虫刺されや痒みなどに用いるムヒシリーズ、ステロイドを含んでいるものは次のうちどれ?

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虫刺されや痒みなどに用いるムヒシリーズ、ステロイドを含んでいるものは次のうちどれ?

    液体ムヒS2aには、抗ヒスタミン成分であるジフェンヒドラミン塩酸塩やステロイド成分であるデキサメタゾン酢酸エステル、抗炎症成分であるグリチルレチン酸などを配合しており、かゆみ、虫さされ、皮ふ炎、かぶれ、じんましん、しっしん、しもやけ、あせもに効能があります。ステロイドであるデキサメタゾン酢酸エステルは、強さのランクは最も低いウィークステロイドです。

    現在「ムヒシリーズ」でステロイドを含むのは「ムヒアルファSⅡ」、「ムヒアルファEX」、「液体ムヒS2a」、「液体ムヒアルファEX」です。

    一方、1:ムヒSや3:ポケムヒSには、ステロイドは配合されていません。ステロイドを避けたいというお客様もいらっしゃるため、把握しておくと良いでしょう。

    服薬指導POINT

    虫刺されは、痒くてもかかないようにすることが重要です。かきこわしによる二次感染や症状悪化を防ぐため、できるだけかかないように指導しましょう。

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    鈴木 伸悟(すずき・しんご)さん
    有限会社ウインファーマ セルフメディケーション推進室室長。過去に勤めていた大手ドラッグストアでは特定のOTC医薬品販売で全国首位を獲得した経歴を持ち、自身でもSNSを通して薬剤師・登録販売者向けにOTC医薬品の役立つ情報発信を行う。日経DIプレミアムではコラムの連載を持つなど多方面に活躍している。
    掲載日: 2023/08/04
    ※医薬品情報は掲載日時点の情報となります

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