法

医師のイメージ

年収アップを目指したいと考える薬剤師は多いものですが、年収アップを実現するためには、どのような方法があるのでしょうか。ここでは、3つの方法について解説していきます。

資格所得などスキルアップすることで年収を上げる

年収をアップさせる方法のひとつに、資格の取得があります。薬剤師には、研修などによって得られる「認定薬剤師」や「専門薬剤師」などの資格があります。業務で役立つ資格を取得することにより、薬剤師としてのキャリアアップを実現するだけでなく、年収アップにつなげられることもあるのです。

また、管理薬剤師やエリアマネージャーなどの役職に就くことも年収アップにつながるため、社内試験や認定を受けて昇進を目指すこともおすすめです。これらの役職では、社内外を問わず多くの方々と良好な関係を築く必要があるため、コミュニケーション能力を磨くことも大切です。薬剤師としての医薬品知識だけでなく、正しく丁寧な言葉遣いやマナーなども身につけましょう。

薬剤師資格を生かした副業で年収を上げる

近年では、「働き方改革」によって多様な働き方が認められるようになり、副業に興味をもつ人が増えています。薬剤師においても、本業と並行して単発派遣や夜間パートで就業している方もみられます。また、学校薬剤師やメディカルライター、医療翻訳など、薬剤師ならではの副業も注目を集めています。

ただし、管理薬剤師や公務員薬剤師は、法律によって副業が禁止されているため、注意が必要です。また、職場の就業規則で副業が認められていない場合もあるため、事前によく確認するようにしましょう。

転職で年収アップを狙う

年収アップを実現するために、思いきって転職をする方法もあります。 とくに、自身の年収が平均よりも低い場合には、転職によって年収アップを勝ち取れる可能性が高いでしょう。製薬会社やドラッグストアなどの大手企業は給与水準が比較的高いため、これらの業態への転職もおすすめです。

また、薬剤師の年収には地域差があることを利用して、UターンやIターンによって地方の求人に応募することもひとつの方法です。自身のキャリアやスキルを見つめなおし、最適な方法を選択するようにしましょう。

▼参考記事はコチラ
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この記事では、都道府県別や性別、年齢別、業態別、経験年数別に薬剤師の年収について詳しく解説しました。薬剤師の年収は、勤務場所や経験年数だけでなく、職種や業種によっても大きく異なります。また、年齢や経験年数を重ねることにより年収アップが期待できるため、やりがいを持って働けるはずです。

しかし、自身の年収が相場よりも極端に低い場合には、転職で年収を大きくアップできる可能性があります。ただし、好条件で自分に合った職場を自分ひとりで見つけるのは至難の技。もし悩んでしまったら、まずは多くの情報と経験をもつ薬剤師専門の転職コンサルタントに相談してみてくださいね。

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記事掲載日: 2020/09/11

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