転職ノウハウ
  • 公開日:2026.08.20

病院薬剤師の仕事内容って?日勤・夜勤のスケジュールや求められる能力を解説

病院薬剤師の仕事内容って?日勤・夜勤のスケジュールや求められる能力を解説

調剤薬局やドラッグストアで勤務する薬剤師の方の中には「チーム医療の一員として、より深く臨床に関わりたい」「薬剤師としての専門性を高めたい」など、新しいキャリアや働き方を求めて病院薬剤師に関心をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

しかし、いざ現実的な選択肢として考えると「日々のスケジュールが過酷そうで体力が持つか心配」「調剤薬局やドラッグストアの経験しかなくて、高度な医療知識に対応できるだろうか」と、一歩を踏み出すことに慎重になる方もいらっしゃるかもしれません。とくに夜勤や当直のリアルな実態は、外からは見えにくいものです。

本記事では、病院薬剤師の具体的な仕事内容や、日勤・夜勤・当直別のリアルなタイムスケジュール、求められるスキルを分かりやすく解説します。

向いている人の特徴や、他業種から転職する際の注意点もまとめましたので、これからの働き方を考えるヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。

病院薬剤師とは?

十字ハートの画像

病院薬剤師とは、主に「入院病床(ベッド)を持つ医療機関」に勤務する薬剤師のことです。

薬局薬剤師が地域住民の健康を幅広く支える役割を担う一方で、病院薬剤師は入院患者さまの薬物療法により深く関与する役割を担うなど、関わる場面や求められる役割に違いがあります。

特徴的なポイントは、医師や看護師といった他の医療従事者と日常的に顔を合わせ、すぐそばで連携しながら動くことです。業務内容は調剤だけにとどまらず、内服薬と点滴・注射薬の組み合わせにおけるリスク管理、投与スピードやルートの確認など、患者さまに投与されている薬剤の全般的な安全確認をし、チーム医療の一員として治療を支えます

では病院の調剤室や病棟でどのような業務を行うのか、病院薬剤師の具体的な仕事内容を見ていきましょう。

病院薬剤師の仕事内容

病院薬剤師と医師の画像

他業種からの転職を検討される際、「病院ならではの専門業務に対応できるだろうか」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、これまでの現場で培ってきた調剤スキルや患者さまへの服薬指導の経験は、病院でも活かせる基礎として役立ちます。

まずは病院薬剤師の仕事内容について詳しく見ていきましょう。

調剤業務

病院内のさまざまな診療科から集まる処方箋をチェックし、主に入院患者さまが使う錠剤や外用剤を調製する、業務の土台となる仕事です。調剤薬局などの他業種との違いは、患者さまの電子カルテを直接確認しながら処方監査を行う点にあります。

病名や血液検査の数値、病歴、アレルギー歴などを確認しながら、「薬の組み合わせ(相互作用)や投与量に問題はないか」などをチェックし、チーム医療をサポートします。

注射調剤業務

医師の注射処方箋に基づき、患者さまが使用する注射薬を「1回分ずつ」取り揃える業務です。注射薬は内服薬に比べて効果の現れ方が早い傾向にあり、とくに急性期の患者さまでは病状に応じて処方内容が細かく変化するため、厳密な管理が求められます。患者さまの年齢や体重、検査値などを考慮した上で、投与量や投与速度、投与ルート、混ぜてはいけない薬(配合禁忌)がないかを多角的にチェックします。

近年では、処方内容のチェックシステムや、薬を取り揃えるロボット(アンプルピッカー)などが導入されるなど、機械化を進める病院も増えています。

注射薬混合調製業務(輸液、抗がん薬などのミキシング)

アンプルやバイアルに入った注射薬を点滴の中に混ぜ合わせ、患者さまに使用できる状態に調製する業務です。血管内に直接投与される注射薬は効果が早い反面、衛生管理には細心の注意が求められます。

たとえば、長期間食事の摂れない患者さまに使われる「高カロリー輸液」は、栄養が豊富なため細菌が繁殖しやすいという特徴があります。そのため、患者さまの感染リスクを最小限に抑えるよう、無菌室(クリーンルーム)で細菌・異物の混入を防ぎながら調製を行います。抗がん剤の調製では、作業者に悪影響を及ぼすものもあるため、防護衣や安全キャビネットを用いて曝露を防ぐ対策が取られています。

製剤業務

市販の医薬品では十分な効果が得られなかったり、そのままの剤形では治療に使用できなかったりする場合に、院内で製剤する業務です。調製する薬剤は、飲み薬や塗り薬、検査薬、点眼薬など多岐にわたります。

病棟薬剤業務

入院中の患者さまに安全かつ適切な薬物療法を受けていただくため、医師や看護師などと連携しながら、薬の管理や副作用対策を行う業務です。

入院時にはまず患者さまにヒアリングをし、普段飲んでいる薬の確認やアレルギー歴の把握などを行います。薬の使用前には、患者さまの年齢や体格、腎臓・肝臓の機能などをチェックして適切な投与量や速度を判断します。また、使用後も効果や副作用の有無を継続的にモニタリングし、医師へ処方提案を行うこともあります。

薬剤管理指導

入院中の患者さまの病室を訪問し、処方されている医薬品の目的や適切な服用方法、予測される副作用について説明を行う業務です。ベッドサイドでのコミュニケーションを通じて、「服用後に少しお腹がゆるくなった」といった、日々の体調の変化や服薬に関する疑問などをヒアリングします。患者さま自身の意思決定に寄り添いながら、安全な薬物療法を支える役割を担っています。

薬剤師外来

通院されている外来患者さまを対象に、服薬状況や診察の前後での体調変化などをヒアリングし、治療をサポートする業務です。他の医療機関から処方されている薬との重複投薬の確認や、アレルギー歴やサプリメントの摂取状況、残薬の有無などを確認します。また、服用方法や自宅での吐き気やしびれといった副作用に対するアドバイスなども行います。

医薬品情報業務(DI業務)

製薬会社や厚生労働省から届くニュース、書籍など、あらゆる情報から得た情報をまとめ、医師や看護師などの医療従事者や患者さまへ提供する業務です。投与量や投与方法、副作用、飲み合わせなどの情報を収集・提供することで、医薬品の安全かつ適正な使用に貢献します。

また、院内で発生した副作用情報を収集し、厚生労働省へ報告する重要な窓口としての役割も担います。市販後、多くの患者さまに使用される中で、はじめて見つかる稀な副作用などを国へ報告し、医療界全体への情報共有に貢献することで、安全性を高める仕組みを支えます。

医薬品管理業務

病院内で使用される薬を医薬品卸から購入し、品質や安全性を確認した上で、院内の各部署へ適切に供給・管理する業務です。薬の製造番号や使用期限のチェックをはじめ、品質を保つために個々の医薬品に応じた適正な温度・湿度・遮光管理を行います。とくに、麻薬や向精神薬といった法的規制の厳しい薬剤の管理や、血液製剤などの特定生物由来製品の製造番号などの長期保管などは、病院の医療安全の信頼を支える重要な業務です。

薬物血中濃度モニタリング(TDM)

患者さまごとに「適切な投与量の設計」を行う業務です。主に、個人で効果の出方にばらつきが生じやすい一部の抗菌薬(抗生物質)や抗てんかん薬などを対象に行われます。

患者さまの血液を分析して「体の中にどれくらい薬が残っているか」を計算し投与量を検討します。

治験業務

新薬開発の最終段階で行われる未承認薬の臨床試験(治験)をサポートする業務です。治験は、倫理的・科学的な国際ルールである「GCP省令」に基づいて厳格に実施する必要があります。病院薬剤師は専門的な立場から治験責任医師・治験分担医師をサポートするほか、治験薬の保管・出納管理、計画書(プロトコル)に従った適正な投与の確認などを行います。

疑義照会とプレアボイド

疑義照会とは、処方箋の内容に疑問や不明点がある場合に医師へ問い合わせる業務です。薬剤師法で定められた義務であり、疑問が解消されない状態のまま調剤を行うことはできません。

病院ではこの疑義照会に加え、安全管理として「プレアボイド」という制度があります。これは日本病院薬剤師会が中心となって進めている取り組みで、カルテや検査値、薬歴など患者さまのあらゆる情報を多角的に分析し、飲み合わせ(相互作用)や投与禁忌を未然に防いだり、発生した副作用の重篤化を防止したりする活動です。薬害や医療事故を防ぐための重要な役割を担っています。

救命救急業務

重症患者さまが搬送される救命救急センター(三次救急医療)や集中治療室(ICU)において、初期治療を支える業務です。薬剤師は搬送された患者さまの常用薬やアレルギーの確認を行うほか、刻々と変化する容態に合わせて、適切な薬剤の選択、投与量・投与方法の設計、調製を行います。また、薬物中毒の患者さまが搬送された際には、原因薬剤の特定を行うのも重要な役割です。

【タイムスケジュール】病院薬剤師の1日

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病院薬剤師の勤務形態には、主に日中に勤務する「日勤」と、夕方から翌朝にかけて勤務する「夜勤(当直)」があります。それぞれの時間帯でどのような動きをするのか、一般的なタイムスケジュールの一例をご紹介します。

【日勤】病院薬剤師のスケジュール例

  1. 【出勤・準備】

    カルテのチェック、情報収集、夜勤担当からの引き継ぎ・朝礼

  2. 【午前:病棟業務 または 中央業務】

    新規入院患者さまの持参薬鑑別、退院患者さまへの服薬指導、抗がん剤などの混注業務

  3. 【昼休憩】

    薬剤部の休憩室や食堂などでランチ

  4. 【午後:他職種連携・専門業務】

    医師や看護師とのカンファレンス・処方提案、注射薬・TPN(高カロリー輸液)の混注

  5. 【夕方:記録・翌日準備】

    薬剤管理指導のカルテ入力、翌日の退院薬の準備、DI業務(問い合わせ対応)

  6. 【申し送り・退勤】

    夜勤(当直)スタッフへ引き継ぎ、部内研修会(月数回)への参加、定時帰宅

日中は、調剤や混注業務に加えて、病棟での服薬指導、他職種とのカンファレンスなど、多岐にわたる業務を計画的に進めます。患者さまと直接コミュニケーションを取りながら、専門知識を活かして日々の治療計画をサポートしていくのが特徴です。

【夜勤(当直)】病院薬剤師のスケジュール例

  1. 【業務の引継ぎ】

    日勤のスタッフから、注意が必要な入院患者の状況や緊急対応の申し送りを受ける

  2. 【夕方~夜間:緊急対応・定期業務】

    救急外来や緊急入院患者の処方調剤、病棟からの薬の問い合わせ(DI)対応

  3. 【仮眠前の最終チェック】

    定時の臨時処方や注射薬の準備、夜間の救命救急センターへの薬の払い出し

  4. 【夜間当直(仮眠・随時対応)】

    交代で仮眠をとりつつ、救急搬入や緊急手術に伴う「突発的な調剤依頼」にオンコールで対応

  5. 【早朝業務・片付け】

    朝一番の処方チェック、夜間に動いた医薬品のカウントと補充

  6. 【申し送り・退勤】

    日勤スタッフへの朝礼引継ぎ、業務終了(明け休みへ)

夜勤(当直)は、救急搬送や入院患者さまの急変への対応など、その場に応じた臨機応変な動きが求められます。日中より限られた人数で対応するため責任も伴いますが、病院の機能維持や急性期の医療現場を直接支える重要な役割を担います。

病院薬剤師に求められるスキル

病院薬剤師が指を立てている画像

病院薬剤師を目指す場合には、現場が求める「資質」と、将来目指せる「専門性」の全体像を掴んでおくことが大切です。病院では高い専門知識が求められるイメージがありますが、ベースとなるのは「これまで培ってきたスキル」です。

ここでは、病院薬剤師に求められる「3つの資質」と、キャリアの可能性を広げる「専門・認定薬剤師」の資格について解説します。

病院薬剤師に求められる「3つの資質」

医療チームのハブとなる「コミュニケーション力」

病院薬剤師は、医師や看護師、管理栄養士など、多様な専門職がそれぞれの強みを活かして患者さまを支える「チーム医療」に加わります。その中で薬の専門家として意見を交わし、円滑な連携を図るためのコミュニケーション能力が求められます。また、病室を訪問した際には、患者さまのプライバシーや気持ちに深く寄り添い、日々のわずかな体調の変化や疑問を安心して打ち明けていただけるような関係性を築く対話力は、チーム医療を支える大切な要素です。

突発的な状況にも慌てない「柔軟な対応力」

とくに病棟業務や救命救急業務などでは、患者さまの病状の急変や緊急搬送による臨時処方など、スケジュール通りに進まない場面もあります。緊迫した状況でも動揺せず、今何が最優先かを見極めて的確に行動できる、柔軟な対応力とメンタル面の安定性が求められます。

日々更新される医療を自発的に学ぶ「知的好奇心(情報収集力)」

医療技術の進歩に伴い、新しい医薬品の登場や治療ガイドラインの更新は日々行われています。継続して新しい医薬品情報を自発的に収集・評価し、院内の医療スタッフへ共有していくためには、能動的な学習姿勢や、自身の専門性を高めたいという知的好奇心が重要になります。

【活かせる資格とキャリアアップ】認定薬剤師・専門薬剤師について

調剤薬局でもおなじみの「研修認定薬剤師」は、病院でもベースの知識として活かすことができます。その上で、病院という臨床の現場だからこそ、特定の疾患や薬物療法に特化した「認定薬剤師」や「専門薬剤師」といったスペシャリストの資格を極めていくことも可能です。

これらは日本病院薬剤師会などが認定する資格であり、取得することで客観的な専門性の証明となり、院内での信頼性やキャリアの可能性を広げることにも繋がります。中でも以下の5つの領域は、病院でのチーム医療において中核を担う重要な専門分野です。

がん領域(がん薬物療法認定薬剤師)

日々進歩するがん化学療法(抗がん剤治療)において、医師や看護師と連携しながら安全かつ効果的な薬物治療を支える専門家です。複雑な治療計画(レジメン)の監査や、無菌室での抗がん剤の調製、さらには吐き気やしびれといった副作用を和らげる支持療法の提案なども行います。

感染制御領域(感染制御認定薬剤師/感染制御専門薬剤師)

院内全体の感染症対策や、適切な抗菌薬の使用を推進する役割を担う専門家です。感染制御チーム(ICT)や抗菌薬適正使用支援チーム(AST)の一員として、抗生物質などの薬物血中濃度モニタリングを用いた適切な投与設計を行い、耐性菌の発生防止や安全な医療環境の維持に貢献します。

精神科領域(精神科薬物療法認定薬剤師/精神科専門薬剤師)

精神科医療において、患者さま一人ひとりに合わせた薬物療法をサポートする専門家です。向精神薬の多剤大量処方の適正化に深く関わるほか、患者さまが安心して継続して服薬できるよう、心理的側面に配慮した服薬指導を行います。

妊婦・授乳婦領域(妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師/妊婦・授乳婦専門薬剤師)

妊娠中・授乳中の女性における薬物療法の安全性と有効性を客観的に評価する専門家です。母子への影響(胎盤通過性や母乳移行性など)を科学的根拠に基づいて検証し、不安を抱える患者さまへの丁寧なカウンセリングや、医師への処方提案を行います。

HIV感染症領域(HIV感染症薬物療法認定薬剤師/HIV感染症専門薬剤師)

長期的なコントロールが可能となったHIV感染症治療において、持続的な服薬(アドヒアランスの維持)を支える専門家です。抗HIV薬特有の複雑な副作用や、他疾患の薬との飲み合わせをチェックし、多職種と連携しながら患者さまが日常生活の中で安心して治療を続けられるようサポートします。

他業種から病院へ転職する際に注意・確認しておきたい「4つのポイント」

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病院薬剤師は臨床現場に深く関われそうで魅力的と感じる一方で、調剤薬局やドラッグストアでの経験が長い方ほど、一歩踏み出すのを躊躇してしまうケースも少なくありません。

転職後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、以下の4つのポイントに注意し、事前にしっかりと確認・準備をしておくことが大切です。

業務範囲の広さと教育体制の確認

調剤や服薬指導に加え、抗がん剤の混注や夜勤・当直など、病院ならではの業務に対し「専門知識についていけるか」と不安を感じる方は多いでしょう。ここで注意すべきは「教育体制(研修やフォローアップ)が整っているか」を事前に確認することです。入職後のサポート体制が手厚い病院を選ぶことで、「業務内容や専門知識」に対する心理的ハードルを下げることができるでしょう。

「多職種連携」を前提としたコミュニケーションへの意識転換

薬剤師中心のコミュニティから、医師や看護師など他職種と日常的に連携する環境へと変わることに不安を感じる方も多いのではないでしょうか。病院では指示を待つだけでなく、チーム医療の一員として自ら専門的な意見を伝える積極的な姿勢が求められる点に注意しましょう。なお、在宅医療などで他職種との連携や残薬管理の経験がある方は、病院でもその経験が活きてくるでしょう。

これまで以上に動く働き方への体力面の準備

病院薬剤師は、調剤室と病棟を行き来するなど、想像以上に病棟を動き回る働き方になりがちです。これまで比較的同じ場所で落ち着いて業務を行っていた方は、体力的な負担や、複数の業務が並行する忙しい環境への適応が必要になることを事前に想定しておきましょう。

ワークライフバランスにおける「譲れない条件」の明確化

「子どもの保育園のお迎えがある」「家族の介護がある」など、時間に制約がある方にとっては、「急な臨時処方や病棟対応で、定時に退勤できないのではないか」「そもそも当直やシフト制の勤務に対応できなければ、採用されないのではないか」という不安を感じるのは当然でしょう。仕事と家庭のバランスが崩れてしまうことへの懸念から、転職への一歩を踏み出せないケースも見られます。

病院薬剤師への転職を検討している場合は、「夜勤の有無」「残業の許容範囲」「休日の希望」など、ご自身のライフスタイルにおける譲れない条件を明確にしておくことが重要です。

転職前に知っておきたい「他業種との3つのギャップ」

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調剤薬局やドラッグストアとは異なる、病院特有の環境や評価軸を理解しておくことは、納得のいく転職活動への第一歩と言えるでしょう。ここでは、他業種から病院へ移る際に、あらかじめ押さえておきたい「3つのギャップ」を解説します。

年収は下がる傾向にある

一般的に、調剤薬局やドラッグストアに比べると、病院薬剤師は基本給や手当の構成から、年収が下がる傾向にあります。「収入の高さ」を優先するか、それとも「臨床現場で専門性を磨くやりがい」を取るか、ご自身のキャリアビジョンとすり合わせた上で、納得感を持つことができるかが大切です。

病院薬剤師の具体的な給与相場や、薬局との年収差が気になる方は、以下で詳しく解説しています。

能動的に学ぶ姿勢(自己研鑽)が重要

病院では、治療ガイドラインの更新や新薬の登場など、覚えるべき情報が流れていきます。指示を待つのではなく、自ら進んで文献を調べ、症例から学びに行く「能動的な自己研鑽」の姿勢を意識することが重要です。

「接客」から「医療」へのマインドセット転換

薬局やドラッグストアでは「丁寧な接客・サービス」の側面も重要視されますが、病院で向き合うのは「入院治療中、あるいは急性期の患者さま」です。治療のフェーズや患者さまが置かれている状況が異なるため、より医療従事者としての関わり方に意識を切り替える必要があります。

これまでのスキルを活かし、病院薬剤師として新たな一歩を踏み出してみませんか

病院薬剤師3人の画像

病院薬剤師は、スペシャリストとしてチーム医療に深く関わることができる魅力的な仕事です。調剤薬局・調剤併設型ドラッグストアでの働き方とは異なる部分もありますが、過度に心配する必要はありません。

患者さまの心に寄り添う服薬指導・調剤の正確性など、皆さまがこれまでの現場で日々磨いてきた経験は、病院でのチーム医療においても活きる基礎となります。

まずは情報収集や現場見学を通じて、あなたに合った働き方を見つけてみませんか。「今すぐ転職するつもりはないけれど、将来の選択肢を知っておきたい」「自分の今のスキルが病院でどう評価されるか客観的に聞いてみたい」といった段階でも、ぜひお気軽にご相談ください。

ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2026/08/20

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