カソデックス錠
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Q |
何のお薬？処方目的は？ |
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A |
適応症は「前立腺癌」です。加齢と共に増加する男性の病気として前立腺肥大、前立腺癌がありますが、発生する場所も性質も異なる病気です。前立腺肥大は良性腫瘍で転移することはありませんが、前立腺癌は悪性腫瘍であり、前立腺の外に広がって他臓器に転移します。 また、前立腺癌は男性ホルモンであるアンドロゲンの影響を受け増殖する疾患です。前立腺肥大症では残尿感、頻尿、排尿困難等が見られますが、前立腺癌は初期症状がほとんど見られません。進行し腫瘍が大きくなると前立腺肥大症と同じような症状が現れます。 本剤は、男性ホルモンであるアンドロゲンが、アンドロゲン受容体に結合するのを阻害する働きがあります。男性ホルモンはステロイド骨格を有していますが、本剤はステロイド骨格を有しません。 |
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Q |
副作用について |
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A |
重大な副作用として劇症肝炎、AST、ALT等の上昇を伴う肝機能障害、黄疸や白血球減少、血小板減少、間質性肺炎、心不全、心筋梗塞があります。また、主な副作用として乳房腫脹、乳房圧痛、下痢、光線過敏症、ほてり、勃起力低下等が報告されています。本剤は肝臓でほぼ完全に代謝を受けるため、服用中は定期的に肝機能検査を受けているか、全身倦怠感、黄疸等の肝機能障害と疑われる症状が生じていないか確認しましょう。 |
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Q |
注意すべき併用薬は？ |
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A |
ワーファリン等のクマリン系抗凝固血薬との併用により、クマリン系抗凝固薬の作用を増強させるおそれがあります。血液凝固能検査等、出血管理を十分に行いながら投与する必要があります。 |
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Q |
飲み忘れた時の対処法は？ |
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A |
次の服用までに8時間以上空いていれば、気が付いた時に服用します。8時間以上空いていない場合には服用せずに、1回分とばして次の服用時間に1回分を服用するように説明しましょう。 |
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掲載日: 2018/03/05
※医薬品情報は掲載日時点の情報となります
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