アレルギー専用点眼薬であるロートアルガードクリニカルショット、妊娠中や授乳中に使用を検討できる?できない?

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アレルギー専用点眼薬であるロートアルガードクリニカルショット、妊娠中や授乳中に使用を検討できる?できない?

    ロートアルガードクリニカルショットは、抗アレルギー成分であるトラニラスト、抗ヒスタミン成分であるクロルフェニラミンマレイン酸塩、抗炎症成分であるプラノプロフェン、新陳代謝を促進する成分であるタウリンを配合した商品です。全有効成分が最大濃度配合※(※既承認一般用眼科用薬中(令和元年5月現在))されていることからも、花粉などのアレルギーによるつらい目のかゆみ・充血・異物感に選択肢となります。

    ただしロートアルガードクリニカルショットは、妊婦または妊娠していると思われる人および授乳中の人は、「してはいけないこと(禁忌)」とされ使用できません。またOTCの点眼薬では年齢制限のある商品は少ないですが、7歳未満の小児にも使用できませんので注意しましょう。

    服薬指導POINT

    ロートアルガードクリニカルショットは、従来の一般用アレルギー用点眼剤を2日間位使用し、十分な効果が得られなかった方におすすめするようにしましょう。

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    鈴木 伸悟(すずき・しんご)さん
    有限会社ウインファーマ セルフメディケーション推進室室長。過去に勤めていた大手ドラッグストアでは特定のOTC医薬品販売で全国首位を獲得した経歴を持ち、自身でもSNSを通して薬剤師・登録販売者向けにOTC医薬品の役立つ情報発信を行う。日経DIプレミアムではコラムの連載を持つなど多方面に活躍している。
    掲載日: 2023/02/24
    ※医薬品情報は掲載日時点の情報となります

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